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未来石と神の使徒  作者: コタツ
3章 運命の出会い
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覚悟

かなり短いです。いつ切ればいいのかわからなくて…。

「というよりもね。させられたのよ。」

彼女は呆気なく俺の質問に答えてくれるようだ。

「私は勇者よ。多くの人から感謝もされるけど、敵対することも多いわ。そうなったら、殺さなくてはならないときも来ると思われる、ということで死刑囚を三人…ね。」

「…」

何も言えなかった。口は動いても声を発することができなかった。

「理屈はわかるのよ。でも、それとこれとは話が別でしょ?眠れない日も続いたし、食欲がない日だって何日もあった。」

そうだな。確かに理屈はわかる。やらなきゃこっちがやられるんだ。だったら、やるしかない。

そうは分かっても、実際には出来ないものだと思う。

「ミカはさ?どうやってその苦痛から逃れられたんだ?」


「それは秘密よ。自分で気づかないとダメなことはあるわよ。」

ミカは少し考えた後に、そんなことを言ってきた。

「分かったよ。まあそんなことを考えなくて済むように強くならないとな。」

「そうね。移動まで時間もあることだし、私に教えられることなら、協力するわ。」


「じゃあさ、まずは俺達がこれから、何をしていくのかを大まかでもいいから教えてもらってもいいか?」

いつも直後のことしか教えてくれてなかったからな。

「そうね。帝都に行ったら、神殿に行きましょう。人によって話せる時間が異なってくるけど、神様と話せるから。最終的な目標は再びパンドラを封印することね。」

「それから?」

「後は神様に聞くのよ?」

マジかよ。完全人任せ…いや、神任せじゃん。

「神様は時の神でもあってね?未来のことが少しはわかるらしいの。名前は"クロノス"」

俺の力もそこに由来してるのかな?

「他にも神様っているのか?」

「居るらしいけど…積極的に関わってくるのも助けてくれるのも一人だけだしね。だから、神様って呼んでるのよ。」

一応他にも神は居るのか。でも、期待はしないようにしておこう。


「それでさ。勇者ってさ。役目を果たした後はどうするんだ?」

まさか、口封じのために…とかいうやつじゃないよね。

「終わったら私はただの市民よ。報酬は莫大だけどね。」

「そっか。大変な旅なんだから、それくらいはしてもらわないとな。」

「でも、それだけじゃないわ。私は偶然とはいえ、選ばれたの。だったら、やらなくちゃね。」

「そっか…。ならさ、もし無事に色々終わったらさ。時々会おうぜ。」

帰れるかわからないんだ。約二週間しか一緒に過ごしていないが、大事な仲間だ。

あった頃に比べて親しくもなってきたしね。

「そんなに会いたいっていうならいいわよ!私もたまに会いたくなるかもしれないし…。」

可愛いやつだな。


よし。俺も覚悟を決めよう。

いつか何かを決めなければならないときが来るだろう。

そんなときは自分の信じた方を選ぶって。

後悔する選択だけはしないって、そう決めることにした。



まさか、その選択するときがこんなに早くくるなんてその時の俺は考えてもみなかった。

後悔だけはしないように生きていきたいな、とは思うんですけど、そう簡単にはいきませんよね。

人は失敗する生き物ですから。

でも、その時の最良の選択はしていきたいですね。

あと、これから三週間くらい、二日に一回の更新になるかもです。

忙しすぎて、文章が雑になるのは防ぎたいので。

今回も酷かったけど…。


読んでいただき有り難うございました!

評価等よろしくお願いします!

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