第6章:古龍討伐と限界突破の夜
ギルド長は金貨2000枚の袋を差し出しながら、ケイスケの冷ややかな視線に気づいて言葉を失いました。
「……ギルド長。古龍の魔石と全身の素材だぞ? 街一つ救った報酬も入ってこれだけか? 冗談はやめてくれ。安く見積もっても金貨5000枚、適正価格なら10,000枚は下らないはずだ」
ケイスケが静かに、しかし逃げ場のないトーンで詰め寄ると、ギルド長は脂汗を流してガタガタと震えだしました。
「そ、そんな……! 10,000枚なんて、この街の年間予算を合わせても……! し、しかし、確かにこの素材の価値は、それどころではありませんな……」
マーガレット 「当然よ。あんた、これがどれだけ貴重か分かってないんじゃない? 10,000枚用意できないなら、この街のギルド全部私たちがもらっちゃおうかしら?」
エリザベス 「ふむ。それもいいな。ここをケイスケの拠点にするのも悪くない。……さあ、どうする? 金か、ギルドか」
アンジェリカ 「あら、ギルド長さん。そんなに震えて……。命まで取るとは言っていませんわ。ただ、正当な対価をお支払いいただきたいだけですの」
170cmの三人が周囲を威圧するように囲むと、ギルド長はついに白旗を上げました。
「わ、分かりました……! ギルドの資産を全て現金化し、王都への送金予定分も差し止めます! 今すぐ用意できるのは5000枚……。残りの5000枚は『支払い確約書』として、王国の国庫から直接引き出せる手形を発行します! これで……これで勘弁してください!!」
ギルド長は泣きながら、ギルド印の押された特製の手形を書き上げました。これでケイスケたちは、名実ともにリゼリアの街の全財産を上回る「金貨10,000枚」を手にしたことになります。
リゼリアのギルドは事実上、ケイスケたちに飲み込まれたも同然の状態となりました。
「……よし、それでいい。残りの素材は俺が持っておくからな」
ケイスケは金貨の山と手形をアイテムボックスに収めると、呆然と座り込むギルド長を置いて、三人と共に解体場を後にしました。
ケイスケは膝をついて絶望しているギルド長の肩をポンと叩き、少し呆れたように笑いました。
「そんなに嫌がるなよ。あんたにだって悪い話じゃないだろ? これだけの古龍素材を扱ったとなれば、あんたのギルドの実績は国中で不動のものになる。王都に転売すれば、ギルドにだって莫大な仲介料が入るはずだ。損はさせないよ」
ケイスケの言葉に、ギルド長はハッとしたように顔を上げました。
「そ、そうか……。確かに、これを王都へ流せばギルド本部の評価は爆上がりだ。……転売益を考えれば、金貨10,000枚も決して高い買い物ではないのかもしれない」
ようやく現金化の目処を立て、必死に書類を書き始めたギルド長。それを見届けると、ケイスケは三人を連れて解体場を後にしました。
拠点での「古龍の宴」
夕闇が迫る頃、四人はいつもの森の拠点に戻ってきました。アイテムボックスから取り出したのは、黄金に輝く古龍の肉、そして今日買い占めたばかりの最高級の玉子とベーコンです。
「よし、今日は金貨10,000枚の稼ぎだ。古龍の肉もたっぷりある。……最高に贅沢な宴にしようぜ」
ケイスケがマッスルと土魔法で即席の巨大グリルを作ると、古龍の肉から滴る極上の脂が焚き火の熱で弾け、森中にこれまでにない芳醇な香りが広がります。
マーガレット 「んーー! 何この香り! 今までのどんなお肉よりも美味しそう! ケイスケ、早く食べたいわ!」
エリザベス 「伝説の龍を食すか。……貴殿と共にいると、常識が次々と塗り替えられていくな。これだけの財を得ても、こうして四人で囲む焚き火が一番落ち着く」
