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カッペが遂に大都市東京を走る?  作者: カビゴンと一緒


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43/52

「今更其れ聞くの?」

コイツは…


「お前…」

「あたし本気だよ、聞きたく無いと思うけど聴いて。誰もお兄ちゃんの替わりに成れない、他の人じゃあたしの心は満たされ無かった、でもお兄ちゃんに撫でて貰っただけで満たされたの、もう何処にも行けない様にしてよ…」

 逸らす事無く真っ直ぐに俺の眼を見据えている。


「あたしお兄ちゃんの持ち物に成るの、お片付け出来なくてもバイクは大切にしてるよね。あたしの気持ち何てもう要らない、お兄ちゃんの持ち物の一つに成りたい、そして躾て貰うの‼」

「柊、お前其れで良いのかよ?」

 眼を反らす事は無く頷いた、コイツ本気なんだ!


「恥ずかしいけどこれもあたしに着けてね!」

 もう一つの袋を渡される、袋の中を見ると信じられない物が存在する。

「柊…お前コレを如何やって手に入れたんだ?」

 此れはホームセンターに売ってる物じゃ無い。

「此処に帰って来る途中に寄って貰ったの、流石にこの時間じゃないとお店開いて無いから買えないもんね❤」

 運ちゃんが俺を値踏みする眼で見る訳だ、納得した。


「恥ずかしいけど、ソレもあたしに着けてくれる?」

 そう言いバスタオルを外した。

「早くして…、余り視ないで未だ慣れてないから恥ずかしいの」

 其処に有った筈の物がキレイに無くなって居る。

「これなら恥ずかしくて誰にも見せられないでしょ?、見せられるのはお兄ちゃんだけ!」

 袋の中身と言い、此奴は俺の考えの斜め上を行く、呆れて二の句が告げ無い…。

( ゜д゜)…


「お兄ちゃん、恥ずかしいよ~早くしてよ~‼」

 と急かして居る、在るべき場所に其れは無く多分入浴時に処理したのだろう…、ただでさえ罪悪感を感じて仕舞う躰なのに、是をされて仕舞うとは…。


「お兄ちゃん見すぎ、はやくソレを着けて!」

 既に顔は熟れたトマトのように真っ赤に変わって居る、袋の中にはもう一つ太いモール状の物が入っている、何だ是は?。


「おい、若しかしてコレって尻尾なのか?」

「そっちは後でお兄ちゃんに使って貰ってからなの!」

 だとするとこっちをか…?


「是を着ける積算なのか?本気で言ってるのか柊?」

 真っすぐ俺の眼を見て頷いた。


「其れがあたしの本気の証拠だよ、お兄ちゃんにあたしの全てを躾て貰うの!」

 確かに役目を充分果たせるだろうが…、だが付属の南京錠は簡単に壊せてしまう玩具なのだが…。


「早く履かせてよ、恥ずかしいから」

 脚を上げさせ装着させる。


「これであたしはお兄ちゃんの物。お兄ちゃんしか繋がれないの」

「じゃあカギを掛けるぞ」

「違うの、そっちじゃないの!」

 一緒に入って居た南京錠を手にしたのだが、違うと言って首輪が入ってた袋を指さす、袋を探ると首輪に着けた物より二回り小な南京錠が有る。


「掛けるのはそっちだよ、絶対鍵無くさないでね、無くすとお兄ちゃんも出来なくなるからね♥」

 柊は確かに本気なのだな、首輪にリード、其れに尻尾と下の拘束具と夜の大人の店でしか買えない物を持ち込んで…。


 柊がどんな顔をして買ったのか気に為るが、其れよりも前にどう見たって未成年にしか見えんだろ?待てよコイツの事だから堂々と20歳だと言い切ったのか?、仮にそうだとしても売る方も売る方だろ!


 完全に毒気は抜かれ乞われる儘抱き、中で果てたのを感じて嬉しそうに泣いて居た。


「覚えたよもう絶対忘れない!」

 主導権を渡し次の目的を終え涙目の侭笑ってる。


「こっちはお兄ちゃんにして欲しいの、準備はいらないから最後までね♥」

「解った…」

「痛い、痛い!」

 最初はそう叫んでいたが、終り近くには快感の叫びに替る迄に為る。


「お兄ちゃんにあたしの初めてを二つ供あげた、今本当に嬉しいの♥」

 言い終えると綺麗な笑顔で大粒の雫が次々溢れて居た。今は小さな体でしがみ付き寝息を立てている、安心頻った可愛い寝顔…。

 善悪の判断が正常に付かない此の娘、俺が護ってやるべき対象なのかもしれない…。


 夜も明け大分遅い頃に目を覚まし…。

「あたし、お兄ちゃんの赤ちゃん欲しいよ、あたし一人じゃなくなるの、そうすれば寂しく無くって二人でパパの帰りを待ってるの♥」

 寝起き一番に先ず其れかい!、だが直ぐに顔を曇らせ眼を逸らしてしまう。


「ご免なさい…、あたし…、ペットだから欲しがっちゃいけないんだった」

 自分の発した言葉に眼を潤ませる。


「俺はペットが子供欲しがっちゃ駄目とは、一言も言って無いぞ」

「いいの?、ほんとに?、なら直ぐに作って、今すぐに孕ませて♥」

 驚いた顔をしたが相手は未だ高校生だ、全くコイツは考えも無しに!


「其れは卒業してからだな、お前ボテ腹で学校に通う積算か?」

「何で?、お腹が目立つ前に卒業してるよ?」

 不思議そうに首をかしげている、そう言えばコイツの歳を聴いて無かった、身体が小さいから勝手に未だまだ先の事と思っていた。


「お前、歳は幾つなんだ?」

 恐る恐る聞いてみた、呆れられた顔をされる。

「お兄ちゃん今更其れ聞くの?あたし18歳だよ、是で満足した?」

 良かった犯罪者にならずに済んだようだ!、良かった、ホントに良かった。


 次の泊まり番で今日は土曜日、柊が登校する事も有り今朝鍵を外し後は本人次第、未だ不安は拭えない。土曜日の夜で首都高5号は大渋滞、余計な事を考えてる余裕など無い、時折はみ出すミラーはストレートに抜けるには幅が足りぬ、相対位置のズレを計算し車体を揺らし位置差を利用し交して行く、此処迄混むと流石に大台は越えられぬ…。


 残り時間を計算し大丈夫間に合う、俺が走って居るのだ間に合わせて見せる、そして無事に帰り着く、本社にも、寂しさに泣いて居る柊が待つ自宅にも。


「地面を走る伝書鳩」

 ホントに上手い名を付けた物だ、其れが俺が選んだ仕事。


 速く走ったと称賛を浴びる事も無い。

 称えられる称号も無い。

「間に合ったぞ!」

 到着を持つスタッフの声…。

「おかえりなさい♥」


 供に帰り着け始めて聞ける声、其れで充分だ。


「おかえりなさい♥」

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