034 たたき売りなんかどうかな
エピソード031でクロエが聖歌を歌っています。
この曲を聖歌として披露するクロエのぼけぶりを想像して楽しんでください。
https://www.youtube.com/watch?v=Hfae3iR5vNU
まず、社会科見学について考えてみよう。
言われてみて初めて気づいたけど、なるほどと思ったこと。
植物の生育にもマナが必要ということだ。
だって、
赤ちゃん → 魔臓からのマナ供給 → 成長できる
私 → 魔臓がなくマナ供給不可 → 死ぬ運命だった
小麦 → 魔臓がないため土地からマナ吸収 → 収穫できる
マナのない(少ない)土に植えた小麦や豆 →土地からのマナ不十分 →収穫できない
という意味だよね。つまり、
動物には魔臓が必要
植物にはマナの豊富な土地が必要
人間以外の動物がどうなのか
森や草原の植物はどうなのか
調べてみないとわからないけど、
この世界では、このような生態系だということになるのかも………
すると?
………
………
う~ん………つまりこういうことかも?
………
………
市民生活で必要なマナというのは
→都市生活で消費されるマナは、
属性魔法使い(都市生活者)の魔法として供給される
→都市圏生活者の消費する栄養価は、
周囲の農村の農業生産物で供給される
→農業生産物の栄養価は、
農業従事者のマナ+環境のマナ+農業労働者の労働力+土地の養分
となる?
するとすると?
大雑把に言って、
都市生活圏に必要なエネルギー量
= 都市生活者マナ + 農業従事者マナ + 周辺環境マナ + 農業労働者労働力
都市の人口が増えない or 都市が発展できない理由は?
可能性だけど………
①人が供給できるマナに制限がある
②環境が供給できるマナに制限がある
③労働力が不足する結果農業従事者のマナが不足する(=人由来のマナが不足する)
ということが懸念される?
結果として、為政者が取り得るべき社会政策は?
①人が供給できるマナの上限向上(神殿での瞑想、神学教育、魔法院の教育推進)
②労働力で代替可能な魔法の節約(農奴制強化)
③環境改善(政策不明)
そして、
マナ供給能力者の囲い込み?
________________________________________
となるとだよ!
私の誘拐リスク?について考えてみよう。
私は自分で言うのも悲しいが、簡単に言えば「高性能マナ電池」だ。
きっと、これまで私のような『マナ電池人間』はいなかったに違いない。
都市にいれば、トランスファーでマナを搾り取り、各種魔法師が属性魔法をバンバン使いまくって生活向上、
農村にいれば、トランスファーでマナを搾り取り、土魔法師がファーティライズをかけまくって土地の生産性向上
一家に一台「高性能マナ電池」だよ。
下手したら、農作業に使う大型機械のように、共同保有されて各農家に順番に貸し出されたり?
アンヌがやばいっていうわけだ!
あ~
私ってほんとバカ!
バカバカだ!
「農家の『高性能マナ電池』にされそうです。助けてください」
って、市に助けを求めたらどうだろう?
市長が出てきて、
「それは大変でしたね。では、市でクロエさんを保護しましょう。
代わりといっては何ですが、毎日各部門から魔法師を向かわせますので………」
あ~だめだ!都市のマナ電池か農村のマナ電池の違いでしかないじゃん!
マリィがおかあさんに相談しなきゃっていうわけだよ!
しかも私ったら身寄りのない孤児だよ?
捕まえ放題、やりたい放題にされるんじゃないの?
________________________________________
次のお休みの日、またまた6人でおかあさんに相談だ。
私 「そんな結論になりました」 ぐすん
「どうしよう?」
「農村より市に保護してもらった方がいいんじゃないか?」アンヌ
「商会の方がいい。いざというとき逃げ出せる」エリス
「教会に保護を求めては?ほら今も観察名目で聖堂で暮らしているでしょう?」クララ
私「広場で露店出したらどうかな?」
「は? なんで?」アンヌ
「今の話とつながりがわからないよ」マリィ
「食べ物の代わりにマナを売るの」バナナのたたき売りならぬマナのたたき売りだ
一同???