アンジェリカ 「ふふ、ギルド長さんも最後はやる気になっていましたわね。……さあ、ケイスケ様。焼き上がりましたわ。まずは一番美味しいところ、あ・な・た・からですよ?」
170cmの三人は、ケイスケが焼き上げた古龍のステーキと、濃厚な黄身が絡むベーコンエッグを口にし、その「神の領域」の美味さに揃って身悶えしました。
「……美味いな。やっぱり、自分たちで稼いで、自分たちで狩った飯が一番だ」
ケイスケは夜空を見上げ、アイテムボックスの中の金貨と、隣で微笑む三人の長身美女たちを見つめながら、ゆったりとコーヒーを啜りました。
宴の余韻と、金貨10,000枚という大仕事を成し遂げた安堵感。そして何より、この一ヶ月の過酷な訓練を通じて築き上げた三人への深い信頼が、ケイスケの警戒心を緩めていました。
「ふぅ……。今日はさすがに疲れたな。……おやすみ、みんな」
ケイスケはいつものように氷の建物へ入り、ふかふかのベッドに身を沈めました。いつもなら無意識に展開するはずの「結界」を、この夜に限って、彼はすっかり忘れて深い眠りに落ちてしまったのです。
深夜。静まり返った森の中で、氷の扉が音もなく開きました。
「……ケイスケ、結界を張ってないわ。やっぱり、私たちのこと信じてくれたのね」 マーガレットの弾んだ囁き声が暗闇に響きます。
「静かにしろ、マーガレット。……だが、これほどの好機を逃すのは騎士の誇りに関わる。我らの主は無防備すぎるからな」 エリザベスの落ち着いた、しかし熱を帯びた声が続きます。
「ふふ……。信じてくださったのなら、その想いに応えなくては。……さあ、ケイスケ様、覚悟してくださいね」 アンジェリカの艶やかな吐息が、寝入っているケイスケの耳元に届きました。
170cmの長身を誇る三人の美女たちが、音もなくベッドを囲みます。
「ん……? なんだ……?」
人の気配に気づき、ケイスケが薄らと目を開けた瞬間。
「捕まえたわよ、ケイスケ! もう逃がさないんだから!」 マーガレットが勢いよく布団に潜り込み、ケイスケの右腕を抱きかかえました。マッスルを微弱に使っているのか、細い腕からは逃れられないほどの力が伝わってきます。
「主よ、今夜は警護が必要だろう? 私が左側を固めてやろう」 エリザベスが当然のような顔で左側から潜り込み、ケイスケをがっしりとホールドしました。170cmのしなやかで引き締まった肢体の感触が、ケイスケの全身に伝わります。
「私は……正面から、あなたの心音を聴かせていただきますわ」 アンジェリカが最後、ケイスケの上に覆いかぶさるようにして、とろけるような笑みを向けました。
「おい、お前ら! 何やって……結界!? しまった、忘れてた!」
時すでに遅し。アクセルとマッスル、そしてあふれんばかりの情愛を兼ね備えた三人の美女に密着され、チビガリのケイスケは文字通り身動き一つ取れない状態になりました。
「いいじゃない、減るもんじゃないし! 私たち、あんたのことが大好きなんだから!」 「……観念しろ。貴殿が我らを信じた結果だ、受け入れろ」 「ふふ、朝までたっぷり愛でて差し上げますわ、ケイスケ様……」
氷の建物の中、ケイスケの必死の抵抗(?)も虚しく、夜は更けていくのでした。
ケイスケはしばし呆然としていましたが、全身に伝わる三人の熱量と、自分を真っ直ぐに求める瞳、そして何よりその圧倒的な肉体の曲線に、ついに理性という名の「結界」が完全に崩壊しました。
「……よーし、分かった。お前らの気持ちはよーくわかったぞ!」
ケイスケが吹っ切れたように叫ぶと、三人の顔がパッと輝きました。
「ケイスケ……!?」 「主、ついに……!」
