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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

拝啓、語りの外へ

最新エピソード掲載日:2026/03/21
拝啓
語りの外の貴方へ

あなたのことを、書き残しておきたいと思いました。
誰も語らなかったとしても。誰にも届かなくても。

あなたは愛ある両親のもとに生まれ、努力が報われる才能を持ち、友人に恵まれ、愛する妻と出会い、生まれてくるはずだった命を夢見ていた。

何もかもを手にしたはずなのに、ある日を境にすべてを失った。
あまりにも整いすぎた不幸の連鎖の果て、あなたはひとつの結論に辿り着いた。
――これは偶然ではない。自分の人生は、何者かに壊されたのだ、と。

死の直後、あなたの前に現れたのは異世界の唯一神・ナスレスク。
あの邪神は告げました。「君は本来、幸福にしかなれない運命だったのさ、でもぼくが歪めた」と。

その時、三つの異能を与えられた。
満たされぬ魔力の器。
深淵に裂けていく思考。
そして、命を供して異なる理を捩じ込む力。

ナスレスクを滅ぼせば、壊される前の人生へ戻れる。
その契約を信じて、あなたは異世界へ転移した。

だがそこは、善なる唯一神ナスレスクを心から信じる人々が暮らす世界でした。
信仰は本物でした。祝福は確かに人々を支えていました。
それでもあなたは知っていた。あの神が何者であるかを。

魔物。
貌なき怪物。
偽りの神話。

あなたは奪われた人生を取り戻すため、世界に祝福として根づいた神を殺しに行った。

元の世界へ戻れましたか。
ご家族と平穏に過ごしておられますか。

返事はいらないのです。
ただ、知っていてほしかった。

あなたとの物語を、私はずっと覚えています。
共に戦うことができて私は幸せでした。

刎頸の友より
敬具
序章
序章001
2026/03/17 02:58
序章002
2026/03/17 02:58
序章003
2026/03/17 02:58
序章004
2026/03/17 02:59
序章005
2026/03/17 02:59
序章006
2026/03/17 03:00
序章007
2026/03/17 03:00
序章008
2026/03/17 03:00
序章009
2026/03/17 03:00
序章010
2026/03/17 03:01
序章011
2026/03/17 03:01
序章012
2026/03/17 20:00
序章013
2026/03/18 20:00
序章014
2026/03/19 20:00
序章015
2026/03/20 20:00
序章016
2026/03/21 20:00
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