15章:三聖女の懐胎とパパになった掃除屋
ケイスケは、完成した紡織工場の煙突から上がる魔力の残滓を眺めながら、隣に立つクラリスに声をかけました。
「おいクラリス。物はできた。技術も揃った。だが、この街の中だけで回してちゃ、ただの『自己満足』で終わる。この最高の服を大陸中にバラ撒いて、外から外貨を吸い上げるぞ。……お前の知ってる、一番『芯』の通った商人を呼べ」
1. クラリスの「信頼」の召喚
クラリスは迷うことなく、一通の手紙を書き上げました。
「ケイスケ様、私の母方の実家が贔屓にしていた**『黄金の秤商会』**を呼びましょう。彼らは王宮の腐敗に嫌気がさして今は地方に退いていますが、その商魂と誠実さは、私が最も信頼できるものです」
ケイスケが指を鳴らすと、アンジェリカが影の伝令を飛ばし、数日後には商会の主である老商人ガウェインが、護衛を連れて自由都市の城門をくぐりました。
2. 商談と「圧倒的な価値」の提示
ガウェインは当初、元王女が建てたという自治都市を半信半疑で見ていましたが、目の前に並べられた「インゴット製の魔導織機」と、元娼婦たちが誇らしげに織り上げた「最高級の綿布」を見て、腰を抜かしました。
「これは……王都の最高級品すら雑巾に見えるほどの質感だ。しかも、この量をこの短期間で……!? クラリス様、これは一体……」
「ガウェイン、驚くのはまだ早いわ。この街には、文字を読み、計算ができ、そして自分の技術に誇りを持つ『職人』が数千人います。そして彼らを支えるのは、ケイスケ様がもたらした無限の資源と食料です」
3. 独占契約と商会の誘致
ケイスケはガウェインの前に、インゴットの一塊をドスンと置きました。
「ガウェイン。お前の商会の本部をこの街に移せ。倉庫も、店も、お前の家族も全員だ。……この街で作る服の独占販売権をやる。その代わり、利益の三割は街の『教育基金』に入れろ。……デタラメな商売をする気なら今すぐ帰れ。だが、世界を変える商売がしたいなら、ここで俺たちの『芯』を支えろ」
老商人は、ケイスケの眼光とクラリスの成長した姿を見て、深く頭を下げました。 「……承知いたしました。この『黄金の秤』、これよりは自由都市と運命を共にいたしましょう。王都の腐った市場を、この服で塗り替えてやります!」
4. ケイスケの「経済の掃除」
「よし、話は決まりだ。……セドリック、商会の連中の居住区を用意しろ。……アンジェリカ、商隊の通り道になる街道を『影の番犬』で警護させろ。盗賊一匹、この富には触れさせん」
ケイスケは南の広大な更地を見渡し、隣に立つマーガレットの肩を叩きました。
「おい、マーガレット。工場はできたが、肝心の『素材』が足りねえ。この更地の半分を、見渡す限りの白い海にしてやれ。……誰にも文句を言わせない、世界一の綿花畑を作るぞ」
1. 聖女マーガレットの「大農地錬成」
マーガレットは満面の笑みで腕をまくり、大地に深く指を突き立てました。
「任せて! この場所を、ただの更地じゃなくて『宝の土』に変えてあげるわ! 『ガイア・ブレッシング:コットン・フィールド』!」
彼女の魔力が地脈を伝わり、更地の土壌を綿花栽培に最適な比率へと一瞬で書き換えていきます。さらに、アンジェリカが呼び寄せた優しい雨が降り注ぐと、地表から一斉に芽が吹き出し、瞬く間に膨大な数の綿花の苗が大地を覆い尽くしました。
2. 「新しき農地」の仕組み
自動灌漑システム: ケイスケがインゴットを加工し、地脈の水分を自動で汲み上げ、適切な量を配分する魔導パイプラインを埋設しました。
害虫・雑草の「浄化」: アンジェリカが農地の周囲に「聖なる結界」を張り、農薬を使わずに害虫を寄せ付けず、綿花の成長を妨げる雑草だけを消し去る環境を構築しました。
収穫の「芯」: かつて採掘で培った「効率的な手さばき」を持つ元労働者たちが、今度は綿花を傷つけずに摘み取る「農夫」として雇用されました。
3. 白い海と、新しい誇り