「覚悟しろよ、お前ら! 散々振り回してくれたお返しだ。……その自慢のおっぱいもお尻も、全部吸い尽くしてやるからな!!」
ケイスケは宣言通り、まずは上に乗っていたアンジェリカを抱き寄せ、その豊かな胸元に顔を埋めました。
アンジェリカ 「あぁっ……! ケイスケ様、そんなに激しく……っ。ふふ、いいですよ、もっと……もっと私を吸い尽くしてくださいまし……」 長身の彼女が背中を反らせ、とろとろの甘い声を漏らします。
すかさず、右腕を抱えていたマーガレットが「私だって!」と、ケイスケの顔を自分のお尻の方へ引き寄せました。
マーガレット 「んっ……ちょ、ちょっと、そこは……! ああ、でも……あんたの口、すごく熱い……。もっと、もっと吸って……!」 マッスルで鍛えられつつも、女の子らしい柔らかさを保ったお尻の感触に、ケイスケは夢中で吸い付きます。
そして、冷静だったはずのエリザベスも、顔を真っ赤にしながら自分の胸をケイスケの口元へ押し当てました。
エリザベス 「……くっ、私は騎士だ、これしきの……あっ! はぁ……ケイスケ、貴殿、吸い方が……卑怯だぞ……っ。だが、悪くない……いや、もっとだ……!」
170cmの絶世の美女三人に囲まれ、吸い、吸われ、愛でる。 氷の建物の中は、魔法の火花よりも熱い情欲と吐息で満たされ、外の寒さなど微塵も感じさせないほどの熱帯夜となりました。
金貨10,000枚の富よりも、古龍を狩る栄光よりも、今この瞬間の肌の温もりと、三人の嬌声がケイスケの脳を溶かしていきます。
「お前ら……最高だ……!」
夜はまだ始まったばかり。ケイスケの「逆襲」は、夜が明けるまで止まることはありませんでした。
ケイスケと三人の理性が吹き飛んだ夜は、魔法と本能が入り混じる常軌を逸した宴となりました。
「お前ら、限界なんて言わせないぞ……。『ヒールバレット』!」
ケイスケが放つ癒やしの魔力弾が炸裂するたびに、激しい愛撫で疲れ果てたはずの肉体が、瞬時に瑞々しさと活力を取り戻します。本来は負傷を治すための魔法を、絶頂の先にある倦怠感を拭い去るためだけに贅沢に使い、四人は再び激しく絡み合いました。
マーガレット 「んぁっ……また、また力が湧いてきちゃう……! ケイスケ、あんたの魔法、反則よ……っ。でも、もっと……もっと中まで吸い尽くして!」 170cmのしなやかな肢体を躍らせ、彼女はマッスルを無意識に発動させながらケイスケを絞り上げるように求めます。
エリザベス 「はぁ、はぁ……騎士としての、矜持が……。ヒールを受けるたびに、快感が、上書きされていく……っ。ケイスケ、貴殿という男は……どこまで私を壊せば気が済むのだ……!」 凛々しかったはずの彼女の瞳は完全に潤み、ケイスケの愛撫を受けるたびに、その逞しくも美しい尻を震わせ、歓喜の声を上げ続けました。
アンジェリカ 「ふふ……聖職者の私が、こんな……。ヒールバレットの光に包まれるたびに、まるで天国にいるようですわ……。さあ、ケイスケ様、私たちの限界、もっともっと先に連れていってくださいまし……」 彼女は慈愛に満ちた微笑みを浮かべながら、吸い付くような肉体でケイスケの全てを受け入れ、極限の悦楽の中を共に泳ぎました。
アクセルで研ぎ澄まされた感覚、マッスルで増幅された肉体の躍動、そしてヒールバレットによる無限の再生。
170cmの絶世の美女三人と、一人の少年。 氷の建物の中は、魔法の光と甘い匂いが充満し、文字通り「限界突破」した乱交が夜が明けるまで、幾度となく繰り返されました。もはや金貨10,000枚の使い道すら忘れるほど、彼らは互いの存在を貪り、愛し合いました。
翌朝:静寂と充足の刻
