第50話 結(3)
なんとなく……
要領がわかってきたぼくは、さらに、カヤちゃん(ネコ)同様に、里美さんの撫で撫でを 続けます。
今度は、首のうしろから………
背中を……やさしく撫で撫でします。
まぁ、人間には、ネコちゃんみたいに、オケケがないけど………
ちょうど、シャツの感じがスベスベで、いい感じです。
里美さんの背骨に沿って、ゆっくりと、撫で撫でします。
そして……
オシリのところまできて………
(あれっ?)
シッポがありません。
あたりまえです。
人間に、シッポは、ありません。
カヤちゃん(ネコ)だったら、背中を撫でて………
そのまま……シッポをつかむように、撫で撫でしてあげます。
とくに、シッポの付け根あたりは、ていねいに撫で撫でしてあげます。
これを何回か繰り返すと、カヤちゃん(ネコ)は、さらに、気持ちよくなって、最終的に、おなかを 仰向けにします。
そうしたら、おなかを やさしく撫で撫でします。
カヤちゃん(ネコ)のおなかって、ふわふわで、あたたかくって、とても気持ちいいんです。
まぁ………里美さんには、シッポがありませんけど………。
そのかわり、カヤちゃん(ネコ)とは違って、オシリが、やわらかいです。
まるで、マシュマロのように、ふわふわです。
ネコちゃんのオシリには、あまりお肉がついていなくって……
「シュッ」としていますが……
里美さんのオシリは、モチみたいに、やわらかくって、とても気持ちいいです。
………シッポは、ありませんけど………。
何度も、ごめんなさい。
もし……里美さんに、シッポがあったら、完ぺきかもしれません?
………それは、ぼくの浅はかな妄想ですね。
それでも、ぼくは、カヤちゃん(ネコ)と同じように、里美さんを やさしく撫で撫でします。
………すると、あら?ふしぎです。
「あんっ………。はぁ~~~ん………。」
里美さんは、気持ちよさそうに、仰向けになりました。
ほんとうに、カヤちゃん(ネコ)と、いっしょです。
ぼくは、少し可笑しくなりました。
(ふふ。里美さん……かわいすぎです!)
里美さんも、カヤちゃん(ネコ)も、同じ反応だったからです。
では、仰向けになった里美さんのおなかも、やさしく撫で撫でしましょう。
「カヤ…………。」
また、やさしく名前を呼んで、おなかを撫で撫でします。
上下に始まって、次に、円を描くように、ゆっくりと………
やさしく………。
なんか、里美さんのおなかも……
あたたかくって………
やわらかくって………
撫で撫でしているこっちも、気持ちいいです。
おなかもいっぱい撫で撫でしてもらって、カヤちゃん(ネコ)は、ご満悦になります。
そうしたら、また………
アタマから耳。
そして……
アゴ元から首。
最後に、おなかまで………
やさしく撫で撫でしてあげます。
カヤちゃん(ネコ)は、最高のリラックスモードに入って、寝てしまうのです。
さぁ、里美さんも、ご満悦の表情です。
ぼくも、ラストスパートをかけましょう!
やさしく……ていねいに……
里美さんのアタマからおなかまで……
やさしく……ていねいに………
撫で撫でします。
「ハァ………ハァ…………んっ……………」
…………なぜでしょう?
…………里美さんの息が 少し荒いようです。
(………あれっ?)
リラックスモードじゃない!
………まぁ、里美さんは、ネコじゃないから、若干……反応が違ってきています。
でも、見た感じ………
目もトロン……として、
体も脱力して………
吐息は……
気持ちよさそうに………
見えるので………
ぼくは、さらに、撫で撫でを 続けました。
もっと、里美さんにも、気持ちよくなってもらうために………。
ていねいに………
やさしく………
撫で撫でしてあげます。
………ノーコメントです。
次回も、お楽しみに。




