表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/29

13話 メール

この小説に出る人物名は実際の名前と関係ありません。


もしよろければ感想・意見などを宜しくお願いします。

13話

「俺はお前らを誘拐なんぞするつもりはない。とりあえず黙って乗るんだ。


そいつらの命を捨てたくないのなら。」

と声をかけられたザックス。


「ガチャ」


と山道を走っていた車は近くの街へと行った。


「俺はザックス・アンドレスだ。お前は何者だ?」

とザックスは言う。


「俺はダディ・ソイル。同じ英国系日本人だ。今はイギリスの大学に行っていろいろと研究している。」


「そうか。しかし、なんでこいつらは倒れてるんだ?」

とザックスは聞く。


「俺も原因不明だが、街に出ればきっとわかるだろう」


―――ライドシティ


「な、、なんだこれは・・・・」

とザックスは驚く。


「どうやらこの被害は世界で起きているらしい。まだ原因はわからないが、何か全員に共通点があるはずだ。」

とダディは言う。


ガチャ。


「とりあえず、ここが俺の大学だ。そいつらを連れてこい。」

とダディは言う。


「(少しぐらい手伝えよ)」

とザックスは心の中で思う。


「おい、大学の人も倒れているのか・・・」

とザックスは言う。


「どうやら本当に世界中でみんなが倒れているみたい」

とダディは言う。


そう、テレビをつけてもラジオをつけても何も流れていなく、街は指で数えれるぐらいの人しかいなかった。


「ダディ!原因が分かった。」

と唯一倒れていない研究員が言った。


「どれだ。 なるほど・・・そういうことだったのか」

とダディは言う。


「おい、何が起きたんだ?」

とザックスは聞く。


「これは集団テロと言ってもいいだろう。原因はこの情報端末、携帯電話だ。」

とダティは言う。

「携帯?なんでそんなものが?」

とザックスは聞く。

「このメールが原因だ。」

とザックスは印刷されたその画面の写真を見る。


メールの内容は

『このメールを5人に回すとあなたの願いがかないます!さぁ今すぐ受信して3時間以内にメールを送りましょう。aksafkdasokdawufjoasdjoadkfoaodfadofa』


と、メールの本文の後に暗号のようなアルファベットが書いてあった。


「なんだこれは?」


とザックスは聞く。


「どうやら、世界中でこのメールが送られたみたいだ。」

とダディは言う。


「おい、原因はどこになっている。」

とダディは研究員に聞く。


「インターネットがダウンしていてわからないですが、いろいろ調べているとUKだとは分かりました。」


「イギリスか、、、 よし、すぐにわかったら地図を送れ!俺らはいろいろと街を回ってみる。」


・・・・

・・・・


ザックスとダディは車に乗り走り出した。

しかし。。。


「ダメだ、これ以上動けない、車が全く動いていない。」

とダディは言う。


「みんな倒れているのか?」

とザックスは言う。


「あぁ 環状線がだめなら下道を通るか。」

とダディは聞く。


「ところでなんでお前らは倒れていないんだ?」

とザックスは聞く。


「・・・・ いや、そのどうやら俺たちにある共通点は携帯電話を持っていない、もしくはメール機能がついていない携帯を持っているということだそうだ。 お前も携帯持っていないんだろ?」