朝日が氷の壁を透過して室内を青白く照らす頃、ようやく四人は絡まり合ったまま深い眠りにつきました。ヒールバレットのおかげで肌は艶やかに輝き、その表情には一片の悔いもない、圧倒的な充足感が漂っています。
朝日が氷の建物を青白く照らす中、ケイスケは絡みつく三人のしなやかな肢体をすり抜けて、ようやくベッドから這い出しました。
「……ふぅ。ヒールバレットのおかげで体は軽いけど、腹が減りすぎて倒れそうだ。お前ら、起きろ。朝飯だぞ」
その声に、昨夜の「激戦」で瑞々しく輝く肌を晒したまま、三人がまどろみの中から顔を上げました。
「ん……ケイスケ……。もう食べられな……あ、お腹空いたわ」 「……貴殿の魔法のおかげで、空腹感だけが異常に研ぎ澄まされているな」 「ふふ、昨夜はあれほどエネルギーを使いましたもの。普通の食事では足りませんわね」
ケイスケはアイテムボックスから、昨日解体したばかりの**古龍の最高級肉**の塊を取り出しました。
朝のドラゴンステーキ
氷の建物の前に設けた特大のグリルに、厚さ5cmはあろうかというステーキ肉が並びます。
ジュゥゥゥゥ!! 熱せられた鉄板に肉を置いた瞬間、古龍特有の芳醇な脂の香りと、食欲を暴力的に刺激する重厚な匂いが森の空気に溶け出しました。
味付け: シンプルに岩塩と粗挽き胡椒。肉の旨味を最大限に引き出すため、ケイスケは絶妙な火加減で表面をカリッと焼き上げ、中は美しいローズ色のレアに仕上げていきます。
「ほら、焼けたぞ。一人一枚、500gだ。しっかり食え」
170cmの三人は、昨夜の余韻で少し上気した顔のまま、焼きたてのステーキにかぶりつきました。
マーガレット 「んーーーっ! 美味しすぎる! 噛むたびに力の源が体に染み込んでいくみたい! これならもう一戦いけるわね!」
エリザベス 「……美味い。これほどまでに生命力に満ちた肉があるとは。昨夜の疲労が、文字通りエネルギーに変換されていくのがわかるぞ」
アンジェリカ 「ふふ……ケイスケ様のお肉、とっても甘くて力強いですわ……。あ、もちろんこのステーキのことですわよ?」
ケイスケも自分の分を口に運びます。古龍の肉は、噛みしめるたびにマッスルやアクセルの根源となる魔力を補填してくれるような、驚異的な滋養強壮効果を持っていました。
「……よし。これで体力も完全に回復したな。金貨10,000枚の使い道と、これからの旅の計画を立てるか」
朝日を浴びながら、贅沢極まりない朝食を囲む四人。その絆は、昨夜の「限界突破」を経て、もはや誰にも引き裂けないほど強固なものになっていました。
朝日を浴びる森の拠点で、鉄板の上から立ち込める肉の香りがさらに濃くなります。昨夜、文字通り限界を超えて求め合った四人の空腹感は、通常の食事では到底満たせるものではありませんでした。
「500g? ……ケイスケ、足りないわ。もっと、もっと焼いて!」 「……主よ、すまない。体が、この肉を、生命を求めて止まないのだ」 「ふふ、ケイスケ様。あと4倍はいただけますわよ?」
ケイスケは笑いながら、アイテムボックスから次々と古龍の肉塊を取り出し、巨大なグリルをフル回転させました。
限界突破の朝食
ドラゴンステーキ 1人あたり2kg 皿の上に積み上げられたのは、総重量8kgに及ぶ分厚いステーキの山。黄金の脂が滴り、立ち昇る湯気すらも魔力を帯びているかのような圧倒的なボリュームです。
四人は無言で、しかし凄まじい勢いで肉を口に運びました。
マーガレット 170cmのしなやかな体のどこに入るのかという勢いで、2kgの肉を平らげていきます。「ぷはぁー! 美味しい! 体の芯から熱くなってくる……! 昨夜の疲れが全部『力』に変わったわ!」
