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灯りの記録 〜見て見ぬフリをしてきた過去と向き合うために〜   作者: なかみね ひまり


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第20話 家庭環境を告白した時に言われたこと


初級編の受講を終え、中級編へステップアップするタイミングで、講座の金額も当然ながら高くなっていった。



イベント業は、働く場所が一定しておらず、移動だけでも疲れることが多かったから、講座に専念しようと思い、イベントのシフトを週3に減らすことに。


そして、思い切って、夜の世界に飛び込むことを決めた。


水商売は全くの未経験だったし、お酒もあまり飲めなかったから、週2のペースでスタート。


昼間はたまにイベント業も続けながら、少しずつ生活を整えていき、貯金も少しずつだけど、それなりに貯まるようになってきた。



以前、両親は亡くなったことにしてたが、このまま嘘を突き通すことに罪悪感があり、誰かに話すのはとても勇気がいることだったが、それでも、会員サイトの呟きに、これまで家族にされてきたことや、複雑な理由があったから『死んだことにしていた』と正直に書いた。


それに同情してくれる方もいたが、


「産んでくれた親でしょ? ちゃんと連絡しないとダメだよ」


「あなたのような家庭環境で育った人は、親の都合で政略結婚させられることも多いけど、そうならなかったあなたは、まだマシ」


「その環境から逃げられただけでも、有難いと思いなさい」


「あなたの親も、自分のことでいっぱいいっぱいだったんじゃない?」


「もう終わったことなんだから、忘れなさい」


そんな言葉をかけられ、寄り添ってくれる人はおらず、


「私はなんのために、ここに存在してるんだろう?」


「やっぱり誰も、私のことを分かってくれる人なんていないんだな」


そう思い、それ以降、誰かに親のことを打ち明けるのは辞め、封印してきたが、心の中では叫んでいた。



「親に対してどう思うかを決めるのは私。私がそう思ったから、そうしてるんだ」


「そんな言い方、しないでくれる。何のためのコミュニティなのよ?」



また、この話をしたことで、『過保護』と『過干渉』を同じものだと捉える人もいて、


「それは、あなたの親が過保護だから、しょっちゅう連絡してくるんじゃないの?」


と言われたこともあった。



「いやいや、過保護と過干渉では、意味合いが全く違うから」


「区別がつかないなら、1から説明して差しあげましょうか?」


と思うほどでした。


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