第32話 理不尽な言葉に心がざわついた日々
私もやるべき業務はしっかりやっているのに、
お局さんには
「あなたは、仕事がスピーディーにできない」
と何度も怒鳴ってきた。
お局さんは、自分のことはそっちのけで、
「あなた、その歳で未だにコンビニバイトだなんて、まともな定職にも就けないのね。それでよく、今まで生きてこれたよね」
と、まるで人の粗探しをしてるような嫌味を、トラブルが起こるたびに言ってきたけど、こっちからしたら、
「あんたも人のこと言えないでしょ」
と思ってた。
一応、バイトリーダーのバッヂはつけてたけど、歳ばかり重ねて、お局さんも未だにバイト。
バッヂをつけてる割にはミスも多いし、やり方もガサツ。
しかも、バツイチの独身で実家暮らし。
『子ども部屋おばさん』のくせに、自分のことを棚に上げて人を責めるなんて、本当に辞めてほしかったし、
「いくらバイトでも、ちゃんと自立して1人暮らしをしてる私の方が、よっぽど立派に暮らしてるわ。アラフィフになっても自立できず、人のことをギャンギャン指摘する暇があるなら、もう少し空気を読む力を身につけて、一緒に住んでる親に、1から性根を叩き直してもらえば。そういう人こそ、昔、旦那さんに愛想を尽かされて捨てられた挙げ句、子どもの親権も放棄したくせに」
って、心の中で何度も思ったのでした。