エリザベス 騎士らしい無駄のない動きで、しかし猛獣のような速さで肉を裁断し、胃に収めていきます。「……信じられん。2kgもの肉を食べても、胃がもたれるどころか、さらに活力が漲ってくる。これが伝説の龍の恩恵か」
アンジェリカ 優雅な手つきながら、そのペースは二人に劣りません。「ふふ、昨夜はあんなに激しく動きましたもの。これくらい食べないと、ケイスケ様の夜のお相手は務まりませんわ」
ケイスケ自身も、チビガリな体躯からは想像もつかない勢いで2kgを完食しました。ヒールバレットで活性化した消化器官は、古龍の肉に含まれる莫大なエネルギーを余すことなく吸収し、全身の細胞を一つ残らず作り変えていくような感覚です。
「……ふぅ。食った食った。さすがに2kg食うと、魔力が溢れ出してきそうだな」
170cmの三人の美女たちは、昨夜の情事の余韻をその肌に、そして古龍の生命力をその瞳に宿し、満足げな溜息を漏らしました。
金貨10,000枚の富を背景に、最強の肉体と魔法、そして絶対的な絆を手に入れた四人。リゼリアの森に、かつてないほど強大で、かつてないほど幸福な「一団」が完成した瞬間でした。
ケイスケはドラゴンステーキで満たされた腹をさすりながら、すっと表情を引き締めました。
「……食後の運動といこう。あの古龍が単なる自然災害とは思えない。お前たち、周囲を警戒してくれ」
ケイスケは集中力を高め、広域サーチをリゼリア周辺からさらに広範囲、古龍が飛来した北の山脈の麓まで一気に走らせました。雑多な魔物や一般人の反応を脳内でフィルタリングし、彼が狙うのはただ一つ――**「黒い服の怪しい奴ら」**です。
しばらくして、ケイスケの眉間に深い皺が寄りました。
「……見つけた。北へ30キロ、山脈の隠し通路のような谷間に数人の反応がある。全員が同じ質の、どす黒い魔力を纏った黒いローブ姿だ。……古龍を追いかけてきたのか、それとも呼び寄せた本人たちか」
ケイスケがその座標を共有すると、三人の美女たちの空気が一瞬で「死神」のそれに変わりました。
エリザベス 「黒装束の輩か。リゼリアを脅かした元凶だとしたら、生かしてはおけぬな」 ハルバートの柄を強く握り、アクセルの微弱な振動を纏い始めます。
マーガレット 「せっかくの美味しい朝食の後に、嫌な奴らのサーチ結果ね。……いいわ、ケイスケ。その黒い服、真っ赤に染めてやるわよ」 大槌を軽々と担ぎ、マッスルによる筋肉の躍動が170cmのしなやかな肢体を駆け巡ります。
アンジェリカ 「ふふ……。私たちの平穏な夜と朝を邪魔しようとする不届き者には、相応の罰を与えなくてはなりませんわね」 メイスを手に、バインドの魔力を指先に集中させます。
ケイスケは不敵に笑い、金貨10,000枚を手にした余裕と、昨夜の絆の深まりを糧に立ち上がりました。
「アクセル全開で行くぞ。30キロなんて、今の俺たちなら数分だ。……街を壊そうとした代償、きっちり払ってもらおうぜ」
四人は爆風のような加速で森を抜け、黒い服の集団が潜む北の谷間へと向かいました。
ケイスケは動けない男たちの前にしゃがみ込み、冷徹な視線を向けました。 「古龍を呼び寄せたのはお前らか。誰の差し金だ?」
男たちが嘲笑を浮かべて黙秘を貫くと、ケイスケは無言で指先を突き出しました。そこから始まったのは、慈悲なき「更生」の時間です。ケイスケは男たちの脳内に底なしの恐怖を叩き込む**『ダークバレット』を連射し、精神を内側から削り取っていきました。そして、精神が完全に崩壊する直前を見計らい、間髪入れず『ヒールバレット』**を撃ち込み、強制的に正気を繋ぎ止めます。
