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未来石と神の使徒  作者: コタツ
3章 運命の出会い
33/73

休暇

やはり投稿しないとウズウズしました。

でも、昨日は外せなかったので。

俺が剣術を覚えてから二週間が経つ。

地獄のようだった猛特訓も終わりが近づいてきたようだった。


「レオン、リカ!馬車が予定よりも早く準備出来たらしいわ!明後日には出発よ!」

ミカがそう言ってきたのは俺と梨花が二人で打ち合い…正確には俺が梨花からの攻撃を回避している時のことだった。

この三週間で俺と梨花はかなり強くなった。確実に村にいた頃より強い。まあ、村に居たのは約一週間くらいだったのだが。

まずは基本的な能力値が1.5倍くらいに跳ね上がっていた。今全力で跳んだらどんくらい跳べるんだろうか…。

プチ高所恐怖症なのでしたくはないが。

あとスキルも増えた。

特筆するべきは"見切り"と"感覚高速化"だろう。

"見切り"は使うと相手の太刀筋が見えたり、魔法などが飛んできたときに、予測線が見える。これが使えるようになったお陰で、特訓中に痛い目に遭うことも減った。

"感覚高速化"はパッシブスキルだ。

自らに危険が迫ったときに全ての動きが遅く見える。

しかし、"見切り"はかわせない攻撃や弾幕だったら黙って食らうしかないし、"感覚高速化"は自分も他と同じ早さでしか動くことは出来ないから、目の前に迫る危機に怯えながらただ待つだけ、なんてこともある。

デメリットはあるが、とにかく強力なスキルなので、多用していきたい。


後は魔法についても理解が進んだ。

気になりながらも確認していなかった、火魔法の地雷と召喚獣だ。

地雷はその名前の通り、設置するタイプの魔法らしい。

設置した地雷が重量を感じたら炎を噴出させるらしい。

俺には設置した地雷の位置がほんのりと紅く見えるので、踏むことはたぶんないが、他の人には見えないようなので、仲間が踏まないように連携が必要だろう。


召喚獣の方は俺がイメージした動物に火が変化し、行動するといった感じだ。

行動は召喚獣を生み出すときにある程度のことなら、指示できるが逆に言えば召喚したときしか指示が出来ない。使い勝手がいいとは言えないかもしれないが、全身が炎の動物なんて、使い道はあるし、可愛い。俺が生み出した炎は熱さを自分も感じるのだが、コイツらは何故か近寄っても熱さを感じない。

そして、でかいものは作れなかった。作れるのは手のひらサイズから、膝くらいまでの大きさのものだ。

魔法が上達したら、もっと高性能な召喚獣を喚べるようになるのかもしれない。


にしても、大変だった…。

こんなに肉体が悲鳴をあげ続けたのはいつぶりだろうか。

「今日は特訓は休みにして、明日は旅の準備。で、明後日出発するわよ!」

だから、この言葉は嬉しかったぜ!


「ね、ねえ…。レオン。ちょっとまわらない…?」

「ん?いいけ…。」

「リカ!一緒に廻りましょう!」

「…。」

「…そういうことだから、俺は一人でブラブラするわ。」

デートなんて期待した俺が馬鹿だったよ…。


三週間も同じ町に住んでいたら、顔を知ってる人は何人か出来ていた。その人達に挨拶をしていくか…と思って、俺は店が並んでいるところに向かうことにした。


歩いていたら、"感覚高速化"が突然発動した。

驚きながらも、周囲を見渡して状況を確認する。何も近辺に怪しいものや危険なものは…ん?

俺の視線の先にはこの世界ではあまり見かけない白髪の女が茂みに隠れながら移動していた。

一瞬しか見ることは出来なかったが、何故か悪い予感がした。

…ストーカーと勘違いされないといいけど…。


彼女を追跡することにした。あまり、こういうのには慣れてはいないがじゅうぶんに距離をとればバレないんじゃないかな!多分…。

ところで、何でさっきは"感覚高速化"は発動したんだ?

特に攻撃もなければ、危険もなかったように感じたんだが…。


そんなことを思いながら追跡していたら、彼女は目的地に着いたようだ。

彼女の姿が消えた。近づいて確認してみたら、そこにあったのは地下への入り口だった。

休暇とはなんだったのか…。

一応サブタイトルは二次熟語にしていますが、話が進んだらそのあとに数字がつくかもしれません。

ボキャブラリーはないほうなので。


読んでいただき有り難うございました!

評価等よろしくお願いします!

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