4話 失敗作と成功作
小説に出てくる名前などは実際の物と全く関係がありません。
今回もよろしくお願いします。
~あらすじ~
亡き恋人を探すために旅立ったザックス・アンドレスとキリヤ・スタンデンは途中、ルメリ・ミサリと出会い一緒に旅をすることになった。3人は英国系日本人で、生まれたときにイギリス側の人体実験により体内に特殊能力を入れられていて戦争の兵器とし使われていた。旅の途中テイトというザックスの友人に出会いテイトを3人は助けることにした。待っていたのは暗く寂れていた街。そして呪われ襲ってくる町の住民。3人が探しているのはその呪った犯人。見つけられるのか?
第4話「」
「よし、抜けれたぞ!」
「みんな大丈夫?」
「あぁ、なんとか通り抜けれたようだな」
と4人は安心する。
「しかし、犯人はどこにいるんでしょうか?」
とテイトは質問を投げる。
「そうだなぁ。よし手分けで探すぞ」
といい、4人は探しにいった。
・・・
・・・
「はぁはぁはぁ 駄目だ。どこにもいねぇな」
「ぜんぶ。。。探したつもりだったんだけど はぁ」
「よし、よく考えるんだ。探していないところを。」
と4人は息を切らせながら考え始めた。
「うーん。。。」
「もしかして遠くから制御していたりして・・・」
とるめりは言ってみる。
「いや、もし仮にこれが術ならば近くからしか制御はできません。」
とテイトは答える。
そうすると4人はまた黙り込み考え始めた。
「そ。。そういえばあの小さな小屋が気になるわ。」
と、キリヤはいう。
「なんでだ?」
と3人は疑問に思う。
「あの小屋、古い食器棚しかなかったの。しかも壁の真ん中に。ねぇ?ちょっと気にならない?」
とキリヤは説明する。
「それもそれでおかしいな。ちょいいってみるか」
とザックスはいい、4人はその小屋へと向かった。
・・・
・・・
小屋に着き入ってみた。小屋は1部屋しかなくそこまで広くなかった。
そしてキリヤのいってた通り、食器棚がポツンと何かを隠すように置いてあった。
「やっぱりなにか怪しいですね」
とルメリはつぶやく。
「テイト。動かすぞ」
とザックスは言う。
「了解でし!」
とテイトは叫び食器棚を動かす。
ガガガガ
ガガガガ
すると食器棚が隠してあったところから地下へと続く階段を見つけた。
「わぁ、本当にあった・・・」
とルメリは驚きを隠せなかった。
「よし、いくぞ あまり時間もないしな」
とザックスはいい4人は地下へと進んで行った。
・・・
・・・
地下通路はコンクリートで囲まれていて電気もついていたからまるで外とはぜんぜん違う感じだった。
「久しぶりにこんな明るい場所を見たような気がするな」
とその瞬間に横からシャッターが閉まった。
「おい。。。なんだこれは・・」
とすると、前のシャッターだけが急に開きある女が前から歩いてきた。
「あら~勝手に人のアジトに入るなんていい度胸ね。お姉さんはそういうことあんまり好きじゃないけどね」
「何よ!この女!そんなあんただってドンだけひどいことしてると思っているのよ?」
とキリヤは抵抗する。
「おい、お前やめろよ」
とザックスは言う。
「あなた勘違いしているみたいだね、私は確かにこの街を使って実験しているのよ。あなた達みたいな失敗作よりもいい兵器を作るためにね!」
「く・・・・・くっそ・・・」
と殴りかかろうとするキリヤを止めるザックス
「おい、やめろ」
「だって・・・」
そしてザックスは前に立つ
「お前は今俺たちのことを失敗作と言ったな。」
「えぇ、昔の頭の悪い科学者が作った失敗した兵器よ、私はそんな失敗作よりも強い兵器を作ってこの国に認めてもらうの。だってこんな失敗作を作った科学者でもイギリスに認められたのですから。私の名前はアナ・クロイアル 将来、イギリスで有名になるから名前でも覚えておいた方がいいわよ。」
狭い地下通路に緊張感が走る。4人は「失敗作」と言われ怒りでいっぱいになっている。
「失敗作失敗作・・・・ 僕たちがどんな思いで戦争に行き どんな思いでここまで生きてきたと思っているんですか!? あなたは人間をものだと思っているのですか?確かに僕たちは戦争に使われた兵器なような物です!でも一人の人間でもあるのです! 失敗作だろうが成功だろうが人間なんですよ!?」
とテイトは怒鳴る。
「そうねぇ 一応人間としては認めてあげようかな。じゃあねぇ 今日は君たちに新しい兵器を見してあげるわよ。この兵器はねあなた達と違ってなんでも言うことを聞いてくれるの。いいでしょう?
さぁ、始めるわよ?」
とアナは言い奥からたくさんの大群がやってきた。
「な、、、何よこの数・・・ありえない・・・」
とルメリは言う。
「さぁて私の最新兵器を見してあげるわ! まずはこの失敗作を粉々に切り刻むのよ!」
「くっ。。。。」
ザックスは自分のダークバリアで3人を守る
「お前らぁ これは結構厳しいぞ、気を付けるんだ!」
そして4人は新兵器と戦いに出る。
-end-
読んでいただきありがとうございます。
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