第76話 遊(5)
パチパチ~♪
「S14シルビアちゃん~インプレッション! in こうじの部屋」
……へ、ようこそ。
S14シルビア……なかなか、すばらしい車です。
乗りやすいし、パワーも、あります。
見た目は、少し女の子っぽい……ですね。
キレイな曲線が特徴的なシルビアです。
だからこそ、里美さんのお気に入りなのでしょう。
今は、フルノーマルです。
まぁ……ノーマルの方が、その性能がよくわかります。
ここは、高速道路です。
単調ですけど、マシンのスペックは、よくわかります。
まず最初に気づいたことは……
「大っきい!」です。
ボディーが「3ナンバー枠」です。
取りまわしが、大きく感じます。
実際には、数センチの差ですけど……
運転手の感覚からすれば、りっぱに大っきいです。
ですが……取りまわし自体には、なんの問題も、ありません。
ぼくは、セブンしか乗らないので、あの小さめのサイズ感に、なっていますからね。
里美さんの運転を見る限り、なんの問題もないみたいですから、やっぱり、「慣れ」……は、大切ですね。
そして……足まわりと、シャーシーの剛性に、若干の不満があります。
助手席でも感じましたけど、フレームが「しなる」感じを覚えました。
「しなる」……というか?
「よじれる」……感覚です。
とくに、コンビニの出入り口の段差で、ボディーが「ギシッ」……となる、感覚です。
ぼくのセブンは、ロールバーとかで、強化しているから、逆に「ガンッ」……って、感じですね。
どっちがいい?
……ということですが………。
ああ………。
そういうことかもしれません?
フレームをしなやかにして、「力」を逃がしているのかもしれません。
衝突安全性の高い技術ですね。
たしかに、ガチガチだと、どこかに「歪み」が、くるでしょう。
そう考えると、納得いきますね。
みんながみんな……峠を攻めるわけではないのです。
だから、これでいいのです。
さすが日産です!
……ぼくの基準は、ガチガチのセブンくん……ですから。
あてには、なりませんね。
だからこそ、自分の好みに合わせて、足まわりを固めたり、タワーバーなどを入れて、ボディー剛性を高めれば最高ですよ。
このシルビアのオーナーは、里美さんだから、里美さんの好きなように、イジっていい……と、思います。
……ふふ。
里美さんは、どんな感じに、仕上げるのかなぁ~?
たのしみですね。
本人は、
「GTウイングを絶対に付けたい!」
……と、言っています。
だから……目標は、「GTマシン」でしょうか?
それだったら、ぼくの思考と、同じ指向性なので、アドバイスできますね♪
ほんとうに、たのしみです。
さて……次は、パワートレインです。「SR20DET」エンジンのターボです。
ちなみに、賢一郎さんのトミーカイラと同じエンジンです。
仕様が違うだけです。
エンジンパワーに関しては、なにも言うことは、ありません。
カタログデータでも、ノーマルですでに、220psです。
ぼくのセブンより、パワーがあります。
そして、トルク感もあります。
マフラーを交換するだけでも、いい感じになるでしょう。
……でも、やっぱり、気になるのは、このボディーの重さですね。
ある程度の軽量化は、必須ですね。
まぁ……そこも、里美さんのお好みです。
ぼくは、あくまでも、アドバイスをするだけですね。
そういうことも、徐々にステップアップしていくのも、たのしそうです。
……あっ?
そういえば……
ぼくの押し入れには、三菱製「TD-06」タービンが、眠っています。
しかも、ウェストゲート仕様の。
去年、セブンをキャブターボにしよう……と、先輩から、入手したモノです。
結局、ぼくは、メカチューンが好きみたいで、ターボ化する前に、サイドポート加工にしました。
予備エンジンの13Bも、ペリのNA仕様にする予定なので、タービンは、不要なのです。
ペリのキャブターボも、一瞬、考えましたけど……
ぼくは、峠愛好家なので、キャブターボは、モアパワーですね。
ペリのキャブターボだと、ステージは、都市高速になりそうです。
だから………
……おっと?
話しがそれてしまいました。
戻りましょう。
なので、押し入れで眠っているよりも、使ってもらった方が、タービンのためです。
なので……タービンは、里美さんが気に入ったら、差し上げてもいいかもしれません。
お誕生日プレゼントで………。
ふふ。
ふつう……彼女さんのお誕生日プレゼントだったら、アクセサリーなんかが喜ばれるのでしょうけど……。
いいんです。
ぼくは、オタクだから。
それに……里美さんも、なぜか……タービンの方が、喜んでくれそうな気がします。
ぼくの……妄想でしょうか?
まぁ……金額でいうと、タービンの方が、ぶっちぎりで、高価ですけどね。
それに、TD-06タービンは、2リッターエンジンには、ちょうどいいサイズですから。
最終的には、350psも、夢じゃないでしょう。
タービン交換に関しては、色々とやることが多くなります。
まずは、熱対策ですね。
インタークーラーを大型化して、熱対策をします。
最近では、R32の純正インタークーラーの流用チューンが、流行っていますね。
社外品よりも、性能が確かな純正部品に、注目されています。
過給圧の調整には、トラストの「VVC」を持っています。
オオモリの「ブースト計」もあります。
アナログですけど。
ウェストゲートは、「1.5キロ」対応ですから、「VVC」の方が、過給圧の安定になるでしょうね。
最近のターボチューンは、かなりデジタル化しています。
過給圧の調整も、ボタンひとつです。
もう、コンピュータの時代ですね。
ぼくのセブンには、コンピュータというシステムは、存在していません。
すべて手動です。
ほんと……
ぼくは、アナログ人間ですね~。
……おっと?
ターボの話しでしたね。
過給圧を上げると、燃料調整は、必然です。
燃料が足りないと、ブローしますからね。
燃料増量は、追加インジェクションで、できます。
「グレッディーⅢ」という、インジェクションコントローラがあります。
手っ取り早い方法ですね。
追加インジェクションを打つ場所も、考慮します。
インテークチャンバーに打つか?
インダクションボックスに打つか?
迷いところです。
……最近では、追加インジェクションよりも、メインで、調整する方法もあります。
この方法が、今の主流みたいですね。
大容量のメインインジェクターに交換してから、コンピュータ制御するみたいです。
そうなってくると、コンピュータを触ることになります。
……確か……
HKSから「Fコン」というやつが、販売されていたはずです。
………う~ん。
やっぱり、ターボは、お金が、かかりそうですね。
……おっと?
違います。
オーナーは、里美さんです。
どんなチューニングをするのかは、里美さんの自由です。
しかし……ぼくも、興味があります。
そんなことも、里美さんといっしょに、お話しできるといいですね♪
そんな妄想をしながら……
シルビアを走らせるぼくでした。
長い!
………ほんと、こうじくん………
好きだね~。
でも、そういう話しも、カヤちゃんとできるのは、ほんとうに、うれしいね。
カヤちゃんは、どんなチューニングをするのかな?
たのしみです。
しかし、こうじくんは、ほんとにアナログ人間だね。
今のチューニングは、デジタルだよ。
でも、いちおう……そういう情報を知っているこうじくんは、やっぱり……オタクですね~。
そして……タービンをお誕生日プレゼントする彼氏……って………。
まぁ、そういうカップルも、いますよね?
……おしあわせに。
では、次回は、無事に福岡に帰ってきました。
帰ってきたら、打ち上げですね。
お楽しみに。




