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未来石と神の使徒  作者: コタツ
四章 明るいその場所で
56/73

組合

お待たせしてすみませんでした。

「おー。大きいねー!」

ギルドの建物があったのは、ほぼ中心部に当たるところにあった。

何でも町を襲ってきた魔物に被害を受けないようにするためとか。

そのために民家を犠牲にするってのは癪に触るけどまあ仕方ないことなのかな?

にしても、ロズフルが言ったように大きい建物だ。

日本でも田舎にあったら大きい方だ。

五階建てくらいか?何にそんな必要なんだ?

「マスター。早速入ってみましょう。」

「そうだな。依頼も早い者勝ちかもしれないしな。」

多くの人が出入りしているところを見つけたので入ってみることにした。


中は外見から見た印象よりも狭かった。

それでも広いことに代わりはなくて、受付みたいなところだけではなく、バーや食堂、酒場や娯楽施設なんかもあるみたいだ。

冒険者への施設だろう。

何か思ったよりしっかりしてるよなー。

異世界といえば中世ってイメージだから進歩してない印象だけど、この世界は結構進んでるんだよな。

まあ格差は大きいような気がするけども。

「いてっ。」

肩をぶつけられた。

「あ、悪い!大丈夫か?」

「ああ。大丈夫だ。」

振り返りながら答えるとそこにはモヒカンでヒャッハーな人達がいた。

「俺たちも急いでいてな。悪かった。」

「き、気にするなよ。」

人は見かけによらないな…。

「じゃあ、僕達も行ってみようか。」


「今回が初めての任務と言うことですので簡単にご紹介させていただきます!」

受付の女の子は張り切っているみたいだ。初々しい。

いっしょに頑張っていきたいものだ。



「おい。何処を見てるんだ?もう一度確認するぞ?」

俺達の受付はこんなにムサいって言うのに。

「つまり、まだ駆け出しのお前らに大事な仕事を任せるのは不安だから、ランクをつけることによって依頼主にも冒険者にも安心してやってもらうということだ。」

「はぁ。」

「まあそのランクの昇格についてはまだ説明は不要だろう。冒険者になったのはいいが、直ぐにやめるやつが多いのも事実だからな。」

「うん。」

「勿論ギルド側がランクにあった仕事を紹介するが、想定外のことが起きてお前らの手に負えないことがあるだろう。そのときは助けを求めるんだぞ?いいな?」

「はあ。」

「何だその気の抜けた返事は!」

何で俺達はムサいおっさんの説明を…じゃなかった。

このムサいおっさんの説明だとランクが高ければ高いほど難しく高い報酬がもらえるらしい。

俺達は最下層からってことだからあんまり報酬に期待は出来ないだろう。

「まあいい。実際にやってみたらどんなものかわかるだろう…。チッ。良かったないつもやらせているような雑用が今はないから採取に行ってもらう。」

今この人舌打ちしなかった?

「さあどっちにする?」

どれどれ…。ふむ。薬草と何だ?封印石?

「この封印石ってのは?」

「なんだそんなことも知らないのか。この石を加工したら俺達の使う魔法やスキルが一時的に使えなくなるんだ。」

そんな重要なものがあったんだな。

俺が使ったら確実に弱体化するだろうな…。

これからは気を付けないと。

「皆。どっちにすればいいと思う?」

「薬草で!」

元気よくロズフルが答えた。

あっ、そうか。

ロズフルがいたら百人力だな。

「それじゃ、薬草ということで。」

「おおーいいぞ。正確には薬"草"ではなく花の部分だから気を付けろよ。」

「わかってるって。ところでこの上の階は何があるんだ?」

絶対無駄なスペースあるだろ。

「上は役員の事務所とかテイムモンスターを飼育しているな。確かに今余ってる部屋もあるが、パーティーに貸したりも出来るからな。」

何か知らない情報をまだまだしれそうだ。

ここに来て正解だったみたいだな。



…てか、全部説明しろよ。

なんかギルドって組合とかそういう意味があるようですね。

あと主人公が敬語を使ってないのは我を忘れているからですね…。

あと長い時間を空けてしまったので調子を取り戻す(取り戻すほどの実力はない)ために短編をいくつか書いてみました。

投稿するか分かりませんがもしすることになったら、紹介するので是非見てくださいね。


読んでいただき有り難うございました!

評価等よろしくお願いします!

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