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チートなんてない!(連載)  作者: ayane_project


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32/57

032 合コン?いいえ合同お茶会です

「………好きというか………いいなって思う人はいます」

エピソード018でクロエが歌っています。聴いてね!

https://www.youtube.com/watch?v=WN2IvDfrpPU

ルーカス&マリィ主催合コン、ではなく合同お茶会の日となった。


初めは魔法院の食堂でという案だった。

「人目があるからダメ」エリス却下

「クララのおうちは?」アンヌ

「密室で、保護者もなしに男女でいるのはダメ」エリス

食事処レストランは?」私

「贅沢です」クララ

幹事マリィ「ルーカスの商会が会議室を貸してくれるって!しかもただ!

お茶とお菓子は組合の茶房から取り寄せてくれるって!

しかもね、テオドールさんのおごりなの!」

アンヌ「うしっ」私「おおっ」クララ「悪いわー」エリス ぐっじょぶポーズ。


エリス「服どうする?」

アンヌ「アタシとクララ、クロエは孤児院上がりだからおしゃれは無理だよ」

クララ「アンヌちゃん、孤児院は卒業したんだから、ちゃんと普段着も用意しないとダメよ。」

これもなかなか決まらなかったが、初回だし、相手も同級生なので魔法院での服装になった。

マリィ「ルーカスから男子にも同じにするよう言ってもらうよ」

エリスはちょっと不満だったかも。


魔法院がおやすみの日の午後、男女10人で『風のみち』商会に集まった。

魔法院でバレないよう、みんなわざわざ寮からバラバラに出てきたのだ。

私は神殿からだから問題なし。


長机を2×2でくっつけた長方形の席。

男女交互に5対5で座った。

メンバーはこんな感じ。


エリス  ルーカス  クララ  クロード 私

長机□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□長机

長机□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□長机

アルフォンス アンヌ エミール マリィ アーサー


ちなみに男子はこんな感じ

アルフォンス 火魔法(農家)

選抜理由:衛士三バカは全員呼ばないと角が立つ。農家で一番まともそう。(アンヌ談)

ルーカス   風魔法(商家)

選抜理由:主催者だよね

エミール   土魔法(衛士)

選抜理由:衛士三バカと離れてしまって可哀想だから(アンヌ談)

クロード   土魔法(商家)

選抜理由:ルーカスのダチだから(ルーカス推薦)

アーサー   風魔法(農家)

選抜理由:ほら、風コース4人なのに、一人ハブるわけにいかないじゃん(私)


「この菓子うめー!こんなの食ったことないぞ!」もちろんアーサー

「全部食べちゃダメだからね!」私

「なんでだよ」

「食べるものなくなったら場が持たないじゃん」

アーサー???

クロード「クロエさん、いつもマナ譲渡ありがとう。助かってるよ」

「いえいえ、属性魔法が使えないのに魔法院に参加させてもらっている立場ですから」

マリィ「あら、クロエったら、いつもの切れのよいぼけが出ないじゃない?」

クララはエミールに「衛士志望だったのに土魔法になって残念だった?」

エミール「あはは、土魔法は応用範囲が広いから大丈夫。工兵とか、市の土木部とか、農家以外でもいろいろ応用が利くし」


そんな感じで、わいわいがやがや楽しく話が進む。

ルーカスとエリスは二人で話し込んでいるようだ。

アンヌはアルフォンスに火魔法と衛士について、一家言をぶっている。


会話が一段落したところで、私はひとつ提案した。

「ハイ!みんなでゲームをやりたいと思います!」

そこ!アンヌさん、クララさん、なんでそんなに疑りのまなこを向けてくるかな?


「魔法のかご」というゲームです。

人数より一つ少ない椅子を円形に並べます。」

ぞろぞろ、みんなで机を会議室の端に寄せ、円座を作る。

「ひとりが真ん中に立ちます。

その一人が、例えばこう言います『風コースの人!』

指名された人は一斉に立ち、別の椅子に移らなければいけません。

そのときに真ん中で指名した人も座るから、また誰かが真ん中に立つことになります。

真ん中に立った回数が多い人は罰ゲームを受けなければなりません」


要はフルーツバスケットだね。

「じゃあ、試しにやってみるよ!