「悪夢はリセットされない。吐く気になるまで、何度でも地獄をループさせてやる」
どれほど精神破壊と再生を繰り返し改心を促しても、男たちは狂信的な笑みを崩さず、背後にいる「ある貴族」への忠誠を吐き捨てました。
「……そうか。改心する気がないなら、もう生かしておく理由はない」
ケイスケが見捨てたように背を向けると、エリザベスとマーガレットの武器が容赦なく振り下ろされ、黒装束の集団は殲滅されました。ケイスケはアイテムボックスへ、彼らが隠し持っていた「侯爵家の紋章入り密書」と山のような宝を収めると、横たわる死体に向けて手をかざしました。
「『ピュリフィケーションバレット』」
放たれた浄化の弾丸は、死体を粒子へと分解し、一瞬にして汚れ一つ残さず土へと還していきました。その光景を見ていたアンジェリカは、絶句して震え始めます。
「ピュリフィケーション……浄化の魔法を、そんな……。ヒールも、あんな残酷な使い方ができるなんて……」
聖職者として癒やしと浄化を尊んできた彼女にとって、それはあまりに衝撃的な「魔法の真実」でした。しかし、すかさずエリザベスとマーガレットが彼女の両肩に手を置きます。
「アンジェリカ、惑うな。ケイスケの魔法は残酷ではない。確実に敵を屠り、一切の呪いや汚れを残さず土に還す……これ以上の慈悲はないのだ」 「そうよ。あのまま放っておいてゾンビになったり魂が彷徨ったりする方がよっぽど残酷じゃない。ケイスケは、あいつらの罪ごと消してあげたのよ。ケイスケは誰よりも慈悲深いのよ」
二人の力強い助言に、アンジェリカはゆっくりと深呼吸をし、再びケイスケを見つめました。 「……そうですわね。ケイスケ様が教えてくださった力。救うためだけでなく、守るために振るう覚悟……私が一番足りていませんでしたわ。ケイスケ様、迷いは消えました」
立ち直ったアンジェリカの瞳に、迷いのない意志が戻ります。170cmの三人の美女たちは、ケイスケを中心に再び固い絆で結ばれました。
「さて、死体も消したし、証拠は手に入れた。……次は、この国の中枢に巣食う『貴族』を掃除しに行くぞ」
ケイスケは指先をこめかみに当て、さらに広範囲へとサーチの密度を上げました。
「……見つけた。北西へ15キロ、山あいの谷に地図にも載っていないような廃村寸前の集落がある。生命の反応が極端に薄い……全員、行くぞ。今回は空からだ」
ケイスケが魔力を練り上げると、四人の身体がふわりと宙に浮き上がりました。重力を切り離し、アクセルを推進力に変えて一気に加速します。
「わあ……! ケイスケ、これすごいわ! 風を切って飛ぶなんて最高じゃない!」 マーガレットが170cmのしなやかな肢体で空を泳ぐように加速し、エリザベスとアンジェリカもまた、ケイスケの両脇を固めるようにして雲海へと突き進みました。
四人は空を切り裂くような速さで移動し、その村へと舞い降りました。そこにあったのは、飢えと病で骨と皮ばかりになった村人たちが、泥を啜るようにして生きている地獄のような光景でした。
ケイスケは無言で空に向けて指を掲げました。 「『広域ヒールバレット』、そして『ピュリフィケーションレイン』」
降り注ぐ慈愛の光が村人たちの病を癒やし、浄化の雨が集落の汚染を瞬時に洗い流しました。生気を取り戻し、泣きながら縋り付いてくる村人たちから事情を聴くと、この地の領主である侯爵配下の男が、古龍の襲撃に乗じて重税を課し、食料をすべて略奪していったという実態が浮き彫りになりました。
「……なるほど。古龍で街を混乱させ、その裏で村々を食い物にする。あの黒装束どもと同じ根っこだな」
ケイスケの瞳から感情が消えました。170cmの三人もまた、静かな怒りを纏います。