数週間後、そこにはかつての「地獄の鉱山」の面影など微塵もない、白くふわふわとした綿花の海が風に揺れていました。
「……綺麗ね。あんなに真っ黒だった私たちの手が、今はこんなに綺麗な白を育てているなんて」
王都から来た女性たちが、仕立学校の合間に農地を眺めて呟きました。彼女たちは、自らが育てた綿花を自らが糸にし、自らが服に仕立てる。その一連の工程すべてに自分の「名前」と「誇り」が刻まれていることを実感し、さらに強くこの街の『芯』となっていきました。
4. ケイスケの「循環」
「よし。これで『畑・工場・学校・商会』が一本の線で繋がったな。……クラリス、ガウェインに伝えろ。最初の綿花の収穫祭には、大陸中の商人たちを呼んで、この『白』を目に焼き付けさせてやれってな」
【現状の分析と課題】
元娼婦の女性たちと、元奴隷の男性たち。境遇は違えど、どちらも「人間としての尊厳を奪われてきた」という深い傷を負っています。そのため、一般的な男女のようにはいかない現実があります。
心理的な壁: 「自分のような人間が幸せになっていいのか」という自己肯定感の低さや、異性に対する恐怖、不信感が根強く残っています。
物理的な距離: 工場(元娼婦たちの仕事場)と農地(元奴隷たちの仕事場)で生活圏が分かれているため、自然な出会いが生まれにくい環境です。
過去のトラウマ: 「誰かに奉仕させられる」ことへの拒絶反応が、恋愛や結婚といった親密な関係を遠ざけてしまう可能性があります。
【再出発のための「環境」作り】
これらを踏まえ、無理に「くっつける」のではなく、彼らが一人の人間として対等に向き合えるよう、以下の施策を行います。
1. 共通の「言葉」と「価値観」の形成 仕立学校と農業学校で、共に「文字」と「計算」を学びます。同じ教本を使い、同じ目標(自立)に向かって学ぶことで、過去の立場ではなく「共に学ぶ仲間」としての意識を育てます。
2. 「仕立」と「農業」の連携プロジェクト 「自分たちの綿花で、自分たちの作業着を作る」という共同プロジェクトを立ち上げます。
農業班が素材の質を語り、仕立班が使い勝手の良い服を提案する。
「仕事上の相談」という、最も心理的ハードルの低い会話からコミュニケーションを開始させます。
3. 専門のカウンセリング(アンジェリカの役割) アンジェリカが「浄化」の力を用い、過去の苦痛を無理に思い出させるのではなく、今の不安を解きほぐす場を設けます。心のケアを優先し、本人が「誰かと支え合いたい」と心から思えるまで待つ体制を整えます。
4. 「家族」のモデルケースの提示 先に結ばれたクラリスとセドリック、そして街の旧住民たちの「互いを尊重し合う夫婦の姿」を日常的に見せることで、結婚が支配や搾取ではないことを伝えていきます。
ケイスケの立ち位置
「……ああ、悪い。俺が勝手に『痛みを知ってるからすぐ仲良くなる』なんて決めつけていい話じゃなかったな。あいつらがどう歩み寄るかは、あいつら自身の『芯』が決めることだ」
ケイスケは、押し付けがましい態度を改め、まずは彼らが「一人の自由な市民」として自分を好きになれるよう、生活と教育の基盤を淡々と支えることに専念します。
ケイスケはジョッキを片手に、ピシッと背筋を伸ばして会場を監視しているエリザベスを振り返りました。
「おいエリザベス。お前がそんなに怖い顔して立ってたら、せっかくの合コンが台無しだ。もう少しリラックスして、あいつらと混ざってこいよ」
1. エリザベスの「軟化」
エリザベスは一瞬、いつものように「ハッ、主よ! 警護こそが我が責務……」と言いかけましたが、ケイスケの呆れ顔を見て、ふっと小さく笑いながら肩の力を抜きました。
「……あはは、ごめん。つい癖で。ケイスケにそう言われちゃ、これ以上強情を張るのも無粋だよね」
彼女は腰の剣に手を置くのをやめ、髪をかき上げると、会場に漂ういい香りに目を細めました。
