表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
灯りの記録 〜見て見ぬフリをしてきた過去と向き合うために〜   作者: なかみね ひまり


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/41

第27話 パンデミックで働き口が見つからなかった過去


あれから私は水商売を辞め、再びイベント関係のバイトをしてたが、パンデミックが流行し、


『緊急事態宣言』


が発令されたことで、派遣先から


『人員削減』


という理由で契約を切られ、私は働き口を失ってしまい、自宅で過ごす日々が増えたせいで、生活リズムも心の余裕も崩れていった。



ちなみに、当時住んでいたゲストハウスでは、

不安にさせるプロと縁を切った後、女王様も出て行ってくれたから、しばらくは平和に過ごせてたけど、パンデミックが広がるにつれ、住民たちは、リモート勤務や自宅待機が増え、リビングは住民たちが集まる『溜まり場』のようになっていた。


ゲストハウスの良いところは、


「おかえりなさい」「行ってらっしゃい」


と声をかけてくれる人がいたこと。その小さなやりとりに、少しだけほっこりしていたが、外に出られない日々が続き、リビングに行けば、必ず誰かがいて、中には毎日のように過去の災難をボヤく人もいては、すれ違う度に同じ話を都度聞かされ、


「またか…」


とうんざりしていた。



私のお向かいに住んでた住民は、私が質問しても答えようとせず、逆に質問を聞き返してくることが何度かあり、私が答えてもその人はそそくさと逃げていくから、


「この人、私をバカにしてるんじゃないか」


と思ったし、それに加え、何でも私にお願いしてくる図々しさもあり、私が


「ほっといてほしい」


と態度で示しても、それを察してくれることはなく、自分の都合で絡んでくるところが鬱陶しかった。



中でも、パンデミックなど関係なく、持病とかでいつも家にいる住民もいて、


「あの人は性格が変だ」


とボヤく人もいた。その人は、


「自分の言ってることが正しい」


と押し付けてくるところがあり、かなり神経質で被害者意識が強く、特にパンデミックの期間に入ってからは、私にやたらと目をつけてくるようになり、私の言動について、あることないことを不動産会社に吹き込み、不動産会社からは


「このままだと、契約解除になりかねますので、最新の注意を払って生活してください」


と一方的に言われ、


「不動産会社も、この番人の言うことを鵜呑みにするんだな」


と思い、ますます幻滅し、しこりが残った。



相変わらず息詰まる生活が続いてたから、


「もうこの際、ゲストハウスではなく、1人暮らしをしよう」


そう決意し、新たに物件探しに出向いたのでした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