対面 わかるけど知らない人と
扉を開けた先にいたのは五人の人間と一人のトカゲ男だった。異世界者がいるときいてきたんですがどういうことですか?
目線で田原さんに問いかけると
「私がいつ世界が二つだといったんですか」
と言われてしまった。
「今現在確認されている中でも143の世界があるんですよ」
「ちょうど召喚された数と同じですね。あれ?でも田原さんって?」
「気づいているとは思いますが私も異世界者です。但し、よばれたのがあなたと同じ世界のようなので143になっています。ですがおそらく、まだ大量に世界があるとおもいますよ」
どうやらかなりスケールの大きい話だったやうだ
そうしていると六人の男女がこちらにきていた。そして田原さんと謎言語ではなしていた。どうやら簡単に俺を紹介しているようだ。
話し終わると田原さんが話しかけてきた。
「左から、ミラルくん、マーシュくん、ティラくん、キルトさん、トーミさん、そしてグラディくんです」
男、男、男、女、女、トカゲ男の順だ。
「このあと言葉を覚えてもらいますからそのあとで、詳しく自己紹介して下さい」
とのことだった。
しかし言葉を覚えてもらうか………
外国語苦手なんだよなぁ。ま、勉強するしかないのだろうけど。
そんなことを考えていると、
後ろで扉が開く踊り音がした。
「ああ、やっと落ち着いたようですね、大丈夫でしたか?蹴られ☆¥%*=#〆○」
あれ、耳がオカシイナア、ナンデダロウ。
メノマエヲミレバワカルケレド。
目の前にいたのは
田原さんと同じような服装をした人と
その人につれて来られていた
真っ黒いやや大きめの瞳に
少し長めの黒髪の
自分に似た少女だった