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君は壊れて僕は欠けて  作者: ルーガ
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二日目の朝

異世界に来て二日目、二泊3日の林間学校よりも落ち着いたテンションで朝を迎えた俺は、着替えて歯を磨いて部屋で田原さんを待っていた。昨日のうちに8時に呼びにいきますといわれていたからだ。そして8時、田原さんと部屋を出て寮の玄関で待つ。すると深愛さんが目を擦りながらこちらに歩いて来た。

当然ながら、寮は男女で区画が別れていて、深愛さんの方には田原さんが女性の使用人(主に洗濯をしてくれている)に頼んでボイスレコーダー(この世界にあったのか)を渡してもらったそうだ。

「おはよう」

深愛さんが俺に挨拶した。が、田原さんには無し。まあ、あたりまえである。

俺も「おはよう」と返して、田原さんを見た。

「まずは朝ごはんを食べましょう」

そう言って田原さんは玄関を出た。俺と深愛さんも続く。


食堂で朝ごはん(パン、スクランブルエッグ等)を食べ終え、今日は何をするのかと田原さんに聞くと、「言葉を覚えてもらいます」と返ってきた。

そうだよなぁ、覚えないと不自由だもんな、でも俺外国語苦手なんだよな。苦労しそうだなと考えていると、「と言っても魔法で覚えてもらいますから特に気負わなくてもいいですよ」

え、そんな便利なものあるの?

「さすがは異世界ですね」

「私が来た時はそんなものありませんでしたから、羨ましいですよホント」

「そういえば、田原さんはいつこの異世界に来たんですか?」

「十年くらい前ですよ、とここですね」

着いたのは最初の神殿のような建物だった。

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