名付
主人公のまとめがまだ出来てません…。
本当にすみませんm(__)m
「半径1000km以内にマスターの存在の確認不可能。マスター権限を譲渡します。」
「へっ?」
マスター権限?譲渡?
…取り敢えず助かったってことでいいのかな?
死ぬかと思ったぁ…。
「マスター権限というとどんなことが出来るんだ?」
「マスターの指定した生物、物の安全の確保、マスターの指定した生物からの命令の服従、自己防衛です。」
ロボット工学三原則みたいだな。やっぱりあいつは異世界から来たんだろう。
そういえば名前も知らないまま殺しあい、とまではいかなくても戦ってたんだよな。
決闘の前に名前を名乗ったり、決着がつき、止めをする前に名前を聞く気持ちが少しわかった気がする。
それにしてもマスター権限の譲渡なんて作った人にしてみては必要のない機能をよく取り入れたよな。
うーん。なんでだろうか?
もしかしたら、自分が突然死んだときのことを考えたのか?
そんなことを考えるようには見えないけどなー。
でもこの二人をこのまま見捨てる訳にはいかないよね。
因みにさっきから白い女の子ばっかり喋っていて黒い女の子はずっと黙ってる。
それに強いし。俺よりも強いし。
「わかった。マスター権限とやらは俺が引き継ぐ。」
「了解。ところでマスター。ツェンの学習機能をアクティブにしてもよろしいでしょうか?」
「学習機能?」
ツェンってのはこの黒い女の子の名前なのかな?学習機能って言うと…随時アップデートされていくってことか。
「はい。既に研究所で把握している能力は持っています。しかし、世界は広いです。いつ、新しい魔法が発見されるかもわからないですし、私達が調べきれていなかった魔法もあるかもしれません。そのためにこの機能をつけたそうです。」
まあ便利だけどそんなこと出来るのか。
…チートじゃね?
俺なんか比にならないくらいチートだよね?
それってつまり戦う相手の能力をコピーするってことだよね。
ぶっ壊れ性能だ…。
「あと彼女は言語能力が発達していません。理解はしているようなので、学習機能の使えば喋れるようになると思います。」
あ。喋らないんじゃなくて、喋れなかったのか。
「ところで、えーと名前なんだっけ?」
「はい。私はアインで、この子がツェンです。」
ノインと呼ばれた子とアインは色が同じだったから、見分けがつかなかった。見た目は全員色ちがいなだけで他は同じだ。
双子と言われても全く驚かない。色は違うが。
「じゃあ、名前変えよう。」
確かアインって数字の1だったよな?そのパターンだとノインもツェンも番号を意味するかもしれない。
これからは知らない場所で一緒に生きる仲間だ。
それなのに1,2なんて呼びたくはない。
「了解しました。どのようにいたしましょうか。」
えーと…。どうしよ。
悩んだ。それはもう悩んだ。
俺は言わばこの子達の名付け親になるわけだ。
それは考えるよ。
しかも俺ネーミングセンスないし!
「じゃあ、ツェンはこれからノヴァって名乗ろう。」
黒い色と言うのと無限の可能性を秘めているから宇宙に関連したもこにした。
新星とかカッコいいし。
…キラキラネームかな?
「そして、アインはガイアで。」
宇宙…ときたら地球関係でと考えた。そして、アインって1だったと思う。1は始まり…っことでガイアにした。
気に入ってくれただろうか。
「了解。これからはガイアと名乗ります。」
寂しい反応だった。
これは辛いものがある。
「ノヴァ…。私…ノヴァ。」
!?
「喋ったぞ!」
うわ!可愛い!子供が初めて喋った時の親の感情がわかった気がするよ!
「このように周囲の言葉を理解しながら語彙を増やしていきます。」
さっきから反応が冷たいよー。
俺感動したのにさ。
「…ありがと。」
「どういたしまして。」
俺が親みたいなものだからな。
いつまで一緒にいるかわからないけどそれまでは絶対に守りぬいてみせよう。
「ところで、ガイア。ここが何処だかわかるか?」
一応飛ばされた先なんだから知ってると思うけど…。
知らないかもな…。
「はい。ここは前マスターの妹様の家です。現在地は庭でしょうか?」
はあ?屋内だぞ?
言ってなかったが、狭い小屋?のもうな場所に俺たちはいた。
足元の魔方陣を見てみると光を失っていたし、一部が欠けていてもう使えそうになかった。
「じゃあ、外に出てみるか。」
「了解。」
「りょうかい。」
「これは凄いな…。」
そこにはジャングルが広がっていた。
私もネーミングセンスがない…というか苦手です。
モン○ンのアイ○ーにA,Bとかつけてました。
やってることが敵役とまるっきり同じなんですがそれは…。
読んでいただき有り難うございました!
評価等よろしくお願いします!