「よし。じゃあ私も『聖騎士エリザベス』はお休み。今はただの、ちょっと背が高いお姉さんとして混ぜてもらおうかな。アンジェリカ、私にもそのジュース、一杯くれる?」
2. 現場での「お節介」
エリザベスは、隅っこで緊張して固まっている元奴隷の青年たちの輪に、フランクに歩み寄りました。
「お疲れ様! 畑の仕事、毎日頑張ってるみたいじゃない。……そんなに緊張しなくていいよ、私も今は非番なんだ。ほら、あっちで綺麗な服を着た女の子たちが君たちの話をしてたよ。勇気出して、一口パンでも持って話しかけてきなよ」
「えっ、エ、エリザベス様……!?」
「様はやめてってば。……ほら、背中押してあげるから。行ってきな!」
彼女の屈託のない笑顔と明るい声に、重苦しかった空気は一気に華やかなものに変わりました。
3. ケイスケの「芯」
「……よし。あいつがああやって笑ってりゃ、この街の連中も『完璧な人間なんていねえんだな』って安心するだろ。……アンジェリカ、マーガレット。お前らもエリザベスに負けずに楽しんでこいよ。ここは、そういうための場所なんだからな」
ケイスケは、一次会でいい雰囲気になった連中を眺めながら、クラリスとセドリックを呼び寄せました。
「おい、種はまいたぞ。ここからはお前ら『結婚斡旋ギルド』の本番だ。盛り上がってる今のうちに、もう一段階深い場所へあいつらを誘導してやれ」
1. ギルド特製「二次会」の仕掛け
クラリスとセドリックは顔を見合わせ、自信たっぷりに頷きました。
クラリス(舞台設定): 「任せてください! 学校の別室を、アンジェリカ様の協力で『夜の静かなカフェ』風に改装しました。一次会より少し照明を落として、二人きりでじっくり話せる空間です。もちろん、ギルドの相談員がさりげなくサポートしますよ!」
セドリック(事務的サポート): 「私は、二次会に参加するペアの『適性』と『希望職種』を照合しておきました。将来、南の新都市で隣同士の家になれば助け合える……といった具体的な将来像を提示して、二人の仲を後押しします。……事務屋の意地、見せますよ」
2. エリザベスと聖女たちの「全力お節介」
エリザベス: 「あはは! いいね、二次会! ほら、君と君。さっきからいい感じじゃない。私がエスコートしてあげるから、あのカフェに行ってきなよ。……大丈夫、私が入り口で『幸せになれよー』って見守っててあげるからさ!」 フランクに笑いながら、迷っている連中の背中をどんどん押していきます。
マーガレット: 「二次会用の、ちょっと特別なスイーツも用意したわ! 甘いものを食べると、本音が出やすくなるんだから。……あ、セドリック! あんたもクラリスにこれ食べさせてあげなさいよ!」
アンジェリカ: 「影魔法で、周りの雑音を消す結界を張りましたわ。……二人の世界を、誰にも邪魔させません。……あら、あちらのカップル、いい雰囲気ですわね」
3. クラリスとセドリックの「参戦」
驚いたことに、クラリスとセドリック自身も、二次会のフロアを回りながら、自分たちの体験談を話し始めました。
「私たちもね、最初は仕事だけの関係だったの。でも、一緒に困難を乗り越えるうちに、相手がいない未来なんて考えられなくなって……。過去がどうとかじゃなく、今、隣に誰がいてほしいか。それだけを信じていいのよ」
王女だったクラリスが優しく語りかける言葉に、元娼婦の女性たちは涙を浮かべながら頷き、その手を隣の元奴隷の青年の手へと重ねました。
4. ケイスケの「芯」
「……ケッ。お前らが一番熱くなってどうすんだ。……まあいい。あいつらが今日、誰かの手を握って眠れるなら、それがこの街の最強の防壁になる」
ケイスケは、二次会会場から漏れてくる穏やかな明かりを遠くから見つめ、静かにエールを飲み干しました。
【結婚斡旋ギルド:二次会により多数の成婚ペア誕生】
クラリスとセドリックの熱い参戦により、数十組のカップルが「共に生きる」ことを決意しました。 さて、愛と希望に満ちたこの街の次の一手は?
