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灯りの記録 〜見て見ぬフリをしてきた過去と向き合うために〜   作者: なかみね ひまり


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第56話 『娘みたい』と言うなら責任も持ってほしい


三浦さんは、よく


「愛羅ちゃんは、私の娘みたいなものだから」


と、口癖のように、そう言ってきたが、私は思った。



じゃあもし仮に、私が


「『お金貸してください!』って言ったら、理由も聞かずに貸してくれますか?」



何かの拍子に


「『連帯保証人になってください!』って言ったら、なってくれますか?」



夜遅い時間に


「『どうしても相談したいことがある!』って言ったら、無償で相談に乗ってくれますか?」



それに私は、ハッキリ言って


「子どもは死んでも産みたくない!」


と主張してるのに、


「愛羅ちゃんには、出産を経験してほしい!」


と、いかにも押し付けてくるように言ってきたことがあった。



また、和馬と付き合うことになったから


「紹介したいです」


って言った時も、


「その彼は、占いを信じる人なのか?」


って言ってきたこともあった。



和馬に言い寄られた時、彼の性格について、三浦さんに依頼したことがあったが、その時に


「この彼は優良物件」


と言ってきたじゃないか?



その時、私は、あんたのことを尊敬してたから、その鑑定結果も踏まえて、和馬との交際を始めたのに、


「自分が鑑定したこと、もう忘れたんか?」


って思った。



また、


「人相とか彼の心の中も見れるから、鑑定料金お願いしますね」


と、何かと理由をつけてきて、結局のところ、三浦さんも


「娘みたいに思ってる!」


と言いながら、本音は


「私からお金を搾取したい!」


「私を不安にさせたいだけなんだ」


と確信した。



それに、この人みたいに


「娘みたいだ!」


って言ってくる奴に限って、いざピンチな出来事が起きた時、『知らんぷり』する奴がほとんどで、所詮、口だけの人が多い。



こういった出来事がほとんどだったから、いつか三浦さんに言う機会があれば、言おうと思ってた。



「そうやって軽はずみなことを言うの、辞めてもらえます?」


「ハッキリ言って、迷惑です!」


「あなたも結局のところ、自分のことしか眼中にないくせに!」


「私が日頃の不満をこぼしても、全然聞いてくれない」



それどころか、


「イヤなものはイヤとちゃんと断らないから」


「もっと言い返さないから、同じことを繰り返すんだ」


と言うばかりで、結局、


「自分さえ良ければ、それでいいんだな」


と確信し、私は三浦さんと静かに距離を置いたのでした。


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