23話 テイクオーバー
☆この小説に出る登場人物の名前は実際の団体名・個人名とは一切関係ありません。☆
今回も小説を読んでいただきありがとうございます。もしよかったら、評価・感想・お気に入りを宜しくお願いします。
-現実世界
「とりあえず、戻ってこれたもののザックスさん達をどうやって取り戻すかを考えないと・・・」
とルメリは言う。
「まず、ミイナさんを見つけるほがいいのでは? きっとあの女もミイナさんを狙っているに違いないですよ。 僕たちを眠らせるぐらいなんだから」
とテイトも言う。
「でも、なんで私達だけ戻れたんでしょうかね?」
「きっとあの時に何か2人の共通点があったのでは?」
「じゃあ私たちには共通点がなかったっていうこと?」
「だと思いますが・・・お互いが苦しむことが・・・」
と2人はミイナとあの女を探しながら歩いていた。
すると
「あ、あれは・・・」
とテイトは言った
「どうしたの?あっ・・・あれミイナさんじゃない?」
と二人は急いで走って行ったがあと少しというところで見えない壁でふさがれていた。
2人は壁に電気が通っていたから麻痺しいた。
「うっ・・・」
「まっさかぁ こんな原始的な方法に引っかかるなんて・・・ おかしな人たちね~」
とあの時の女が現れた。
「あなたわ・・・・」
「なんで、あなた達を連れ戻したかわかるかしら? それはね 私の相手をしてもらうためよ・・・」
「いいでしょう・・・ 僕たちが・・・相手をしましょう。」
とテイトは言う。
「ふふぅん おもしろいわね 私のスピードに追い付くかしら・・・」
とその女は瞬間移動でテイトの後ろへ回った。
「こっちよー」
とその女はテイトを剣の持つところで殴る。
「ぐはっ。。。」
「(剣術師なのかしら・・・)」
とそのあとに女はルメリのところへと向かう
「あなたも殺される運命になるんだわ―」
と女は言う。
しかし
「剣術なら私が相手をしましょう。 あなたの攻撃は全て見えてますから。」
とルメリは言う
「ほぉう 剣術ね。 ならばどっちが先に死ぬかを競い合いましょう。」
と言い女はルメリに向かっていった。
2人は剣を使い攻撃をしていった。
・・・・
・・・・
ーザックスたちの世界
「ちょっと・・ザックス・・・どこ行くの?」
とキリヤはどこかへ向かうザックスに声を掛ける。
「あ・・・あいつは・・・」
とザックスは言う。
そして、ザックスは今にも飛び掛かろうとしていた。
しかし、同時に家から小さいザックスが飛び掛かって行った
「おい、てめぇーこのやろー 俺のかあさんを・・・」
と小さいザックスは怒鳴りこみ黒い服を着た男に襲いかかる。
キリヤはザックスを引き返した。
「(そうだ・・・思い出したわ。あの時ザックスは黒い男を見つけた後すぐに飛び掛かって・・・)」
すると次に小さいキリヤも出てきた。
「ちょ!!ちょっと!ザックス!!」
キリヤが横を見た瞬間ザックスは居なかった。
そして黒い服の男を見るとザックスが歩いて向かっていた。
「おい、ガキ てめぇ離れとけ。 こいつは俺が殺す。・・・・」
とザックスは小さいザックスに言う。
「お前こそ誰だよ!いきなり出てきて」
とするとザックスから今までも見たことのない闇の力が出ていた。
「(テイクオーバー?)」
とキリヤはふと思い 小さいザックスと小さいキリヤを家の中に入れた。
「ちょっと!?お前誰だよ?」
と小さいザックスはキリヤに聞いてくる。
「ちょっとおとなしくしときなさい。」
とキリヤは言う。
それを見て小さいキリヤは何か不自然のような目でキリヤを見ていた。
「おい、あいつは俺の母さんを殺したんだ、俺があいつを殺すんだ!」
と小さいザックスは言う。
キリヤは窓から外を見ていた。
「(もし、あれがテイクオーバーならザックスの身が・・・)」
外では
