仲間
無理やり終わらせたので誤字があるかも…。
あったらすみません。
決めたからには早速実行しよう。
でも、ここが何処だかわからないし、さっきの部屋にどうすれば戻れるのかもわからない。
さて…どうするかな。
わからなかったから取り敢えず目につくものを破壊することにした。
そうすれば本人が来なくとも、何かに様子を確認させにするんじゃないかな?
もし逃げられても研究に支障がでるだろう。
…にしても、短気な性格になってしまったものだ。
そんなこんなしていろんな部屋を破壊して回ってみたら、変な部屋にやって来た。
全面が白いタイルで張られており、広い部屋のくせして真ん中にポツンと見たことのないものがあるだけだった。
「なんだこれ…。」
変な魔獣を入れるケースに使っていたガラス?みたいなものに包まれている。地面には魔方陣がびっしりと書き込まれている。
「なんだろ?」
これも壊していいのか、それとも壊したらまずいのかわからなかった。今まで壊してきたものとは雰囲気が違ったからだ。
「にしても、これも魔道具ってやつに含まれるんだろうか?」
知らないことが多いよなー。
一応この世界に来てから一ヶ月くらい経つんだけどな。
悩んでいたら驚いたことに本人が直々に来てくれた。
俺達を案内した白い女の子と黒い女の子を連れて。
「君が脱走するのは予想通りだったけど、まさかこんなことまでしてくれるなんてね。」
明るい口調で喋っているが、目が笑っていない。
「仲間になってくれたら心強いと思ったんだけど、私の思い違いだったみたいだね。折角だから私の研究所の最大戦力と、私の研究所の技術の粋を集めた最新戦力で君を倒してあげるよ。」
二人とも双子みたいな格好をしている。
「どうせなら…この二人の強さの検証くらいはさせてくれよ?」
「あの男を倒せ。」
「了解。」
「…。」
二人が向かってくる。二人とも何も手に持っていない。俺も素手で戦お…ん?
白い女の子は右手をかざしたら、右手がレイピアみたいな形になり、黒い女の子は左手をかざしたら、空間から両手剣を出してきた。
「はあ…!?」
何だよそれ!ズルくね!?
急いで刀を出そうとするが、間に合いそうにない。
"感覚高速化"が発動する。
二人は上段と下段をなぎ払ってくる。
かわせるかっ!?
「痛って…。」
右足を深く斬られた。歩けそうにないな。
意識が右足に持っていかれる…。
「もう一度聞くよ?私達の仲間にならないかい?そうしたらその怪我も治してあげるし、幹部…じゃないけど、高い地位にするよ?」
「…"ヒール"。」
回復は遅いし、治っているような気は少しもしない。
「君がそんな態度をとるなら仕方ない。ならここで殺すことにしておくよ。もし生かしたら君は大きな障害として私の前に立ちはだかりそうだしね。」
意識が遠のく…。
「待ちなさい!」
!?
「大丈夫!?」
部屋に入ってきたのは俺の仲間だった。
梨花が俺の手当てをしてくれる。
「二人とも何処に捕まっていたんだ?」
「私達は別の部屋に通されていただけよ?」
マジか…。
そういえば二人が捕まったっていう証拠は一つも見せられていなかった…。
「俺バカかよ…。」
「本当にバカよ!何で私達を探さなかったの!何で私達を頼らないの!私達は仲間じゃない!」
そうだった。俺一人じゃ何にも出来ないのに…。
「悪かった。」
「全く…。早く倒すわよ。」
「二人とも。」
「何よ!」
「何ですか?」
「俺はコイツを倒したい。俺を助けてくれ。」
「当たり前よ。だって私達は…。」
「分かりました。私達は…。」
仲間だもんな。
今度こそ"俺達"のターンだ!
私はロングスリーパーで九時間くらい寝ないと頭が重いです。
もっと、時間を上手く使いたいと思うんですけどね。
読んでいただき有り難うございました!
評価等よろしくお願いします!