第99話 攻(12)
後日談 その1。
「ごめんなさい。カヤさん。
ぼくが余計なことを言ったから……。」
「ううん。
こうじさんのせいじゃないよ。
わたしが悪かったの。
わたしがはっきり、イヤだ!
……って、言えなかったから……。」
「ほんとごめんね。
でも、大丈夫だった?
……これからは、ぼくが護ります。
カヤさんを護りたいです。
だから……これからもいっしょに
……いたいです。」
こうじさんは、やさしく……
わたしを抱きしめてくれます。
あったかいです。
こうじさんのぬくもりは、わたしに安らぎを与えてくれます。
「ありがとう。こうじさん♪」
……ああ……
わたしは、ほんとうに、こうじさんが好きなんですね~。
大好きになっているんですね~。
ふふふ。
再確認できました。
その夜は、いつもよりもたくさん、撫で撫でしてもらったわたしです。
きゃあ~~~!
しあわせです!
さらに翌日。
「カヤさん。
ほんとうにごめんね!」
「ほんとうに大丈夫ですよ。
こうじさんは、心配症ですね~。」
「うん。
ぼくは、心配症……だと、思う。」
そうです。
こうじさんは、わたしのことを ほんとうに心配してくれています。
それは、やっぱり……
昔のことが原因なのでしょう。
アエカちゃんをキケンな目にあわせてしまった……
という、トラウマですね。
「そんなことはないですよ。」……と、言ってあげたいけど……。
こうじさんは、それだけでは、納得しないでしょう。
だから……
わたしは、こういう手段でいきます。
「じゃあ、こうじさん。
わたしのおねがいを ひとつ聞いてください。
それで、チャラにします。」
「はい。
なんでも言ってください!」
ふふふ。
いい笑顔ですよ。こうじさん♪
すみません。
けんじくんたちの前に、カヤちゃんとこうじくんの後日談がありました。
こうじくんは、心配症。
まぁ……仕方ないかな?
でも、あっさりした性格よりも、これくらい真剣に悩んでくれる方がいいのかもね?
じゃあ、こうじくん。
カヤちゃんを護る!
と、言ったからには、しっかりしてね。
カヤちゃんのおねがいも、しっかり聞いてあげてね。
カヤちゃんのおねがい……って、なんだろ?
さて、次回こそは、けんじくんとミウちゃんの後日談です。
お楽しみに。




