24話 手紙
☆この小説に出る登場人物の名前は実際の団体名・個人名とは一切関係ありません。☆
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今回長くかぎすぎた。 多分途中から意味分からなくなってると思うけど勘弁して下さい(´・ω・`)
確かザックスの母さんが新で2年後のはずだった。
なんとザックスは研究によって特殊能力を自分の体内で開発されていたことが分かった。
その能力こそ「テイクオーバー」
テイク―バーは自分の感情や気持ちなどが混乱したりすると持っている特殊能力から予測不可能と言われるほどの能力が出てくると言われる。 それも無意識で。
テイクオーバーが出来ると確認されたのはこの世界でも少ない。
それにザックスの場合は普通のテイクオーバーとは違い何倍ものの威力があると言われている。
ちなみにマリが死んだ時もテイクオーバーが確認されていた。
あの時は最終的に大爆発を起こし相手の敵を殺したはず。
それほどの威力だった。
それがまた自分の目の前で。
「(私じゃ止めれない・・・)」
ザックスは相手にひたすら攻撃をしていた。
もう黒い服の男には意識が見えなかった。
キリヤは思い出していた。
ザックスが言った言葉『俺は人の命がなくなるのは嫌いだ』
キリヤはその言葉が今のザックスと矛盾していることに気付いた。
そして、キリヤはすぐに外へと出た。
「あ、危ないのじゃ!?」
と小さいキリヤは言う。
「(わかってるそんなの、でも私にできること)」
しかし、ザックスは止めを刺そうとしていた。
「ザックス!」
とキリヤは叫ぶ
ザックスは最後のとどめを刺すところを止めた。
「あんた、自分で言ってたわよね? 人の命が消えるのがいやだって!
あんた、今人を殺そうとしているよね? どんな命でもなくなっていい命なんてないんだよね?
じゃああんた今何してんの? ねぇ?ザックス!!」
というとテイクオーバーしたザックスは叫び始めた。
「わかってる、今のあんたが私の声が聞こえないことなんて。
でも私は聞こえなくても届いてるって信じてる・・・
だから・・・」
というと小さいザックスが私に向かって走って押し倒した。
ド―――――――――――ン
今までに聞いたことないほどの爆発音だった。
「(まさか・・・)」
・・・・・・・・
「大丈夫?ねぇちゃん?」
と小さい頃のザックスは声を掛ける。
「あれ・・・どうしたの・・・」
とキリヤは言う。
「良かったぁ。 どうやら爆発の影響で気絶してたみたいよ。」
と小さい頃のキリヤが言う。
「そうなんだ・・・ あっ ザックスは!?」
とキリヤは思わず言う。
「あぁ大きい方の俺か・・・ そいつなら向こうで・・」
と小さい頃のザックスは言う。
「気づいちゃったの?」
とキリヤは聞く。
「まぁ、あんな技使えるの俺だけだからな。 それより行かなくていいのか?」
と小さい頃のザックスは言う。
そしてキリヤは走ってザックスのところへ行った。
「ひどいけが・・・」
ザックスは酷い怪我を負っていった。
そしてキリヤはザックスを抱え家へ戻った。
ザックスはしばらく目を覚まさなかった。
その間にキリヤは小さい頃の2人にすべてを説明した。
その説明をすると小さい頃のザックスは何か手がかりがないかと外へ探しに行った。
今までそんな記憶はなかったがキリヤは記憶が書き換えられている感じだった。
すると小さい頃のキリヤはキリヤにある手紙を渡した。
「ねぇ大きい方の私。これ、ザックスの家のテーブルの上に置いてあった手紙なんだけど大きい方のザックスに渡しといて。 多分そっちの方がいいと思うから・・・」
と小さい頃のキリヤはいい
「わかったわ。 必ず渡しておくよ。」
とキリヤは言うと小さい頃のキリヤは家へと帰って行った
キリヤはその手紙をこっそりと呼んでいた。
・・・・
・・・・
3時間後ぐらいザックスは目を覚ました。
ザックスが戦った相手は爆発音を聞いてやってきた警察が署まで送って行ったがその時警察は帰って行った。
「うぅ・・・ここは・・・」
とザックスは言う。
「あんたの小さい頃の家よ。」
とキリヤは少し離れたところからザックスに言う。
「俺はあいつを・・・」
とザックスは言う。
「私の気持ち・・・届いてくれたんかな? 相手の息はあったらしいよ。それと手当してあげたの私だからね!!」
とキリヤは言うが
「は?なんのことだ?」
とザックスは言う。
