11話 罪
第11話
「ぐはっ。」
ザックスはバランスを崩して転んでしまった。
「さぁ終わりだ、ザックス君 ははは」
キーン。
「勝手に終わらせてもらったら私も困るね~ ザックスにはたくさん借りを作ってしまったもん。」
とキリヤは剣で爪を切り、ザックスを守った。
「時空変動、相手の動きを封じ込む」
とルメリはいい、動かせないようにした。
「あなたにはザックスさんを殺す権利はありません。」
「お、、お前ら・・・」
とザックスはいい、
「テイトの事は任せて あとはヨロシク」
とキリヤは言う。
「わかった」
というとザックスは立ち始め
「さてとぉ 改めていくが お前俺のことを切り刻むと言ったな、 しかし それはどうかな・・・
俺が旅を成功しようか失敗しようが関係ない、 お前が俺の旅を成功させるか失敗させるかも関係ない。
だけど、旅を邪魔するのは違うだろ?
その言葉を今から撤回させよう
『ザックス・アンドレスの参上だ。』」
と言い、ザックスはダーク・インパクトを打ち始めた。
しかし、
「あれあれ、 ランキング5の中の3位さん。君の力ってこんなんだったの。
へぇ、ランキング1位さんを倒した時のビデオよりもあんまり強くないね。
まぁ、こんなクソみたいなやつに負けた1位もどうかと思うが」
「・・・」
「じゃあ俺の出番と行きましょうか、 お前の言ったことも撤回させてやるよ」
グサっ
とザックスの肩を剣がすれた。
「あれあれ?なんで動かないの?もしかして考え込んじゃった?
僕ね 爪が無くても剣があるんだ。まぁこれが本当の僕ってところかな。」
「・・・・」
「お前、ランキング1位と言われるやつとどんな関係なんだ」
とザックスは聞く。
「まぁ簡単に言ったら・・・
君を狙った共犯者だよ。
僕は君を殺す理由は2つあってその中の1つが 『僕の手で君を殺す』
なんだ~」
「マリを・・・マリを殺した共犯者か・・・」
「はぁ?誰だそいつ?」
「てめぇには関係ねぇ。 そんなら俺もお前を殺す理由がある。
俺の大事なものを奪ったからな・・・」
「お前、人1人の死を気にして生きてきてるのか? もしかして旅もそのため?
なんだよ、それ もっと面白い願いなんてねぇの? 世界征服とかさ・・・・」
ブシュゥゥゥゥ
とザックスはダークソードで相手の肩に少し傷を入れる。
「これで同じだぁ。。。 さぁ本気で行かさせてもらおうか・・・」
「おもしろそうだな」
・・・・
・・・・
「とどめだ。はぁはぁ 剣術師君。」
「それは僕のセリフだよね 闇術師君。」
「それじゃあとっておきな技を見してあげよう。
ほれ、動いてみろよ、お前」
「何を言ってるんだい?闇術師 くん 。。。 あれ?体が・・・」
「そうだ。。。 お前の影 しっかりと踏ませてもらったよ。」
「ひ・・・卑怯な・・・・」
「ダーク・インパクト!!!!!」
ドーーーーーン
それは、ジャーミーには当たらなかったのだ
「あなた、なぜ私を殺さなかったのでしょうか。」
「簡単だぁ。 お前は何も罪を犯していない。
だから俺はお前を殺すことはできない。
さらに、俺は人を殺したいなんぞ思ってもいないからな。
もうすぐ警察が来るだろう。 お前はそこで傷の治療でもしてもらいな。」
と言い
「おい、お前ら早く市長連れて帰るぞ、 あとジャーミー お前30分ぐらいその態勢にしておくから。」
・・・・
・・・・
ジャーミーは無事に警察に保護され、俺たちは市役所へと戻った。
「いやいや、今回は本当にありがとう。サインはもちろん宿も用意しておくよ。」
と市長は言う。
「ありがとうございます。」
と4人は礼を言った。
―――病院
「テイト!」
と言いザックスは入る。
「あぁザックスさん。 無事市長は助けれましたか?」
とテイトは言う。
「もちろんだ。お前こそ大丈夫なのか?」
「えぇ 3日ほどで大丈夫だそうです。」
「そうか、それはよかった。」
「それじゃあ また次からがんばろうな。」
「はい。」
-end-