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チートなんてない!(連載)  作者: ayane_project


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37/57

037 前期末試験か~

エピソード031でクロエが聖歌?を歌っています。

クロエちゃん、それはね、聖歌とは言えないんだよwww

https://www.youtube.com/watch?v=Hfae3iR5vNU

翌朝。

魔法院に登校すると、バルに院長室に呼ばれた。

そこには、バルのほかに司祭様、パオロ先生、ヴィクトールさんがいた。


昨日の件だね………


司祭様は、私が院長室に入るとこう言った。

「では、教会側としてはすべてバルディーニ助祭に一任しておるのでな。

私とパオロはこれで失礼する」


そそくさと……? 二人が去ると………


ヴィクトールさんが話し出した。

「クロエは俺が衛士長だということはわかっているな?」

「はい」

「つまり俺はモデルテ市の治安責任者ということだ」

「はい」

「このため、昨日のマナ測定結果を見て、神殿に面談に行った訳だ。

クロエは魔法院の聴講生ではあるが、所属としては神殿所属だからな」

「はい」

「神殿および魔法院で、クロエの担当がバルディーニ助祭であることを確認し、

今後のクロエの安全確保について相談した」

こくん

「その結果だが、とりあえず現状維持で問題ないということになった」


………

なぁーんだ。心配しちゃったよ!


「神殿や魔法院でわからないことがあれば俺に相談しろ。

悪いようにはしない」

「ありがとうございます」

ぺこり


やや、空気が緩んだところで、

「ところで、昨日見て驚いたが、みんな属性魔法の習得が随分進んでいるな」

「はい………私だけ取り残されちゃって………」


ちょっと焦るよね


「トランスファーができるのだから、クロエだって何か習得可能な魔法があるのではないか?」

………

「だといいんですが………」

どうにも神さまがネックなんだよね。


「俺は身体強化魔法なんか可能性があると思うんだが」

あ、ひさびさに定番でた!

無属性魔法の進む道、身体強化だ!

こくこく!

強く、イエスの意思表示。

「お前が興味があるなら、衛士隊から教師を派遣してもいいぞ?」

「ぜひ教わりたいです!」

ヴィクトールさんがバルを見ると、バルは無表情に肯定した。

「じゃあ、人選を図るからちょっと時間をくれ」


「ほかに希望はないのか?」とヴィクトールさん

「あの」

バルを見る

「なんだ」

「あのー 現場説明や自分のトランスファーがきっかけで思ったことがあるんですが………」

「ふむ」とバル

続けろって意味だよね、もう慣れたよ。

「マナについてもっと勉強したいのですが、どうしたらいいかわからなくて」

「………

お前の懸念はもっともだ。マナに関する専門的研究となると、王都教区の大聖堂文書室か魔法大学でなければまともな文献はあるまい。本格的な研究は魔法院卒業後となるな」

そっかー

そこがわかれば、この社会のこととか色々すっきりしそうだけどな。

「しかし、どのような文献に興味があるのか私に言えば、どちらの施設に対してもその内容を照会し、必要に応じて取り寄せることは可能だ」

へー 何となく持出禁止っぽいと思ったけど?

あ、ヴィクトールさんも驚きの表情だ。


バルは

「上手い切り出し方だったな………」

そう、ヴィクトールさんにつぶやいたことで、要件が終わったのだとわかった。


ちなみに最後の雑談。

「なんで司祭様とパオロ先生がいたんだろ?」

バル ちょっとため息

「魔法院は、教会所属の教育機関だ。

魔法院の院長は基本的に教区の司祭が務めるのだ………」

ほえー

「そのため、魔法院の実務責任者はパオロ副院長となる」

はえー

バルはまたため息を軽くついて言った。

「クロエは教室に帰りなさい」


________________________________________


9月も中旬となった。

入学後半年がたつので、9月末は前期の期末試験なのだそうだ。

そこらへんは、やっぱり学校だったかーって感じだね。


一年生全員を集めて、パオロ先生が説明する。

(ほらー、誰も副校長って言わないから!絶対、アーサーも知らないと思うよ!)

(ちなみに司祭様も、みんな名前言わないんだよねー。いまだに知らないよ………)


「生徒の中には、もっと属性魔法を覚えたい、新たな発語練習をしたいと思っているものも多いと思います。

しかし、現地説明会で実感したと思いますが、実務では発語の種類よりも、魔法を効果の出せる水準で、かつ継続的に発語できるかが大事です」

「三年生になると、進路相談に会わせて、志望先に必要な専門魔法を習得や、その魔法を実際に研修先で発語する授業が登場します」

「いまは、マナの増加等、基礎力を向上させることが重要であることを理解してください」


あ~、ここでもまずはマナなんだね~


「試験科目は次の三つです。

1.マナ基礎量の測定。絶対量と入学時からの増加量を測定します。

2.基本の属性魔法の発語試験。各属性魔法「ファイアー」「ウォーター」「ソイル」「ウィンド」の最大発語数と一回あたりの発語時間を測定します。

3.各属性魔法の基本体系習得数の確認。基本系・構築系・形質変化系魔法を各一回ずつ発語してもらい、習得数を測定します。」


「試験は9月最終週に実施します。

それでは解散し、一限の授業を開始してください」


________________________________________


昼の女子会

マリィ「あの後どうなった?」小声モードで私に聞いてくる

「とりあえず、今のままで問題ないって!

司祭様、パオロ先生、バル、ヴィクトールさんから言われたよ~」普通の声で返す。

アンヌ 「父ちゃん、それで大丈夫なのか?」

「うん。

あ、でも、身体強化魔法の先生を衛士隊から派遣してくれるって。

きっと、自衛の手段を身につけろってことだよね!」


アンヌ 「クロエが自衛?」

クララが難しい顔をしているぞ。

エリス 「その衛士が護衛と考えた方が筋が通る」

アンヌ 「なるほど!身体魔法の教師というのは護衛の口実か!」

私 「ちょっと!私だって身体強化魔法が使えれば大丈夫だよ!」

そりゃ、護衛の口実かもしれないけどさ。


クララ 「………クロエちゃん、発語できるかしら?」

「身体強化魔法は無属性だから大丈夫!」

一同

???

ん?何かおかしいこと言ったかな?定番だよね?

クララ 「無属性魔法って何ですか?身体強化魔法も属性魔法ですよ?」

マリィ 「無属性なんて魔法あり得るの?」

エリス 「魔法の構造上あり得ない」

「え、じゃあ何属性なの?」

クララ 「それぞれの属性の防御魔法を発展させたものが身体強化魔法です。

例えばクロエちゃんの場合、ウィンド・ウォールを強化していって、最終的に身にまとうような状態にします。

そこまで発展させると、その防御魔法はウィンド・シールドになります。

さらにそのウィンド・シールドを展開した状況で、身体の動きを強化する機能を付け加えることができれば、ウィンド・リインフォースという身体強化魔法になりますね。」

………

つまり何?

火属性はファイアー・リインフォース

水属性はウォーター・リインフォース

土属性はクレイ・リインフォース

―――そして風属性はウィンド・リインフォース?

神さま呼ばなきゃできないわけ?


みんなが可哀想な目で私を見ている………


………できなさそう。


挿絵(By みてみん)




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