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灯りの記録 〜見て見ぬフリをしてきた過去と向き合うために〜   作者: なかみね ひまり


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第14話 弁護士も頼りにならず、境界線が曖昧なまま


私が問い合わせた“宮野”という弁護士は、最初は


「これはおかしい」


と熱心に話を聞いてくれたが、いざ裁判の可能性について話が及ぶと


「決定的な証拠がない限り、こちらの取り分は少ないでしょう」


「せっかく正社員として入社できたのですから、ここで辞めるのはもったいないですよ!」


「もしあなたが自殺でもすれば、確実な証拠が掴めて訴えることもできるんですけどね」


など、信じがたい言葉を言ってきた。



私は、


「毎月の給料明細も見せてるのに、それ以上に何が必要なのか?」


パワハラの実態を必死に説明しているのに、


「自殺すれば証拠になる」


と依頼人の前で言うなんて。


まるで、私の苦しみを軽んじられているような気持ちになった。



私にとって弁護士という存在は、もっと真面目で誠実なイメージがあったが、この宮野弁護士みたいに依頼人をバカにするような対応をする人もいるのだと知り、結局は


「お金にならなければ、真剣に向き合ってもらえないのか」


と深く失望した。



「どいつもこいつも、当てにならない」


そう思いながらも、どうすればすぐに辞められるかを検索していた時、


『退職代行サービス』


という存在を知り、チャットでのやりとりだったが、辞めたい理由を伝えると、担当してくれた方はとても親身になって話を聞いてくれ、


「まず、“辞められない”ということはありません」


「利用された方は皆、きれいさっぱり退職されています」


「もし退職できなかった場合は、全額返金致します」


と頼もしい返事をしてくれ、


「これで本当に辞められるなら」


となけなしのお金をはたいて依頼し、そのサービスのおかげで、私はようやくこの保険会社ときれいさっぱりお別れすることができた。



「美味しい話には、罠がある」


『簡単に稼げる』


と謳われているものほど、用心しなければならないなと痛感したのでした。




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