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〜エピローグ〜 痛みを意味に変えて、歩き出す
結婚生活は、私にとって痛い授業料だった。
依存、支配、嘘。
そのひとつひとつが、私の心の灯りを少しずつ奪っていった。
けれど、その代償の中で、私は気づいた。
『自分を大事にして生きる!』
という選択こそが、私の人生を守る道だと。
女性は、どれだけ惨めな経験をしても、痛みを意味に変えて、次へ進む力を持っている!
私も、その1人である!
『結婚』
というハズレくじを引いたことで、逆に
『自分を守る!』
という、本当の答えに辿り着けた。
そして、こうして私が記録を綴ろうと思えたのは、仁がそっと背中を押してくれたからだ。
痛みを否定せず、言葉に変える勇気を与えてくれた。
その支えがあったから、私はここまで来ることができた。
過去の代償は、決して小さくなかった。
けど、そのすべてが今の私をつくり、未来へ進む力になってる。
これからも私は、自分の灯りを守りながら歩いていく。
──仁と共に。