「何よ!! もういいし。 それよりそこにおいてある手紙を呼んで見てよ。きっとあんたの気持ちもすっきりするんじゃない?」
とキリヤは言う。
「なんだよ、その言い方 まさか人の手紙でも見たんか?」
とザックスは言いながら手紙を見る。
するとザックスは涙を流し始めていた。
『ザックスへ。
今日はちょっと隣の町まで買い物に行ってくるから少しの間留守番しておいてね。
夜までには帰ってくるつもりだから。もちろん覚えてるわよ。今日が私の誕生日だって。
朝は人の話を聞かないで怒りながら学校へ行ったけどそれについてはまた後日説教をするわ。
誕生日会楽しみにしているわ。だけど、プレゼントはそんなに高価なものはいらないよ。
だって、私は最高のプレゼントなザックスを・・・・』
お母さんはこの手紙を書いている途中に殺されたんだとザックスは思った。
少しにじんでいる血が手紙に着いていた。
「ねぇ、ザックス?もうこれで、いいわよね?」
とキリヤは聞く。
「あぁ」
とザックスが答えたとき2人はあの時のように体が光で消えかけていた。
「これって・・・」
「どうやら戻れるみたいだなぁ。」
「そっか・・・」
とキリヤは言う。
「(ヒントをくれてありがとう。小さい頃の私。)」
とキリヤは思っていた。
・・・・
・・・・
2人が目を覚ました時、見えていたものは白い天井だった。
「戻れたのかしら・・・」
とキリヤはつぶやいたとき。
「キリヤさん!!目を覚ましてよかったです!!」
とルメリは言う。
ルメリが言うにはキリヤ達は道の途中で倒れていてそれを偶然ルメリとテイトが見つけあまりにもひどい怪我をしていたので病院へ運んだという事だった。
「ミイナは大丈夫なの?」
とキリヤはルメリに聞く。
「えぇ、ミイナさんも特殊治療を受けてすぐに退院することが出来るそうです。」
とルメリは答える。
「キリヤさん、一つ聞いていいですか?」
とテイトは言う。
「ええいいわよ。」
とキリヤは言う。
「ザックス兄さんの傷って・・・ もしかしてテイクオーバーでも?」
「その通りよ」
「止めることは出来なかったのですか?」
「ごめん、あの時の力とは全然違っていたから・・・・」
「そうですか・・でも命に別状はない見たいので良かったです。それと緊急処置も丁寧に出来ていたから一命を取り戻せたと医者は言ってましたよ。」
「そっかぁ・・・」
と2人は話していた。
「テイクオーバーかぁ。」
と外である男が一人つぶやいていた。
・・・・
・・・・
4日後
2人は無事退院することができザックスは調子も取り戻していた。
「なんやかんや言ってー最後の街はここだったー!! チェックもできたしー郵便局に入院代の請求書も送ることできたしー いよいよ最後の山へ向かうだけだー!!」
とザックスはテンションが高かった。
「あんたさぁ、人がどれだけ苦労したと思っているのよ?」
とキリヤは言う。
「えぇっ?なんだそれ?」
とザックスは言うとキリヤはザックスに一発殴る。
「おいおい、けが人だぞ!こっちは!!」
と2人は喧嘩している。
「それより、もうここまでこれたなんて早かったですねー。」
とルメリは言う。
「そうでもなかったのじゃ?結構予定がオーバーしていますよ。」
とテイトは言う。
すると後ろから走ってくる少女がいた。
「はぁはぁ・・・あのぉ!!」
と走ってくるのはミイナだった。
「あれ、お前はミイナか?」
とザックスは聞く。
「はぁはぁ・・・ あのザックスさん、キリヤさん、ミイナさん、テイトさん 私と父さんを助けてくれてありがとうございました。」
とミイナは丁寧に言う。
「いやいや、俺は何もしてねぇよ。 礼言うならこの2人に言ってくれ。」
とザックスは言う。
「そして、これが父さんからのお礼の手紙です。」
とザックスは手紙を受け取る。
「あと、ザックスさんお願いがあるんですけど・・・ 話は全部医者から聞きました。
もしよかった恩返しというか・・・ この旅についていかせてください!」
とミイナは旅の用意をリュックにからっていた。
「そこまで用意してるならなんて・・・」
とキリヤは言う。
「いいんじゃねぇの? でもよ、これからが厳しいけどいいのか?」
とザックスは聞く。
「私の力でいいのなら手伝わせてください!!」
「よし、わかった5人で行こう!!」
と5人は最後の山へと向かっていた。
-end-
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