「こんな感じ」
(調子をつけて)
「サアサアモデルテ名物マナの叩き売り!
ご用とお急ぎでない方は、見てらっしゃい、聞いてお帰り荷物にならぬ クロエ屋自慢のマナマナ節
おもしろ、おかしく節つけて、故郷のみやげに買わすのが、モデルテ名物マナ売りだ
♬春よ三月春雨に、弥生のお空に桜散る。ほれなんだ クロエちゃんの因縁聞かそうか~
生まれはどこだかわからねぇ、気づけば孤児院目が覚めて、ポーットぼんやり暮らすうちぃ!、
いつの間にやら魔法院。
トランスファーのかけ声に、かけてみたレバ40人!マナがどんどんあふれ出るぅ!
サア買うた、サア買うた!マナの大安売りだ 「「「ぱっかーん」」」 ………よ………?」
おかあさん「クロエ!!」
アンヌ「ふざけるな!」「私まであたまはたいちゃった………」マリィ
「いやね、ふざけてるわけじゃなくて、衆人環視の場所にいるわけじゃない?
それに、みんな平等にマナの供給を受けられることが周知できれば、わざわざ非合法な手段に出ないんじゃないかな?
お金も稼げるから、魔法院の聴講ができなくなっても食べていけるって利点もあるしね」
一同冷たい目
「計画がずさんすぎ」エリス
「かえって誘拐リスクが高いだろ」アンヌ
「私も、一緒に、やる」さち。
おぉーさちが自分から話してくれた!
「クロエちゃん、流石に私たちでは町の治安の問題は荷が重いわ。
ここはまずヴィクトールさんに相談したいところだけど………
アンヌちゃん、お手紙書いてくれる?できれば早くお会いしたいって。
ご都合を聞いてくれると嬉しいわ。
ただ、要件は書かないでおいてね」
________________________________________
夜のサチとの会話
「さち、今日は自分からお話ができたね!」
私はさちの頭を撫でた。
「私も、マイクのように、ご褒美が欲しい」
「へぇ~ どんな?」
「マイクは、2種類のジョークがあると、教えられた。一つは永久に面白いジョークで、もう一つは一回だけ面白いジョーク。
今日、クロエはマナのたたき売りの、ジョークを言った」
「あのジョークは、どちらのジョークなのか、教えて欲しい」
なるほど
考えてみる
「うーん、今日のはね、最初は面白くないジョークだけど、あとで振り返ったら面白いジョークになるかな」
「マイクの定義と違う。それはなぜ?」
「そうだね。ジョークのパラメータは、もっと複雑かもしれないよ?」
「今日のジョークはね、今は心配の気持ちが大きくてジョークを楽しめないんだけど、その心配事がなくなれば楽しめるようなジョークだからかな?」
「マイクは『マン』にジョークの分類法を尋ねた。『マン』はマイクに帰納法による分類を提案して、『マン』はサンプルのチェックを引き受けていた。クロエにもできる?」
うーん
「ちょっと難しいかも。
でも、そのアプローチは正しいと思う。さちでも、ほかの人でも、ジョークがどうして面白いかはね、だんだんわかるものだと思うよ。」
「クロエ、ありがとう。私はマイクより賢くなった」
「すごいね!それに、さち、今「ありがとう」って言えたんだね!」
「ありがとうは、感謝の言葉。私は今、クロエから大事なことを教えてもらった」
私はまたさちの頭を撫でた。
このお話を読んで頂いた方へ
つたない物語にお付き合い頂き、誠にありがとうございます。
実はもうすぐ試験があって、少し更新できない日がありそうなのです。
それで、厚かましいことですが、ブクマや評価をお願いできないでしょうか?
ほら、見つかりにくくなっちゃうかもしれないから!(._.)オジギ




