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光のサークル

      ゴールテープを一番に切りたい。

      光のラインに沿って光速の刃みたいに。

      太陽の眩しさに一瞬立ちくらみして。

      サーフボードから弾けとんだ。

      波乗りの宿命。

      翻弄されて。暑い夏の日。波は高かった。

      砂浜に好きな人の名前書いてもかき消されるくらいに。

      いつも君の一番そばにいたい。

      光のラインよ。円となって二人を囲ってくれ。

       

      過去の栄光と未来への憧憬。

      二つに分かつのは光のラインだった。

      鳩時計が午前零時を知らせて。

      ガラスの靴が片方脱げてしまう。

      ヒロインの宿命。

      全てが水泡に帰して。

      悲しみの涙。外は雨。星も見えない。

      感情等捨ててしまえばいい。

      光のラインよ。映して彼女を月のスポットライトに。


      僕の、僕だけの彼女。

      信じているよ。また会える事。

      眩しい太陽の下で。優しい月明かりの下で。

      昼も夜もなくって。

      例え光のラインが行く先を照らしてくれなくても。

      君の香りが呼び覚ます。僕の本能。

      探し出すから。見つけ出すまで。 

      未来は映せないけど。過去を呼び覚ます。

      光のライン。薬指の宝石に反射してキラキラ光っている。


      ありがとう。

      ゴールテープを一番に切りたかった。

      光のラインに沿って光速の刃みたいに。

      君に会えて良かった。

      二人を包んでくれ。光のサークル。

      見つけ出したよ。心の中に。

      君の温もり。

      シンデレラ姫と王子の様に運命がきっと引き合わせる。

      ガラスの靴がひび割れていても、夢じゃない証拠さ。

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