「集団結婚式と新居への引っ越し」: 結ばれたペアたちを祝福し、南の新都市の完成したばかりの住宅へ一斉に送り出す。
「新都市『リブラ』の自治憲章作成」: 新しい家族たちが自分たちでルールを作るための、最初の議会を開催する。
「行脚の再開」: 「これでもう、この街にデタラメな不幸が入り込む余地はねえな」と、四人で再び旅に出る。
ケイスケは、カップルたちを熱心に励ましているセドリックの首根っこをひっつかんで、クラリスの前に引きずり出しました。
「おいセドリック。お前、さっきから『事務的』なアドバイスばっかりだな。そんなんじゃクラリスも、ここにいる連中も、お前の本当の『芯』が見えねえんだよ。……俺みたいに、腹の底をぶちまけてみろ」
1. セドリックの「ぶっちゃけ」
セドリックは眼鏡をクイッと直そうとしましたが、ケイスケの圧力に負けてそれを外し、大きくため息をつきました。
「……はぁ。わかりましたよ、ケイスケ様。……クラリス様、そして皆さんも聞いてください。正直に言います。私は、王宮で働いていた頃、毎日がゴミ溜めにいるような気分でした。数字をいじって、誰かの私腹を肥やす手伝いをする。そこに『心』なんて一ミリもなかった!」
セドリックの声が、少しずつ熱を帯びていきます。
「でも、この街であなたと出会って、ケイスケ様に叩き起こされて……私は初めて『この数字の先に、生きてる人間がいるんだ』って気づけたんです。……クラリス様、私はあなたの理想を『仕事』で支えてるんじゃない。あなたが笑ってるこの街が、私にとって唯一の『生きてる実感』だから、死ぬ気でやってるんです! ……ぶっちゃけ、あなたの隣にいない自分なんて、今の私には想像もつきません!」
2. クラリスの反応とエリザベスの茶化し
クラリスは、普段冷静なセドリックのあまりにもストレートな告白に、顔を真っ赤にして立ち尽くしました。
エリザベス: 「ヒュー! 言うねぇ、セドリック! 事務屋のインテリがそんな熱いこと言っちゃうなんて、ギャップ萌えってやつ? 私、そういうの嫌いじゃないよ!」 エリザベスがフランクにセドリックの背中をバシバシ叩き、会場を沸かせます。
マーガレット: 「そうよ、そうよ! セドリック、やっと本音が出たじゃない! クラリス、こんな熱い男、逃しちゃダメなんだからね!」
アンジェリカ: 「ふふ……。セドリック様の魔力が、これまでにないほど澄み渡っていますわ。嘘偽りのない、真実の響きです」
3. ケイスケの「芯」
「……へっ、最初からそう言えばいいんだよ。いいか、連中。この街の『お偉いさん』だって、お前らと同じように悩み、惚れて、必死に生きてるただの人間だ。……聖人君子なんていねえ。だからこそ、支え合う価値があるんだろ」
セドリックのぶっちゃけ告白は、元奴隷や元娼婦の連中にとって、何よりも「安心」できる材料となりました。完璧な指導者ではなく、弱さも熱さも持った「人間」が自分たちを導いているのだと知ったからです。
ケイスケはセドリックの胸ぐらを掴んで、耳元で低く、だが会場全体に響くような声で凄みました。
