第23話 疑似恋愛と水商売の現実
マザコンクズ男を、1日でも早く忘れたかった私は、夜のお仕事をフルで働くことにした。
お酒も、甘いものなら少しずつ飲めるようになり、コミュニケーション講座で学んだ知識を活かしながら、お客さんとの会話を毎日続けているうちに、指名も少しずつ入るようになっていき、嬉しいことに、毎週来てくれる方もいて、1度だけ、同伴してくれたこともあった。
けど、顔を合わせる回数が増えていくにつれ、指名してくれるお客さんとの関係が疑似恋愛のようになり、次第に束縛されるようになった。
「お店で会うよりも、外でデートしたい」
そう言われた時、さすがに抵抗があったし、どう対処すればいいのか分からず、私は不安にさせるプロに相談した。
不安にさせるプロも昔、水商売をしてたことがあるらしく、こういう時の対処法も分かると思ったから。
そしたら、不安にさせるプロは
「メッセージの返信は少し遅めにして、それでもしつこいようなら、お店に来るよう遠回しに誘導し続けること」
そう言われたから、言われた通りに実行してみた。
すると、しばらくして
「もうお店には来ない」
というメッセージが届き、その客との関係は、これで終了したが、働けば働くほど、水商売のイヤな部分がどんどん見えてくるようになり、次第に、働くのが辛くなっていくのでした。




