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【精霊】第6話 残念な報告?
重苦しい雰囲気の中、先乗り組で年配の方の魔法使いが口を開いた。
「更に、残酷な報告をしないといけない。ゼークトの街のギルドから派遣された3人組の冒険者が、既に魔物に殺されていた」
村長と自警団の2人は俯き、カイル達3人は驚愕の表情で顔を上げた。
「その3人は、村からは少し離れた森の中で死体が見つかった。村を目指しての移動中に魔物に遭遇してしまったと考えられる。途轍もない怪力で背骨が引き抜かれたもの、全身がグチャグチャに捻られたもの……いずれも人のできることではない」
……ゼークトの街のギルド
……村からは少し離れた森
あれ?
「火の魔法には定評のある冒険者パーティだった」
考えるのは止めよう。どうせ、木樵小屋を使わせて貰った礼をしたら、この村を出るのだから。
「我々も、その二の舞にならないように気を引き締めておかないとならない。わかっているのか、カイル!」
「え、オレ?」
「女の尻を追いかけてる余裕はない、ってことだ!」




