努力
何か昨日は今までの二倍くらいpvがありました。
短くて自分なりには不満があったんですけどね?
それから、一週間は三人で剣術の練習をした。まあ、練習と言ってもミカから二人が習うって感じだったが。
早速、一日目からミカに戦い方を教えてもらうことにした。
「私は貴方達がどんなスキルや魔法を持っているのか聞かないわ。というより、マナー違反ってところがあるから、二人も誰にも聞かないようにしてよね。
そこで、二人の戦い方とかはわからないけど、あって困らない剣術をまずは覚えましょうか。」
「 なんであんなに刀を鞘から出した瞬間は凄いのに、普通に戦うとてんで駄目なのよ!まあ、他の人よりセンスはあるみたいだけど。 」
まず、俺達が今どれだけ出来るのかを確認された。
「まずね。リカは基本的な能力が低いわ。そこから、鍛えていかないと、どんなに技術があっても、やられてしまうわ。」
あ、すっげー泣きそう。
いーけないんだ、いけないんだ。
せーんせいにいっちゃーおー。
「そして、レオン。貴方は体の能力があるけど、殆ど使いこなせてないわ!まるでその体に慣れてないみたいで、もったいなさ過ぎる!」
…泣きたくなってきたわ。辛辣すぎる。
てか、この世界の人達怖いんだけど!?なんで、そんなことわかるんだよ!
それからは素振りや、型の練習など、反復練習を繰り返した。
同じことを繰り返すだけとはいえ、梨花はずっと筋トレ?的なものをさせられてたので、ましだと思う。
中学生の頃は卓球をしていたけど、高校に入ってからは何もしてなかったからなー。
キツいけど体を動かすのは気持ちいいもんだな。
…そんな風に思ってた時が私にもありました。
「イテテテ!」
次の日は筋肉痛と付き合いながら、同じことをするようになっていった。
筋肉痛とか…。いつぶりだよ。
やはり人は成長する生き物だったらしい。
筋肉痛は起きなくなったし、自分でも少しは刀を振ったときにキレが出てきたと思う。
「だいぶ上手くなってきたね。」
「梨花もきつくなくなってきたんじゃないか?ずっと頑張ってたもんな。」
お世辞じゃない。俺が特訓している間、視界に映る梨花はいつも頑張っていたのだ。
「うーん?前より良くなったとは思うんだけどね?することも増やされていってるからね。大変だよー。」
ミカも人の実力を見て指導出来てるんだな。
自分が出来ることも、他の人に教えることは出来ない…なんて人は珍しくない。
それでもミカの説明は悪いところ、改善するべきところを指摘してくれ、それに対する方法も教えてくれた。こんなにいい先生はそうはいないだろう。
ふざけて先生って読んだら照れながら怒ってきた。
一週間が経ち、ミカからスキル画面を見てみるように促された。
起きては特訓、食事、特訓…みたいな生活を送ってたから、確認なんてしてなかったな。
…もし、怠惰がなかったらヤバかったな。
スキル画面を見たときに見覚えのないスキルが目に入る。
「あれ?剣術?」
俺未来石使ってないのに…。
「良かったわね!一週間で剣術が手に入るなんて早いほうよ。」
あ…。
これ、俺自身の努力で手に入れたのか…。
自分の手を見てみる。この一週間でボロボロになったものだ。
でも…。
それでも、自分の努力が実を結んだことは嬉しかった。
誰かを守れる力が確実に自分のものになってること…。それが自分の努力で得ることが出来たこと。
それはきっと自信になるんじゃないかな?
そんな風に思えるくらい嬉しかったことを覚えている。
…梨花も肉体強化というスキルを手に入れていたようだ。
「もうお嫁にいけないよ…。」
努力が結果に繋がると嬉しいですよね。
あと、誰かに見てもらえてる、認めてもらっても嬉しいものです。
上記の二つがなかったとしても、きっと貴方の努力は貴方のためになります。そう信じて私も頑張ってます。勿論、人に迷惑をかけるのは駄目ですけどね!
読んでいただき有り難うございました!
評価等よろしくお願いします!