第94話 攻(7)
俺は、竹田の正面近くの席に座り、まわりの先輩たちの協力を得ていた。
里美ちゃんがハッキリと竹田を拒否したら、俺が里美ちゃんのヨコに入るつもりだ。
……まぁ、でもそれは、難しいかな?
里美ちゃんは、まだそんな飲み会のルールなんて知らないし、おまけに先輩に対して、強い態度は、とれないだろう。
里美ちゃん本人も、この飲み会の雰囲気を壊したくないんだろうね。
愛想笑いを続けている。
……ほんとうにいい娘だ。
今は、とりあえず、ミウが間に入って、防いでくれている。
今は、ミウを頼りにしよう。
ミウも、里美ちゃんを護りたい派だから……な。
ミウの提案で、こうじを呼び出すことには、成功した。
結果は、どうなるかわからないけど……
里美ちゃんとこうじが、恋人同士ということがわかれば、アイツらも、そこまでのことは、しないだろう。
……彼氏持ちの女の子に………。
……いや。
するかなぁ~?
相手は、あの「こうじ」だもんね。
こうじ相手だと、かんたんに奪える……と、竹田は、考えるかなぁ~?
こうじの腕っぷしは、ほとんどのヤツが知らないから、仕方がないけど……。
こうじにケンカを売って、力ずくで里美ちゃんを手に入る?
……いやいや。
そんなことは、しないはずだ。
仮にも国立大学の学生なのだから……。
ある程度の常識性を信じたい。
……んだけど……
竹田のあのいやらしい表情には、理性を感じない……。
なので……こうじが来るまで、なんとかこの飲み会をもたせないとな!
しかし、飲み会が終われば、まず間違いなく、里美ちゃんは、連れ出されるだろう。
もし、こうじが間に合わなかったら、俺が出しゃばる!
なにがあっても、里美ちゃんは、守る!!
すみません。
ちょっと、予告と違う話しになってしまいました。
なんでも、けんじくんが、もう少しだけ話しをさせてくれ!
……ということでした。
では、次回こそは、カヤちゃんの心境メラメラです。
お楽しみに。




