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天使が微笑む日  作者: ラビットアイ
88/117

第88話 攻 


「パァーンっ!」


 暗闇のダムサイドにロータリー特有の甲高いエキゾーストノートがこだまします。

 このダムの堰き止めのところから、上流の川からの流れ込みの橋までのダムサイドコースが、ぼくたちのアタックコースです。

 このダムサイドコースは、面白いコーナーがたくさんあります。

 スラロームからヘアピンカーブにS字コーナー。

 ストレートに高速コーナーと、バリエーション豊かです。

 そして、この南畑ダムは、なんと言っても高速コースです。

 2速、3速の全開は、もちろんですけど、4速全開のストレートがあります。

 ストレートといっても、サーキットのような一直線のストレートではありません。

 若干のスラロームコースですけど、一直線のラインで走ることができます。

 なかなか楽しいですよ。


 ……では、僭越ながら、このぼくがコース紹介をいたしましょう。

 今日は、上りルートを紹介します。


 ダムの堰き止め場所からスタートします。

 ここは、右側に広いスペースがあります。

 駐車場 兼 バス停ですね。

  たまに、バスが停まっています。

 そして、ぼくたちのUターン場所でもあります。

 1速からスタートして、すぐに2速へと。

 2速のまま、最初のS字コーナーのスラロームを抜けます。

 ここは、道幅が狭いので、対向車に気をつけましょう。

 スラロームの最後の右カーブを抜けると、アクセル全開です。


 余談ですが、このスラローム地点ですよ!

 問題のCR-X 1速発言は!


 だいたいの車種は、2速で行きます。

それをCR-Xは、1速で行けるそうです。

 そして、2速へとシフトチェンジして、全開のまま最初の左ヘアピンカーブへと、突入します。

 そして、このヘアピンカーブも1速らしいです。


 めちゃくちゃ反則ですよ!


 なんで反則なのか?

それは、立ち上がりの加速です。

 1速と2速の加速は、1速の方が速いに決まっています。

 ぼくのセブンだと、だいたいレブリミットは、7500rpmくらいです。

 それ以上回しても、たいしてパワーは、出ません。

 1速で7000rpmくらいで、だいたい30キロくらいです。

 要は、1速だとエンジンが吹けきるのです。

 だから、ほとんど1速は、使いません。


 それに比べてCR-Xは、レブリミットが9000rpmらしいです。

 しかも1速と2速のギア比がクロースしていて、50キロくらいまで、引っ張れるのです。


 その差ですね。

  その差が大事です!


 その差で、立ち上がり加速が違うのです。

 CR-X……レーシングカー並です。


 だから、反則なんですよ!



 ……おっと?

   すみません。


 冷静にいきましょう。


  コースの続きでした。



 左ヘアピンを抜けると、ゆるやかな上りの右カーブです。

 ここは、3速ですね。

すぐに上りきって、ゆるやかな下りの右カーブが続きます。

 ここも3速で踏ん張ります。

  気合いで行きます。


 上ってからの下りなので、リアタイヤの荷重が抜けます。

 だから、リアがスライドしますけど、アクセルとステアリングの微調整でクリアします。

 

 次は、難関の「便所コーナー」です。

3速で下ってきたら、左ヘアピンカーブです。

 しかも左エリアは、ギャラリーエリアです。

 いつも、2~3台の車が停まっています。

 ギャラリーたちですね。


 ぼくたちも自然と気合いが入りますけど……

 このヘアピンは、いわく付きなのです。


 いわく付き………


 それは……よくある「心霊スポット」なのです。

 はっきり言うと、コワイです。


 マジ話しもあります。


 ……今、この場では、避けましょう。



 とにかく、早く通り過ぎたい場合ですが……

 焦っては、いけません。


 このヘアピンカーブは、橋になっているのです。

 だから、つなぎ目の段差が、くせ者なのです。

 この段差のおかげで、マシンが跳ねます。

 軽く50センチくらいは、外側に跳ねます。

 要注意です。


 クラッシュも多いです。


 だから、気持ちアクセルを抜いて、クリアします。

 

 便所コーナーを抜けると、次は、右カーブです。

 この右カーブは、入り口は、ゆるやかですけど、奥の方がキツくなります。

 だから、ライン取りが難しいです。

いかに全速全開で抜けるかが、次のストレートスピードにつながります。


 ストレートでは、パワーがモノを言います。

 ターボ勢のパワーがある車は、いいでしょうが、ぼくたちNA勢は、しのぎ合いなのです。







  ……長っ!


 まぁ、オタクですから、仕方がありません。

まだ、続きますね。










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