掃除屋の冒険

　とある神が唐突に言った。「つまらない」と。

　人が生まれ長い時が経ち、人々は安定した生活を送るようになった。つまり人は死ににくくなった。

　神は信じていた。人が輝くのは窮地に陥ったときだと。

　神は人間の輝きを見たい。
　神にとってこの状況は好ましくなかった。
　考えた神はモンスターを作ることにした。人の安全を脅かすものだ。

　それを見た別の神々も興味を持った。

　同じようにモンスターを作る者もいれば、人に力を与える者もいた。


　今日も神々は戦う人間を見て大いに楽しむ。