17話 ミイナ・アイル
☆この小説に出る登場人物の名前は実際の団体名・個人名とは一切関係ありません。☆
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もうすぐラストスパートです!!
17話。
俺たちは指名手配され次のチェックポイントへ向かおうとしていたが、ちょうど山下の街がチェックポイントだったので役場に行ってサインをもらい、次の最後のチェックポイントへ向かおうとしていた。
「よっしゃ~なんやかんやいってあとチェックポイント1つじゃねぇかぁ~!!」
と大声でザックスは叫ぶ。
「本当にそうですね。でも次の街まであと350kmですけど。」
とテイトは現実を言う。
「うわぁ~350Kmってどれだけかかるんですかぁ~」
とルメリは言う。
「まぁ、しょうがないでしょ。多分この先何かが起きるかもしれない・・・って・・・ねぇザックス あそこ・・・」
とキリヤは言う。
「はぁ?なんだ?って・・・ 倒れてる?」
とザックスは道の真ん中に倒れている少女を見つけた。
そして4人はすぐに少女のところへと走っていた。
「おぉ~い 大丈夫かい?」
とザックスは声を掛ける。
「うぅ・・・」
と少女は言う。
「まだ生きてるみたいですね。」
とテイトは言う。
「とりあえず救急車を・・・」
とルメリが言った後
「そ・・・それだけはやめてください・・・」
と少女は言った。
・・・・
・・・・
とりあえず俺たちはその少女を連れて近くの街の病院へと行った。
医者は軽い貧血と言ったので俺たちは安心して帰ろうとしたが、
「ちょっと君たち、どうやらあの子君たちと話がしたいらしいよ。」
と医者は言う。
「話ですか?俺たちと?」
・・・・
・・・・
トントン
と俺たちはノックをする。
すると
「は・・はいどうぞ」
と声が聞こえたので入った。
「あ、どうも」
とザックスは声をかける。
「あの、なんかすみません」
と少女は言ったので。
「あぁ大丈夫ですよ。」
とルメリは言う。
「その・・・助けて頂いてありがとうございました。でも、わたし、もう1つ頼みがあって・・・」
と少女は丁寧に言う。
「なんだ?助けれることなら助けるぞ」
とザックスは言う。
「その、私のお父さんが何者かに誘拐されて・・・早く助けないとだめなのです!それで町の人に聞いてみたら、『向こうの街からとても強い旅人が助けてくれるかもしれない』と言われたので急いでその人たちに会わないと、と思い走ってきたのです。だからその旅人達を探してほしいのです。」
と少女は説明する。
「あ、私はミイナ・アイルです。英国系日本人なのです。」
とミイナは自己紹介する。
「あぁ、俺はザックス そしてこいつらは一緒に旅をしているキリヤとルメリとテイト。」
とザックスは説明する。
「え?ザックス? ザックスって・・・確か町の人が言ってたような・・・」
とミイナは言う。
「ん?僕たちも旅人ですけど・・・」
とテイトは言う。
「確か聞いたのは・・・ 4人組で ザックス・アンドレスがリーダーって・・・ えぇえええええ?もしかして・・・」
とミイナは言う
「多分そのもしかしてだね。」
とキリヤは言う。
・・・・
・・・・
「それでは街まで私が案内します。」
とミイナは言う。
ミイナは3日ほどで退院できてすぐにミイナの街へと向かう。
「ミイナ、ところでどれぐらいかかるんだ?」
とザックスは聞く。
「えっと軽くこのペースだと7時間ぐらいでしょうか。」
とミイナは言う。
「お前、一人で歩いてきたのか・・・ すげぇな」
とザックスは言う。
俺たちは飲み物や食料をミイナに分け合って7時間ほどかけミイナの街へと向かった。
・・・・
・・・・
「つきました ハァハァ」
とミイナは言う
「あぁ・・・ついたのかはぁはぁ」
とザックスは言う。
「それではこのゲートをくくりぬけると・・・あれ、ゲートが壊されている。」
とミイナは言う。
どうやら敵の侵入によって町のセキュリティーのゲートが壊されていた。
「そんな・・・」
とミイナは言う。
「とりあえず大変そうですね。急ぎましょう」
とテイトは言う。
街に入るとそこはとても残酷な光景だった。
「うそ・・・町のみんなが・・・」
とミイナは言う。
「うわ・・・どうしたのよみんな・・・」
とキリヤは言う。
「あ、誰か来た、隠れて」
とルメリは言った。
「っち、どこにいるんだぁ?ミイナは・・・あいつの力がないと俺たちの作戦は成功しねぇのになぁ」
と下っぱのような男が言う。
「(力?こいつらが狙っているのはミイナの力?)」
とザックスは言う。
「隠れる場所があるのでそこへ急ぎましょう。」
とミイナは4人を連れて行った
・・・・
・・・・
とある地下室
「ここなら敵も来ないと思うので安心だと思います。」
とミイナは言う。
そこは地下にできた普通の家みたいな感じな場所だった。
「ミイナ、俺はお前に聞きたいことがる。 お前特殊能力を持っているのか?」
とザックスはすぐに聞いた。
「・・・・うん、そうです。 私は水術師です。でもその中でも水術師の上位の力だそうです。」
とミイナは説明する。
「やはり、そうか。あいつらはお父さんを狙ってるわけじゃない、きっとお前の力を狙っているのだ。」
とザックスは言う。
「なるほど、お父さんはただ人質にされてるわけですね。」
とテイトは言う。
「あぁ、さらにそいつらはミイナの力を使って何かをしようとしている。 大きなことをな」
とザックスは言う。
「じゃあ、とりあえずミイナちゃんをそいつらに渡さなければいいってことね」
とキリヤは言う。
「でも、急がないとお父さんの命が・・・」
とルメリが言った時だった。
ド――――――――――ン
爆発音ともに地下の天井が崩れてきた。
「伏せろ!」
とザックスは叫んだ
-end-
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