第53話 距離を置いたら、体調が戻った
三浦さんも、口では軽はずみなことばかり言ってきたけど、よくよく考えると、結局は
「自分のノルマを達成するために、私に近づいてきたんだな」
って思った。
「なんか違うかも」
って感じた時点で、『気のせいだ』と捉えず、
「きっぱり断っていればよかった」
と、今でもそう思うことが時々ある。
実際、三浦さんに出会ってから、私の体調はますます悪化していった。
当時、私は都会に住んでたが、いつも喉に不快感があり、のど飴がないと生きていけない状態だった。
「この街が自分に合ってないんだな」
「環境を変えれば、体調が良くなるかもしれない」
そう思って、これまで田舎へ移住体験を転々としてきたけど、全然良くならなかった。
そして、思い切って三浦さんと距離を置くようになったら、私の体調は徐々に回復していき、のど飴も不要になった。
原因不明の体調不良は、
「三浦さんと無理してまで、関わってたことが原因だったんだな」
と、ようやく気づくことができた。
占いに関わる仕事をしてるなら、私がメンタル弱くて、繊細であることも分かるはずなのに、
「ホント愛羅ちゃんって、すぐ体調崩すし、メンタル弱すぎ」
「自分の思ってることを主張しないから、原因不明の体調不良を起こすんだ」
と、まるで私を侮辱するような言い方をしてきたこともあった。
こういった一連の出来事から、三浦さんが私に寄り添ってくれることは一切なく、
「『ヒプノセラピスト』と名乗るくらいなら、もう少し、クライアントがリラックスできる発言をしてくれてもいいのでは?」
と、何度もそう思ったのでした。