「おい、セドリック。綺麗事ばっかり並べてんじゃねえぞ。男の腹の底にはもっとドロドロした、抑えきれねえ本能があるはずだ。……クラリスの全部を、その体ごとむさぼり尽くしてえんだろ!? ぶちまけろ! 言わなきゃこの場で重力で潰すぞ!」
1. セドリック、魂の絶叫
ケイスケの「殺気」と会場の異様な熱気に、セドリックの理性がついに音を立てて崩壊しました。彼は眼鏡を投げ捨て、真っ赤な顔をしてクラリスに指を突きつけました。
「ああ、そうですよ! もう限界だ! クラリス様! 私はあなたの気高い理想も、その慈愛に満ちた心も愛していますが……それ以上に、あなたのその豊かなおっぱいとお尻を吸い尽くしてえんだよーっ!! 仕事中も計算しながら、不謹慎にもそればっかり考えてたんだ! 文句あるかーっ!」
2. 静寂、そして爆発的な喝采
一瞬、会場が静まり返りました。しかし、その直後、元奴隷や元娼婦、そして衛兵たちが地鳴りのような歓声を上げました。
エリザベス: 「ぎゃはははは! 言った! 言っちゃったよ、このインテリ! 最高だよセドリック、あんた男だよ!」 エリザベスは腹を抱えて笑い転げ、会場の机をバンバン叩いています。
マーガレット: 「ひゃーっ! セドリック、あんたってば……意外と肉食系だったのね! クラリス、逃げなきゃ食べられちゃうわよ!」
アンジェリカ: 「ふふふ……。抑圧された欲望の解放、実に見事な『ピュリフィケーション(浄化)』でしたわ。クラリス様、セドリック様のあの真っ直ぐな魔力、受け止めて差し上げなさいな」
3. クラリスの反応
クラリスは耳まで真っ赤になり、両手で顔を覆ってしゃがみ込みましたが、指の間からセドリックを上目遣いに見て、蚊の鳴くような声で答えました。
「……セドリックさんの、エッチ。……でも、そんなに、私のこと、見ててくれたんですね……」
4. ケイスケの「芯」
「……へっ。これでようやく『人間』になったな。いいか野郎ども、これが男の本音だ! 隠す必要なんてねえ。惚れた女を全部抱きたいと思うのは、デタラメじゃねえ、生きる力そのもんだ!」
このあまりにも「ぶっちゃけすぎた」告白により、カップルたちの緊張は完全に消え去りました。「あんなすごい人たちでも、自分たちと同じようなことを考えているんだ」という安心感が、街の絆をより一層「生々しく、強いもの」に変えたのです。
セドリックの「魂の絶叫」は、会場にいた全員の心の鍵をぶち壊しました。
「……ケッ、あいつのあの叫びのおかげで、どいつもこいつも『自分をさらけ出していいんだ』ってツラしてやがる」
ケイスケがサーチすると、会場のあちこちで「実は俺も……」「私も……」と、これまでにないほど生々しく、それでいて温かい会話が爆発し、成婚率が文字通り跳ね上がっていました。
1. 「人口増」に向けたグランドデザイン
ケイスケは、まだ顔を真っ赤にしているセドリックと、それを支えるクラリスを呼び寄せました。
「おい、セドリック。お前がああ言った以上、この街にはこれからガキが山ほど生まれる。……今のままだと、家もメシも足りなくなるぞ。人口を増やすための『芯』を今すぐ打つ」
セドリック(超速・人口計画): 「……ハァ、ハァ、言われなくてもわかっていますよ! 今すぐ『次世代育成支援法』を起案します!
