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未来石と神の使徒  作者: コタツ
2章 異世界にて
6/73

村長

今回かなり短いです。

絶望にうちひしがれること三分、やっと自分の世界に戻ってこれた俺は改めて自分のステータスを見てみることにした。

一番上には二つのバーと数値があった。どちらも少しだけ減少しているようだった。

「もう私もHPとMPって呼ぶね。そっちの方が分かりやすいし。で、その二つは自然回復していくわ。」

「他に回復する手段はないのか?」

「私も詳しく知らないけど回復薬があるみたいね。」

ますますゲームだな。

「飲むタイプと直接かけるタイプがあるみたいね。MP回復には飲むタイプしかないみたいだけど。」

「それってどういう原料つかってんだろうな。」

「薬草よ。さっき私達も採取に行ってたやつよ。」

「おーい!」

ジョートか。

「レオン。すまない。村長に話をしたら取り敢えず連れて来いって言われたんだわ。俺と一緒に来てくれないか?」

村長か。

「わかった。じゃあ、またあとで話聞かせてくれよ。梨花。」

「あとリカ!カナンに話を通してもらっていいか?辛い役になると思うが頼む。」

「わかった。カナンちゃんお兄ちゃんのこと好きだったもんね。私から伝えておくよ。」

なんか……本当にこれで良かったんだろうか。

「よし、あんまし待たせても悪い。早く行くぞ。」

それから村の中を見て回りながら、村長の家に向かった。子供も走り回っていたので、過疎してる訳じゃなさそうだった。

「村長!レオン連れてきたぜ!」

「おお、悪かったな。ジョート。」

そこにいたのは、村長というより長老という風貌の男だった。

「レオン。わしのことは覚えておるか?」

首を横に振る。

「そうか、まあゆっくり思い出せばいい。わし達は思い出す手助けをしていくからな。」

「ありがとうございます。」

「ほっほ。レオンが敬語を使うなんてな。悪ガキのお主たちが。ジョートも敬語を覚えた方がいいぞ。」

「俺はいいんだよ。それより、どうやって思い出させるよ。正直俺全く思い付かないぜ!」

威張ってどうすんだよ。

「威張ってどうするんじゃ。衝撃を与える方法もあるが、まあゆっくり思い出していくのがいいだろ。」

どんなに皆が頑張ってくれても……もう思い出すことはないんだけどな……。

「……ジョート。他の人にも話しておいてやってくれないか?事情を知ってるか知ってないかで、対応も変わって来るだろう。」

「ああ、わかったぜ!」

ジョートが家から出ていく。

「さて、レオン。私はお前がお前ではない気がする。」

!? マジかよ、何でだ!

「わしはお前に敬語を教えてないし村のものは大概敬語を知らない。それなのに何で、お前は知ってるんじゃろな。」

「……俺にも分かりませんよ。」

「まあそうじゃろうな。他にもあるぞ。レオンには特徴的なクセがあってな。まあ言わんが、そういうクセは体に染み込んでいるもの。剣術でも同じようにな。そういうものは例え記憶を失っても失われないものじゃ。」

このじいさん。人の事をよく見てるんだな。

「まあいいんじゃ。わしの思い間違いの方が可能性も高いしの。一緒に思い出していけばいいんじゃ。」

この人……いい人っぽいな。

「はい。よろしくお願いします。」

俺はお辞儀をして、村長の家から出ていった。

「予言……か。これも運命なのかもしれないな。」

村長の独り言が誰かに聞かれることはなかった。


長くしようと思うのにむしろ短くなった…。

次は新ヒロイン出すんでよろしくお願いします!


読んでいただき有り難う御座いました!

評価等お願いします!


追記 投稿後、少し改稿しました。

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