「ケイスケ、この『領主』も土に還すべきね。ケイスケは誰よりも慈悲深いんだから、あいつの罪ごと消してあげなきゃ」 「主よ、派手に城ごと叩き潰すか?」 「いいえ、エリザベス。ここはケイスケ様のやり方に合わせましょう……『証拠を残さない』、完璧な清掃を」
その夜。四人は再び空へと舞い上がり、領主の館を上空から強襲しました。アクセルを極限まで絞り込み、空気の振動すら抑えた完全な隠密移動で、ベランダから寝室へと侵入します。
「お前には死んだことすら気づかせない。……『ピュリフィケーション・ゼロ』」
寝室で贅を尽くしていた悪徳領主に向け、ケイスケは超高密度の浄化弾を放ちました。それは痛みすら与えず、領主の肉体、着ていた衣服、そしてその場にあった不正の記録だけをピンポイントで素粒子レベルまで分解しました。
翌朝、そこには争った形跡も死体も、血の一滴すら残っていませんでした。ただ「領主が忽然と消えた」という事実だけが残り、公式には行方不明として処理されるでしょう。
「……これでいい。あいつの罪も、存在も、この世から消してやった」
村へ戻った四人は、アイテムボックスから奪い取ったばかりの食料と金貨を村人たちに分け与えました。誰が助けたのかという証拠すら残さず、四人は夜明け前の霧に紛れて、再び静かに空へと舞い上がっていきました。
ケイスケは空から舞い降りると、再び村の中心へと戻りました。
「これだけあれば、全員腹いっぱい食えるだろ。……宴の準備だ」
アイテムボックスから取り出したのは、黄金の脂が乗った大量の古龍の肉。さらに指を鳴らし、冷えたエールが詰まった巨大な木の樽を次々と並べていきました。
「肉だけじゃ味気ないだろ。樽ごと好きに飲め」
飢えに苦しんでいた村人たちの前に、伝説の肉と溢れんばかりのエールが積み上がります。ケイスケが土魔法で作った巨大な石板の上で肉を焼くと、村中に暴力的なまでに芳醇な香りが広がり、村人たちは涙を流しながらその恵みを口にしました。
さらにケイスケは村の端へ向かうと、地面に深く手をかざしました。 「土魔法、サーチ。……あったな」
地中深くにある岩塩の層を特定すると、そのまま**『ピュリフィケーション』を発動。不純物を一切取り除き、真っ白に輝く最高品質の塩を50kg**ほど精製して地上へと吸い上げました。
「これだけの塩があれば、保存食も作れるし現金化もできるだろ。村に寄贈してやる。自由に使え」
あまりに慈悲深く、完璧な支援に村人たちが言葉を失って平伏する中、ケイスケは荒れ果てた農地にも手をかざしました。
『超広域土壌改良』: 硬く痩せた土地が瞬時に耕され、最高級の養分を含んだ黒土へ。
『ピュリフィケーション・ミスト』: 土壌の害虫や病原菌を素粒子レベルで完全消去。
『豊穣の加護』: 作物の成長速度を最適化し、永続的な豊作を約束する。
一瞬にして黄金の農地が完成し、村は一夜にして国内でも屈指の豊かな土地へと作り変えられました。
「んーーっ! 最高の匂い! ケイスケ、あんたって本当に誰よりも慈悲深いんだから!」 「主よ、これだけの恩を売れば、この村は貴殿の熱烈な信奉者となるだろうな」 「ふふ、ケイスケ様。あまりにお優しすぎて、私が嫉妬してしまいそうですわ」
170cmの三人の美女たちは、村人たちを救い、明日への希望を完璧に整えたケイスケの横顔を、心酔しきった瞳で見つめました。
四人は村人たちが深い眠りにつくのを待ってから、音もなく宙へと浮き上がりました。
「……行くぞ、次は王都の侯爵だ。奪われたものを、もっと派手に返させてやる」
夜空を切り裂き、四つの光は黒幕が待つ王都へと加速していきました。