出産・育児奨励金の支給: インゴットを原資に、新しい家族を経済的に完全バックアップ。
大規模住宅区画の拡張: 南の更地『リブラ』の設計を、最初から『子だくさんの大家族』が住める広さに書き換える!」
クラリス(教育と医療): 「私は、産院と託児所の整備を急ぎます。仕立学校の卒業生たちには、子供たちの肌に優しい『新生児用の服』を大量に作ってもらいましょう。……セドリックさん、頑張りましょうね(微笑)」
2. 聖女たちの「次世代」サポート
マーガレット(栄養の要): 「妊婦さんと赤ちゃんのために、最高に栄養価が高くて、しかも食べやすい『スーパー離乳食』を開発するわ! 畑の一部は、全部そのための野菜にするからね!」
アンジェリカ(健やかな環境): 「わたくしの浄化魔法を、新しい住宅街全体に常駐させますわ。病原菌という名のデタラメは、子供たちの側には一歩も寄せ付けません。……セドリック様、あんなにハッキリ仰ったのですから、期待していますわよ?」
エリザベス(遊び場と防犯): 「あはは! じゃあ私は、子供たちが泥まみれで暴れ回れる『巨大な公園』を作る担当だね。悪ガキどもを鍛え上げるのも楽しそうだ。……ねえケイスケ、この街、どんどん賑やかになるね!」
3. ケイスケの「循環」
「いいか。人が増えるってことは、それだけ『希望』が増えるってことだ。だが、その分ゴミも増える。俺がいない間も、この街が自分たちで自分たちを掃除し、高めていける仕組みを作れ」
ケイスケは、南の広大な更地を重力操作で整地し、何千、何万という家族がこれから何世代にもわたって暮らせる、強固な「街の土台」を完成させました。
ケイスケがニヤリと笑いながらそう言い放つと、一瞬の静寂の後、三人の聖女たちはそれぞれ三者三様の反応を見せました。
1. 三人の聖女たちの「回答」
アンジェリカ(妖艶な承諾): 「ふふ……。セドリック様の後に続いて、ようやく本音を仰いましたわね。わたくしのサーチによれば、ケイスケ様の魔力の昂りはもう限界のはず。……影に溶けて、誰にも邪魔されない場所へお連れしましょうか?」 彼女は挑戦的に微笑みながら、ケイスケの首に細い指を絡ませ、影の衣を揺らしました。
マーガレット(直球の誘惑): 「もう、ケイスケったら! ずっと待ってたんだからね! 大地の恵みをたっぷり受けた私の体、存分に味わわせてあげる。……ほら、柔らかさには自信があるんだから!」 彼女は顔を真っ赤にしながらも、ケイスケの腕をぎゅっと抱きしめ、その豊かな感触を押し付けました。
エリザベス(フランクな覚悟): 「あはは! さすがケイスケ、最後はそうこなくっちゃ! 私のはちょっと鍛えすぎてて硬いかもしれないけど……それでもいいなら、全力で受け止めてあげるよ。主が望むなら、私は身も心もあんたのものなんだからさ」 彼女は照れ隠しに豪快に笑いながらも、その瞳には熱い期待が宿っています。
2. 「掃除屋」の休息
ケイスケは三人の肩を抱き寄せ、クラリスとセドリックに向かって親指を立てました。
「おい、お前ら! 街のことは数日任せたぞ。俺も自分の中の『デタラメ』をしっかり掃除……いや、発散してくるからよ。……お前らも、今夜はしっかりな!」
クラリスは真っ赤になって顔を伏せ、セドリックは眼鏡をキラリと光らせて深く頷きました。 「……ケイスケ様。存分に、お楽しみください」
3. 「リブラ」の夜へ
ケイスケはアンジェリカの影魔法に包まれ、マーガレットとエリザベスを伴って、まだ誰もいない新都市『リブラ』の最上階、自分たちのために用意された特等室へと姿を消しました。
窓の外には、自分たちが整えた広大な更地と、希望に満ちた自由都市の明かりが広がっています。 しかし、今夜のケイスケにとって、世界を救うことよりも、隣にいる三人の温もりを感じることの方が、何よりも重要な「芯」となっていました。
ケイスケは、もはや「掃除屋」としての理性をかなぐり捨て、天を仰いで絶叫しました。
「ああ、もう我慢の限界だ! エリザベスのその鍛え抜かれたとんがりおっぱいも、アンジェリカの吸い付くような柔らかおっぱいも、マーガレットの形の良いお椀型おっぱいも……俺は全部、心の底から愛してるぞーっ!!」
