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1話 出会い

どうも覇王樹です。

初投稿なので大目に見て下さい。


それではよろしくお願いします。

―――――気づいたら、モルモットと同じだった。

俺たちは英国で生まれ、英国で日本語を勉強してきた。

俺たちはそれだけが特徴ではなく過去に悲しい思い出を持っていたんだ。


月日は経ち俺は旅人だった。


「ねぇザックス、次の町で休憩しようぜ」

「あぁいいだろう。あの軽く2,30分はかかるぞ」


男女の声が空に響いていて二人は故郷を発ち歩いていた。


「ふぅ やっと着いたぜ」

「とりあえずご飯にしましょう」

「あぁそうだな」


その時、俺たちに悲鳴が聞こえた。確かに助けが必要なほどの悲鳴だった。

俺は体が自然に動き悲鳴のもとへと向かった。


「た、、、助けてよ」

そこには日系人と思われる女の子がいた。


「Don’t worry Don’t worry hahahaha」

と笑いながらナンパをするイギリス人


「おい、てめーら 何してんだ?」という顔を見せた少年。


言葉は通じないがそんな目で彼らを見ている。

俺は真っ先にその娘を助けるために術を発動した。

辺りが黒く光り相手を闇で包んでいく様子が見えた。


  そう。。。 俺は「闇術師ダーク・マジシャン」なんだ。


「あ。。。あの、 助けてくれてありがとうございます」

と、お礼を言う女の子。

「俺は当然なことをしただけさ、礼なんてしてもらう必要はないよ。ところで君はここに住んでるのかい?」

「ええ、はいそうです。あんまり強くないですが一応、私は剣術師ソード・マジシャンです。」

「やっぱり君もそうなのか」

「あまり記憶にないのですが気づいた時から・・・」

「あ、俺はザックス・アンドレスだ。今は旅をしている」

「私はルメリ・ミサリです。ザックスって術師ランキングファイブに入っているザックスですか?」

「まぁそうだな。昔だが・・・」

「こんなところで会えるなんて光栄です!!」

と驚くルメリ。

「ザックス!!大丈夫!?」

と駆けつけてきた一人の娘

「あぁ心配かけたなすまん」

と言うザックス

「この子は誰?助けた人?」

と聞く

「あぁそうだ。」

「はじめまして、私キリヤ・スタンデンです。日本名は御田安子よ。」

「こちらこそはじめまして。私はルメリ・ミサリです。残念ながら日本名はないですが」

「あ、そうなの・・・ ところで傷とかは大丈夫?」

「おかげで大丈夫でした ザックスさんに助けてもらい」

「よかった。ところで私は時空変術師というんだけどあなたは?」

「私は剣術師です。」

「もしよかったら昼ご飯だけでも払わせてください!!」

とお礼をしたいルメリ。

「え?いいの?」

とザックスとキリヤが言う。


―――――レストランで。

「いや~満腹満腹 もう困ることはない!!」

と幸せそうに言うザックス。

「ほんと~何日ぶりかしらこんな食事」

と同じくいうキリヤ

「本当にさっきは助けて頂いてありがとうございます」

というルメリ

「ところでなんで2人は旅をされているのですか?」

と聞くルメリ

二人は一瞬だまりキリヤが丁寧に説明をする。


――――1年前だった。

当時は戦争が起きていて、俺たちみたいにイギリス国籍を持ちながらも日本人である人間は小さい頃全て兵器に変えられた。

そんな兵器が昨年、使われた。トップがザックス・アンドレスをはじめ、沢山の兵器が戦争へと行った。

ザックスは最後まで生き残るものの相手に抑えつけられピンチだった。

「もうだめだ・・・ これで終わりだ」

「さようならみんな・・・さようなら仲間よ」


もう覚悟はできていた。自分はこれで良かった。ここまで生きていてよかった。

そんな中最後にこんな言葉を思い出したんだ

「もし、ザックスが助けてほしかったら私が助ける!」

「もしね、ザックスが死にそうになったら私も一緒に苦しむ!」


なぜかふと思い出した。この言葉は幼馴染で恋人でもあったマリ・フランデット。

最初は冗談だと思い聞いていたがなぜこの時に思い出した。


俺はもう死ぬかもしれない。


でも思い出せて良かった・・・


・・・


俺はなんとなく目を開けてみた。


「生きてる・・・」


そして前で倒れている人がいる。

「まさか・・・そんな訳ないよな・・・」

「おい、、お前は・・・マリじゃねぇよな・・・」

俺はどうしても信じたくなかった。前で倒れているのはマリだということを。

そしてマリは最後の力を振り絞り俺に言った

「私。。。言ったよね。。。あなたに。。。」

「あぁ思い出したよ。でもお前なんでここに・・・」

「私。。。あなたが逝くのがいやなの!!怖いの!!」

「何を言っているんだ?そんなの誰だって嫌だ 誰かが逝って嫌ではないわけがあるか!」

「うん、わかってる。。。。。でもあなたは特別なの」

そしてこれが最後だったんだ

「わ。。。。。わた。。。。し。。。の。。。分も。。。。。い。。。き。。。。て そして。。。。い。。。つ。。。ま。。。。で。。。も。。。。」

彼女は息を絶えた。

俺は怒りなのか苦しみなのかわからないが体から何かが出ようとしていたんだ。


この後はあまり覚えていない。話を聞く限り俺は相手が切り刻まれるぐらい暴れまくり倒れたそうだ。


目が覚めたら病室

俺はすぐに思った

「マリ。。。マリはどこに。。。」

「残念だが彼女は息を取り戻すことができなかった」

医者は言う。


「そ。。。そんな。。。」

俺はすぐにあいつのところへ向かった。

最後にあいつの顔を見たときは何か微笑んでいるように見えた。


そのあと俺は半年ほど部屋を出ず、誰ともしゃべらなかった。


しかしある日俺にいい情報が入った。

俺たちは「日系英国人術師会」というグループに入っている。そこのグループは俺たちを管理してくれたり世話などをしてくれる。その中のボス カリック・ジョムは俺を呼び出した。

「ザックス。お前、もし死んだ奴に会えるとしたらすぐにその行動を行うか?」

「・・・・はい。」

「その行動が例え厳しくてもか?」

「・・・・・・はい。」

「その行動をお前はなしとげれるか?」

「・・・・・・はい。」

「もし、俺がそんな情報を今、この手でつかんでたら行くか?」

「・・・・はい。」

「ならば、お前に任務を与える! お前はこれから旅をし、旅を製はできたら 好きな願いをかなえれる任務を任命しよう!」

「・・・・はい。・・・・・・え?」

「なんだね?やめるのかね?」

「今、なんて?」

「お前に特別任務を与えると言ったのだ」


------------------------------

「へぇそうだったのですか。」

とルメリは驚きながら言う

「まぁボスの言ってることは本当か知らないがな」

とザックスはバカにし言う。

「もう!!ここまで来たんだからそういうこと言わない!!」

とキリヤは言う。

「ピピピピピピピピ」

ルメリの携帯電話が鳴る

「あ、すみませんちょっと電話に出ます」

「はいもしもし?」

「オマエノチチオヤワアズカッタ カエシテホシケレバオマエノノウリョクヲイタダク」

コンピュータのような日本語がスピーカーから聞こえた

「え。。。お、、、お父さん!?お父さん!?」


-END-


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