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未来石と神の使徒  作者: コタツ
2章 異世界にて
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再会

「おい、おい!」

「大丈夫ですか!?」

次に俺が目を開けた場所は自然に囲まれた場所だった。

側には一人の男性と女性がいた。

「目を開けたか!レオン!」

「急に倒れたからびっくりしたんですよ。」

レオン?それが俺のこの世界の名前なのか?まったく、もう少し丁寧に説明してもらわないと何もわからないじゃないか。てか、この人達のことも何も知らないな。神様があんな風に言ってたんだから、てっきり、こっちの事情を全て分かってると思っていたのに。

「おい、黙ってどうしたんだ?倒れた時に何処かぶつけたのかよ。」

俺は突然倒れたんだよな?よし、なら定番のあの台詞を言おう。人生で一度は言ってみたかったしな。

「俺は誰ですか?此処は何処でしょう?」

こう言えば自然とまではいかないけど、いろんなことの説明をしてくれるんじゃないかな?てか、話は通じてるんだな。そこは神様に感謝だな。俺、英語とか苦手だったし、最初のコミュニケーションもとれないとか無理ゲーだもんな。

「まじかよ…記憶喪失ってやつか?どうすればいいと思う?リカ?」

リカ?じゃあまさか彼女が羽宮なのか?外見が全然違うぞ?まあ美人であることに変わりはないな。

肩までのショートカットで黒髪。

身長はあんまり大きくないみたいだな。目鼻も整っているし、かなり美人だ。

上から見た様子じゃ顔まで見えなかったけど俺ってどんな感じなんだろうな……

「そうですね…とりあえず、村に戻りながら、状況を説明しましょうか。この様子じゃ何も分からないようですし。」

この二人の様子を見ると羽宮はこの男とまあまあ親しいみたいだな。

「そうだな。歩きながら説明するか。此処で話して魔獣にでも襲われたら大変だしな。」

魔獣…というとゲームとかでいうモンスターとかいうやつだろうか。やっぱり俺は異世界に来てしまったらしいな。

「では、私達の住んでる村に戻りましょう。」

「良いところだぜ。何もないけど何もないのが良いんだ。自然は残ってるしな。」

俺は歩きながら事情を聞くことにした。

「此処は帝都から東に行ったところにある、カレナという村です。」

帝都……か。そこに皆いるんじゃないかな?教会なんかも有りそうだしな。

「では、私達の紹介もしますか。私が……」

「俺の名前はジョート。近接職をしてるぜ。斧とか盾を使って戦うな。」

なんか男らしいやつだな。身長もでかくて彫りも深い。ヨーロッパ寄りの顔だ。

「もうジョートさん。私はリカです。魔法使いで、水属性や風属性をよく使います。」

魔法か。魔法あるんなら使ってみたいな。台詞とか言うのは恥ずかしいけどやっぱりロマンがあるよね。ゲームとかでも魔法職ばっかりだったし。

「私は最近この村に来たんです。」

「そうそう。久々に客が来たと思ったら、べっぴんさんでな。」

「もう、やめてくださいよ。」

これでほぼ確定だな。多分彼女は俺の知ってる羽宮梨花だろう。

昔からの知り合いとかだったら違ったかもしれないがな。

「そしてもう一人、貴方の妹のカナンちゃんがいつも私達と一緒にいますね。」

「ちょうどカナンはいないがな。」

そっか、このからだには妹がいたのか。日本では一人っ子だったから、どう接すれば良いのかわからないな。

「その……レオンはカナンのことも覚えてないのか?」

「ああ、まったく覚えてないよ。」

「そっか、カナンちゃんショックだろうね。」

「ところで俺のことについてもう少し教えて貰えないかな?」

「あ、ああ分かった。お前はこの村で俺と一緒に育ってきたレオンだ。魔法は使えなくて剣を振っていたな。俺とお前の相性はなかなか良かったんだぜ!」

魔法使えないのか……。残念だな。

さっき水属性だか、風属性だか言ってたが種類があるんだろうか?そういうところも後で聞かないとな。

「私とジョートさんとカナンちゃんとレオン君の四人で薬草取りに行ったんです。無事取り終えて帰ろうと思ったらレオン君が苦しそうにうめきだして……」

「カナンには先に戻ってもらって俺達はお前の容態を見てたんだ。変に動かすと危険だって、リカから言われたからな。」

「まさかこんなことになるなんて……」

俺が言いたいけどな。

「よし、見えてきたぞ。」

正に村といった様子だった。しかし、レンガ造りの家で思ったより進歩してるのかもしれない。

「まだ話さないといけないことはあるが、とりあえず俺は長老に話をつけてくる。レオンはリカと一緒にこのまま村を見といてくれ。何か思い出せるかもしれないしな。」

「分かった。よろしくな。」

「おう!」

そして、ジョートは走り去っていった。

「じゃあ、私達も村を廻ろうか。」

「ごめん、その前に話があるんだ。」

「どうしたの?聞きたいことでもある?」

「ああ。その……日本という言葉に聞き覚えはないか?」

「えっ!?何でそれを……」

よし、やっぱりだな。

「俺は翔、大谷翔だ。」

ヤバイ(;・∀・)今回も短い……

もう少し長くしていきたいです。


読んでいただき有り難う御座いました!

評価等よろしくお願いしますm(__)m

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