とダディは言う。


「・・・・確かに俺も携帯持ってないわ。」


「いまどき携帯を持っていない人は珍しい。しかも世界中でな。 そして、こんなデマなメールがすぐに広まるという、怖い時代だ。」


とダディは言う。


と言っていると、車のナビが何かを受信した。


メッセージに

『ダディ!このメールの発信元が分かった。 地図を送っておく。』


と書いてあり地図を受信した。


「っち、環状線を使えば30分というところだが下道を使うと2時間ぐらいかかりそうだ。」

とダディは言う。


「ついていこうじゃないか」

とザックスは言う。


・・・・

・・・・


「この古いビルが発信元だそうだ」

とダディは言う。

「準備はいいか?お前にこれを渡しておこう。」

とダディは聞く。


「銃か。俺がふれたものは全てダーク色になるんだぜ。準備はいいぞ。」

とザックスは言う。


そして2人はビルへと入り込んだ。


ドーン。


とザックスは扉を破壊する。


「へぇ、闇術師か。 お前本当のザックス・アンドレスなんだな。 さすがランキング5に入っているぐらいの威力だな」

とダディは言う。


「ダディ・ソイルって氷術師アイス・マジシャンのダディだろ?しかもランキング5の」

とザックスは言う。


「ま、そういうことだ。これが終わったらぜひ勝負させてもらいたいな。 本当の1位を決めるために。」

とダディは言う。


「望むところだ」


ということで2人は入っていく。


・・・・

・・・・


「っちこの部屋にもいない。」

「あぁもう全部見たがどこにもいない。」


「最後の部屋はここだ、いいか?」

「あぁ」


ガチャ。


そこはコンピューターモニターが20個ほどあった部屋で、そこに一人の男がいた。


「およおや、君たち何者かい? なんで倒れていないのかな? もしかして、メールが届かなかった人とか?」


「残念ながらそんな携帯というものは持っていないんだよ。」

と、ザックスは言う。

「へぇ、時代遅れさんなのね。まぁ見る限り術師ってところかな?君たちは。」

と男は言う。


「あぁその通りだ、お前は何をしようとしているか分からないがその大きなテロを止めてもらおうか。」

とダディは言う。


「まぁ、止めれないことはないけど、どうやって止めるのかな!?」


と言うと男はダディに襲ってきた。


「ダークインパクト!!」


と言い、攻撃を止めた。


「ほぉ、ダークインパクトか・・・」

と男は言う。


「俺の名前はな蟹田 康太かにだこうた だ!! 剣術師だ!」


と今度はザックスに襲ってくる。


そしてザックスは攻撃をかわしたつもりだったが、蟹田は剣をザックスの肩らへんに突き刺した。


「ぐはっ。」


「ふぅなかなかやるじゃねぇか」

とザックスは言う。


「おいおい、ここからは俺の出番にしてもらおうか。」


と言いダディは氷で剣を2つ作った。 


「ザックス!お前がふれたものは全てダーク色になるんだろ?それならこれを使うんだ。」


「ふん、なかなかよくできてるじゃないか。」

とザックスは言う。


「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」


とザックスとダディは蟹田へと襲っていった。


しかし蟹田はうまくかわして行って


「おいおい、お前らの剣術はこんなんなのか?はははは 笑えてくるなー」


と蟹田は言う。


「じゃあここにいたらどうなんだ?」

とザックスは蟹田の後ろにいる。


「何?はさみうちか せこいやつだな」


「グサッ・・・」


「いいか、戦いでははさみうちなんてせこくない、お前の注意力が少ないだけではないのか。


世界はなお前の好きなようにさせねぇ。


とザックスは言ったが。


「クッ・・・」


と言いザックスは傷口が荒くなったので倒れる。


「っちこれで少しは安らんでくれ!」

とダディは氷で傷跡を凍らせる。


「ふん、やりすぎなんだよお前。 治ったら勝負だからな。 さてと、電話するか・・・」


・・・・・

・・・・・


「ここはどこだ・・・」

とザックスは言う。


「病院か・・・」

とザックスは言う。


ガラガラ


「ザックスさん!!」

と言いテイト達は言う。


「どうしたのよ?ザックス 急に病院で倒れていて?どうしたのその傷?」

とキリヤは言う。


「あぁ、少し事故にあったみたいだ・・・」

とザックスは本当のことを隠す。


「ザックスさん、心配かけないで下さいよ。本当に。」

とルメリは言う。


「そういえばザックスさん退院は1週間後だそうです。 あと、これ手紙を預かってきましたよ。」

とテイトはいい、てがみを渡す。


「誰から手紙だ?」


『ザックス・アンドレスへ


この手紙を読んでいるということはきっとあなたは助かったみたいだな。


僕は傷跡を氷で凍らせ緊急処置をしたのですが、それで助かったならよかったな。


まぁ、この借りはいつか返してもらおう。俺はせっかくお前にあったんだから勝負したいな。


ま、この事態を取り戻したのも俺がやった。ちょっとコンピューターをいじっただけなのだがな。


また、大学に遊びに来いよ。どうやらお前は旅をしているらしいが気を付けていくんだな。


勝手に死ぬんじゃねぇぞ。


                                    ダディ・ソイル 日本名:高岡 雄二たかおかゆうじ



「ふっ おもしろいな・・・」


「だれから手紙なのよ?」

とキリヤは言う。


「ま、友達からだな。」

とザックスは言う。


「でもザックスさん、1週間延びたのはザックスさんのせいですからね。」

とルメリは言う。


「わかった分かった」


ピピピピピピピピピ


「あ、電話だ。」

とテイトは言う。

「ちょっと病院の中は携帯だめだよ。」

とキリヤは言う。

「ごめんごめん、ちょっと外行ってくる」

とテイトは言う。

「ザックスさん私達またきますね!」

とルメリは言う。


「ふぅ・・・もぉ携帯なんてこりごりだな。」


-end-

もしよろければ感想・意見などを宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