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未来石と神の使徒  作者: コタツ
3章 運命の出会い
34/73

科学

化学の方が正しかったですかね?

さて、取り合えず少し潜入してみよう。

今回は誰かが危ない訳じゃないし、急がないといけない状況でもない。

せっかくなので、安全を確保しつつも、どんな場所でなんのためにあるのかを確認したかった。

にしても、こういう潜入しないといけない機会に遭遇しすぎだろ…。

元の世界に戻ったら探偵にでもなろうかしら…。

ん?探偵ってどういう風になるんだろ。


地下への入り口はマンホールを大きくした感じだった。

梯子などはなく、どうやって登り降りしているのか非常に気になったが、変なことをしてバレるのも良くないので"相転移"を利用して静かに下に降りる。


中は思ったよりメカっぽい景色だった。パイプみたいなのは通っているし、ガラスみたいなものもあり、その中は液体で満たされていた。

…液体の中で蠢いている生き物について考えるのは止めておこう。

言えるのは鎌みたいな大きな手とまだ成長しきっていない小さな羽があったことくらいでグロテスクな見た目だったことだ。


てか、この世界って技術は俺達の世界より進歩してないと思ってたよ!?

完全に俺達より技術進歩してるよ!生命体生み出したりしてるし…。完全にオーバーテクノロジーなんじゃ…。

他の場所なんて中世ヨーロッパくらいしか発展してないのにさ。

その技術世界に発信していけよ!


あまり明かりはなく、屋内は暗い。当たり前ながら窓とかもなく、怖いのが好きだが得意とは言えない俺からしたら、サクサク進むのは困難だ。

今のところ誰ともあっていないだけに、怖さは倍増する。

この世界って幽霊とかいるんだろうか…。

俺達の世界はいないって一般的に言われているが、この世界はどうなんだろう?

え?昨日はお祖母ちゃんが亡くなって一周忌だから近況を話し合ったよ!とか、そういう世界じゃないだろうな…。


怯えながら進みつつ、そろそろ引き返して、ミカ達と合流しようか?と自分の中で案が決定しようとしていたとき、それは現れた。


!?

物陰に隠れながら感じた気配を確認するために"超感覚"を使う。

ロボットか?目は一つで後ろに筒みたいなのを背負った四足歩行の物だった。

あっちを向いているから、すぐには気づかれないよな。さっさと逃げよう。


後ろを振り向いて、逃げようとしたとき音声が聞こえた。

「マナの以上消費を感知。対象を確認します。」

ヤバイ!さっきのスキルを使ったときにバレたのか!?


もうなりふりかまっている場合じゃない。全力で走り出す。走りながら前に石を投げ、"相転移"を使う。

「侵入者を発見。対象の情報収集、並びに排除。警報を発動します。」

ああっ、くそっ!やっぱり見つかるよな!


どうする?このまま倒すか?それとも逃げる?

倒す場合のメリットは追撃を考えなくていい。しかも、上手くやればまだ警報が発動する前に倒し、俺の存在を隠すことも出来るかもしれない。ついでに部品を持ち帰ることが出来る。

デメリットは、時間をとられる間に援軍が来るかもしれない。

逃げるメリットは早くにこの場所の情報を皆に伝えることが出来る。

デメリットは後ろから遠距離くらったら対処のしようがない。

「魔法対策マニュアル発動。ガンモード起動。」

ああ!もう!考えている間に相手は準備が出来ているし、ヤバイ言葉が聞こえたぞ!?魔法対策って何だよ!?ガンモードって何だよ!?

仕方ない!一瞬で倒す!

"相転移"!


ところで皆はこういうメカっぽいやつを初見で倒すとしたら、何処を狙うだろうか。

俺だったらコアっぽいところがあったらそこを狙うが、今回はそういうものが見つからないので却下。

次に狙う場所は…。

「ここだろ!」

相手の後ろに付いていた筒を狙った。

なんか動力源っぽいから狙ったが、結果は…!?


「対処…しま…。た…ます。」

静かにやつの動きが止まった。筒を回収しつつ、外に出る穴を目指す。


「外部ハッチ。封鎖します。」

やっぱりバレてるよね…。

親切にアナウンスしてくれたが、間に合うかどうかわからない。

外部ハッチとやらは半分以上閉まっていた。

どんどん間隔が狭まっていく。

「入れ…。」

一番小さな石を手探りで探し、投げつける。


無事に入ってくれたが、直ぐに視界から出ていきそうになってる。

"相転移"!

次に俺が見たものは空だった。

登場したロボット。一瞬でやられましたが、設定上は強いです。

この世で唯一と言っていい、魔法を封じつつ自分は遠距離から狙撃。ゲームなんかだったら、ぶっ壊れです。

と言っても、投げナイフとか、弓もあるので、全く無いわけでは無いんですけどね。


読んでいただき有り難うございました!

評価等よろしくお願いします!

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