「おいおい、誰だよ。お前 いきなり俺にキレてくるなんて・・・ いったい俺のなんだっていうんだね?」
「勘違いも・・・よして・・・もらいたいなぁ・・・・俺の苦しみを作り上げた人よぉ!!!!!!!」
というとザックスは暴走し始めた。
黒い光が家の窓から入ってきた。
・・・・
・・・・
光が収まったころ ザックスは黒い光で包まれ本当の姿が見えなかった。
「ちょっと!何が起きてるんだよぉ!」
と小さいザックスは言う。
そしてザックスは黒い服の男の攻撃をよけながら攻撃していく。
「これが未来のザックス・アンドレスか・・・ ふふっん おもしろい・・・」
と黒い服の男は言う。
-現実世界
そのころルメリと女は戦っていた。
「なかなかやるじゃない小娘」
と女は言う。
「何、弱気になってるのですか?」
とルメリも言う。
しかしお互い顔面から血を流していた。
「ならば、私の本気を見せてあげましょうか。」
といい女はルメリの動きを止める。
「はっ!!」
とルメリは驚く。
「そして、ヒュッと・・・」
と女は言うと女は大きな岩にルメリの身を張り付けた
「本当はこんなことしたくないんだけど・・・ なんていうのか・・・ 死んでもらう訳ね。」
と女は言う。
「(そんな・・・ 私・・・)」
とルメリは思う。
「さてと後は剣次第ね。 この剣があなたの心臓を刺すか かわすか・・・・」
と女は言う。
「(や・・・やめて・・・)」
とルメリは心の中で思う。
「これで終わり・・・」
と言うと女は走っていく。
・・・・
・・・・
「そんな卑怯な手でこの娘を殺してもらいたくはないね。」
と言ったのはテイトだった。
「ほぉ、気絶したと思ったらまだ生きていたのか。」
そう、テイトは女の攻撃を手で止めていた。
「そのぐらいの剣ならこの手でも止めれるね」
とテイトは言う。
「あなたと同じやり方をしよう。」
とテイトは言うと電波術で女を遠くの岩まで飛ばした。
「ぐはっ・・・」
そして女のところにテイトがやってくる。
「最後に2つ質問をする。」
とテイトは言う。
「1つ ミイナさんになんの危害を加えた?
2つ ザックスさん達をどうやったらこの世界へ連れ戻せれるか・・・?
答えなければここで命を落とすだろう。」
とテイトは言う。
「そうね・・・どうせここで死ぬのなら本当のことを言いましょう。
ミイナ・アイルからは彼女の特殊能力の3分の1の力を奪ったわ。
この力があるだけで私たちはこの国を滅ぼせる可能性もある。
そして向こうの世界から連れ戻すには私の力ではできない。
彼ら自身のつらい気持ちを克服し、笑顔になれることだわ。」
というと女は目をつぶった。
するといきなり女は爆発した・
「そんな・・・・」
とテイトは驚く。
するとルメリはテイトのところへと向かう。
「なんですかこの爆発は・・・」
とすると
「爆発の勢いと一緒に逃げて行ったんでしょう。」
とテイトは言う。
2人はミイナを連れ安全な所へと行った。
テイトはルメリに女が言ったことを全て話した。
「どうやらほとんどミイナさんには異常はないみたいですね。」
とルメリは言う。
「それなら良かったです。 それと・・・キリヤさんには連絡を?」
「えぇ、しようと思ったんですけどつながりが悪くて・・・」
「そっか・・・」
「あ・・・あの・・・」
とルメリは言う。
「なんですか?」
とテイトは言う。
「今日は・・・助けてくれて ありがとうございます。」
「あぁ 気にしなくていいですよ。 でもこんなことが出来るようになったのはザックスさんのおかげかな・・・」
とテイトはぼそっと言う。
「私もです。 こんなに戦う勇気をもらえたのはザックスさんのおかげですよ。」
いつの間にか降っていた雨はとっくの昔に止んでいたみたいな空だった。
-end-
◇最後まで読んでいただきありがとうございますもしよかったら、評価・感想・お気に入りを宜しくお願いします。