『靴を履くとき右足から履く人!』

「え、なにそれ!」「そんなのありか!」「わ、わからねー」

みな騒然となった。


結果、アーサー「そんなのわからないって!」

といいつつ、とりあえず立ってしまったため、私に席を奪われてしまったよ。


「はい、アーサーはもう一度私と席を替わってね。

みんなわかったね!3回座れなかったら罰ゲームだよ!」

「「「ええー!」」」

「じゃ、さっそく…………、『男子!』」

!!!


みんなやり方もわかってきたようだ。

「土コース!」

「衛士の子!」

「長男長女!」

「黒パンとオートミールだったらオートミール派!」

「バルディーニ先生は意地悪だと思う人!」

ちなみに最後は私のお題だ。


「「「はあはあ」」」

最初の犠牲者はアーサーだ。(さすがオチ要員:私の評価基準では)

「罰ゲームって何するの」マリィ

「まあ、質問コーナーかな?

こんな感じ

アーサー君、私の質問には必ず本当のことを答えてください、いいですね?」

「はい」

「では、アーサー君、君にはひそかに思っている好きな女子はいますか?

『はい』か『いいえ』で答えてね」

アーサー真っ赤になり「…………はい」

一同「「「「おおーーーー」」」


私「こんな感じで段々絞るの。でもいつまでも追及すると可哀想だから、質問は3回くらいがいいかな?」

じゃ、誰か続けて?」

「はーい!その女子はどのコースの子ですか?」マリィの反応がすごい

アーサーぷるぷる震えて「……………………風、です」

一同「「「「ええーーーーーーーー!!」」」

エリス「ずばり、だれ?」

一同ごくり、

アーサー絶望して「……………………なあ、これ言わなきゃダメか?」

私「ここで止めるのもありだよ。だって、この質問って、ゲームに負けたら自分に矛先が向かうからね」

アーサー「いや、ここまで言ったら二人に絞られちゃったじゃん!

次の奴も俺と同じ思いをさせてやる!」


私は余裕だ。マリィに決まってるし。

「そう?一応止めたからね」

「……………………じゃ、い、言うぞ?」

みんなこくこく頷く。

「おれの好きな女子は……………クロエだーーーーーーーーーーー!」

……………

……………

……………

「えええーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」



意外だったが、こんな時の魔法の言葉を私は知っている

「アーサーは『おち』友達としか思えないの。

ごめんなさい」

ぺこり。

「なんでだよ!マジの告白にギャグで返してんじゃねえよ!」

アーサーごめん。


場が暖まったので、もう一人犠牲者を出すことになった。

おもに男子たちの強い要望でだ。

ヤツらの魂胆はわかってる。女子に狙いを定めているのだ。


そこからの男子の集中力は凄まじかった。

絶対に椅子を獲得するという不屈の意志を感じたよ。


そして犠牲者は決まった。

エリスだ。

エリスの父親は市庁舎の幹部で出納長、前世風に言えば財務部長の役職に就いている。

その娘で、モデルテ市基準で言えばお嬢様だ。

口数は少なく、外見の清楚な雰囲気もあり、ちょっと深窓の令嬢っぽく見える。

もっとも私はけっこう「しっかり」「ちゃっかり」の性格だと思っているけど。


その口からこんな話を聞くことなんか普段はできない。

私はとんでもない口実を獣どもに与えてしまったのかも………

「はいはーい、好きな男子はいますか!!」

アーサー少し落ち着け!


エリス小さな声で「………好きというか………いいなって思う人はいます」

「それはどのコースか、言えそうですか?」と気の毒そうにクロード

クロードはどうせこの質問は避けられないだろうと思い、聞き方をソフトにしたようだ。

「………言えません」

「「「えーー」」」不満そうな男子たち。

そこに白馬の騎士が現れた!

ルーカスが立ち上がり、エリスのそばまで近寄ると、片膝をついた。

「では、その男子にぼくが立候補してもいいですか?」

と優しく尋ねた。

「………………………(はい)」

エリスは小さく肯いた。


あれー?『フルーツバスケット』をやってたら『ねるとん』になってたよ。


挿絵(By みてみん)


このお話を読んで頂いた方へ

つたない物語にお付き合い頂き、誠にありがとうございます。

読み専をやめて初めてわかったんですが、ブクマとか評価って、とっても大切だったんです!

それで、厚かましいことですが、皆様にもブクマや評価をお願いしてもよろしいでしょうか?よろしくお願いします。(._.)オジギ

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