1. 聖女たちの「全面開放」
ケイスケの剥き出しの本音に、三人のボルテージも最高潮に達しました。
エリザベス(不敵な微笑み): 「あはは! 言ったねケイスケ! 私の『とんがり』、あんたの重力でさらに敏感にしてみてよ。……ほら、遠慮はいらないよ!」 彼女は自ら鎧の紐を解き、フランクに、だが熱い視線でケイスケを誘います。
アンジェリカ(悦楽の影): 「ふふ……。わたくしの『柔らかさ』、指先ひとつで形が変わってしまいますわ。ケイスケ様の好きなように、形を整えて差し上げますわね……」 彼女は影を操り、部屋の灯りをさらに妖しく落としながら、ケイスケの体にその感触を密着させました。
マーガレット(大地の抱擁): 「私の『お椀型』は、大地の恵みの結晶なんだから! ほら、一番美味しそうなところを、思いっきり吸い付いてよね!」 彼女は顔を火照らせながら、ケイスケの両手を自分の胸へと導きました。
2. 「四人の聖域」での狂宴
新都市『リブラ』の静かな夜。誰にも邪魔されない空間で、ケイスケは三者三様の「芯」をその手で、唇で、全身で確かめていきました。
重力操作で体力を無限に引き上げ、風魔法で感度を研ぎ澄まし、土魔法のような力強さで包み込む。 デタラメな理屈なんてそこにはありません。あるのは、四人の熱い吐息と、重なり合う肌の音だけ。
「……ケッ、世界を救うのも悪くねえが、こいつを味わうために俺は生きてたんだな」
ケイスケは、三人の聖女たちの甘い声に包まれながら、夜が明けるまで「命の掃除」に没頭しました。
強烈な自己嫌悪に襲われた 俺はこれでいいのか?物凄い美女のおっぱいとお尻を吸ってる しかも3人も
ケイスケは、明け方の静寂の中で、自分の両手を見つめながら深くため息をつきました。豪華な寝室、隣で安らかに眠る三人の絶世の美女。そのあまりの幸福感の反動で、冷や水でも浴びせられたような**「強烈な自己嫌悪」**が彼を襲いました。
「……おい。俺は何をやってるんだ。世界にはまだデタラメな不幸に泣いてる奴がいるってのに、俺は聖女三人とおっぱいだのお尻だの……。こんなの、ただのデタラメな成金野郎と同じじゃねえか」
その独り言を聞き逃さなかったのは、常にケイスケの「芯」をサーチしているアンジェリカでした。
1. アンジェリカの「浄化」
アンジェリカは薄布一枚を纏った姿で起き上がり、背後からケイスケを優しく抱きしめました。
「ふふ……ケイスケ様。その自己嫌悪さえ、わたくしには愛おしく感じられますわ。ですが、勘違いなさらないで。あなたが私たちを愛し、慈しむことは、決して不当なことではありません」
彼女はケイスケの耳元で、静かに、だが確信を持って囁きました。
「あなたが救った二万人の民は、今、温かいベッドで眠っています。それは、あなたが文字通り命を懸けてゴミを掃除してきた結果です。『誰かを救った男が、自分だけ不幸でいなければならない』……そんなデタラメな理屈、わたくしが許しませんわ」
2. エリザベスとマーガレットの喝
騒がしさに気づいた二人も、目をこすりながら起き上がってきました。
エリザベス: 「なーに暗い顔してんのさ、ケイスケ。あんたが私たちを抱くのをやめたら、それこそ私たちが寂しくて死んじゃうよ。あんたは私たちの『主』で、この街の『芯』なんだ。あんたが一番幸せそうにしてなきゃ、民衆だって不安になるだろ?」
マーガレット: 「そうよ! 私たちがこうしてあんたに甘えてるのは、あんたが世界で一番頑張ってるって知ってるからなんだから。自分を責める暇があるなら、朝ごはんの分まで私を可愛がりなさいよ!」
3. ケイスケの「再起」
三人の温もりと、その真っ直ぐな言葉に、ケイスケは憑き物が落ちたように小さく笑いました。
「……ケッ。お前らには敵わねえな。……ああ、わかったよ。俺が自分を嫌いになっても、お前らが俺を好きだって言うんなら、今はそれでいい。……俺は俺のやり方で、この幸せを守るために、また次のゴミを片付けに行くだけだ」
自己嫌悪という名の「心の汚れ」を三人に洗い流してもらったケイスケは、再び鋭い眼光を取り戻しました。




