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未来石と神の使徒  作者: コタツ
3章 運命の出会い
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技能

約束を守る男!コタツ!

にしても、説明回は嫌いとか言っておきながら、二回連続で説明をしていく…。

なんなんですかね?すみませんでした。

三人で夕食を食べる。

何かの肉のようだ。噛むと肉汁がジュワジュワ染みでて、美味しかった。

「これ美味しいな!なんの肉なんだ?」

「その肉?それはね…」

「…聞かない方が美味しく食べれるよ。」

その言葉で十分食欲が薄れました。


それでも美味しいことには変わらないので、完食しておかわりまでした。豚に近かったと思う。

豚か…。

…。


もう一度部屋に集まって、これからについて話し合う。

「思ったより早く着きそうね。二人とも速いくて助かるわ。」

「私がもっとスキルを持っていたら、3日とかで着いてたかもね。」

そう言えばスキルと魔法の違いって何なんだろうな?

あと村でスキルが使えなくなった原因も聞かないと。

「いやいや、早かったと思うぞ。これより早くなられたら俺が着いていけなくなる。」

「何言ってるのよ。貴方には高速で移動することが出来るじゃないの。」

「スキル使ってだからな?ところで、スキルと魔法って何が違うんだ?どっちを使ってもMPが減ってたぞ?」

「MPってのは魔力量のことかしら?じゃあ、この事についても少し話そうかしら。」

魔力量っていうのか。まあMPの方が分かりやすいよな。

「スキルと魔法の違いはね、空気に含まれてるマナを体内に取り込み、それを活用するのがスキルよ。物をマナを利用して生み出すのが魔法ね。」

なるほど。自分の体に作用されるのがスキルってことでいいのかな?相転移ってどっちなんだろ。

あれ?それじゃあ、昨日の梨花の言ってること間違ってないか?バッチリ体に作用してるよね?

梨花の方を見てみたら、凄く驚いてるみたいだった。

…え?勘違いしてたの?


「あと、スキルと魔法の違いと言うとスキルには熟練度があって、やればやるほど、性能が良くなっていくわね。」

あれ?そんなのは特に書かれてなかったような?

「何処にそれは書いてあるんだ?」

「"ステータスオープン"だって、スキルよ。使えば性能が良くなっていくわ。でも、普通そんな年だったら、見えててもおかしくないと思うのだけど…。それも記憶喪失の影響なのかしら?」

確かにレオンがもっていたスキルは一つも俺に引き継がれてないんだよな。どういうことなんだろ?


「あとスキルには常時発動しているものと、スキル名を唱えることによって発動するものもあるわね。」

「"抜刀術"は後者って訳か?」

「そうね。あと剣術とかはいつでも発動してるわよ。」

じゃあ、槍術もそれってことかな?

パッシブスキルとアクティブスキルって呼ぶことにしよう。


「あとな?その…オークを討伐してるときにスキルが使えなくなったんだ。心当たりあるか?」

それのせいで危ない目にあった。今度は助けてくれる相棒もいない。自分の身と仲間は俺の手で助けないといけないからな。

突然使えなくなったら困る。

「スキルが使えなくなった?じゃあ、体が突然重くなったり動きづらくなったりはしなかった?」

うーん。あのときはずっと体が重かったり、動きづらかったからな。でも、突然ってことはなかったような?

「いや、そんなことはなかったと思う。」

「じゃあ、正確なことは分からないわ。スキルや魔法を使えなくする魔法もあるのだけどね、そのときはかけられた側は分かるのよ。」

えー。じゃあ、わからないまま戦わないといけないのか。

「ねえ、レオン君。レオン君はずっと無理してスキルとか魔法を使ってたんだよね?」

「まあ。」

「じゃあさ。魔力量が0になったんじゃない?」

なるほどね。確かにそれくらい使っててもおかしくないくらいには立て続けに使ったな。

「その可能性はあるかもしれないけど、ほぼ無理よ。」

「何でだよ。俺はそれかな?と思ったぞ。」

「簡単よ。魔力量を使いきる前に苦痛と絶望で動けなくなるわ。だから今まで魔力量が0になった人は居ないわ。」

ん?絶望?そんなことはなかったような?

「絶望って何だよ。」

「人がマナを使うときに脳には負荷がかかるらしいの。で、魔法とかスキルを使っていると脳の負荷はどんどん大きくなっていく。」

ふむふむ。

「で、負荷がかかりすぎると頭痛や吐き気、後は暗い気持ちになっていくわね。」

ネガティブになっていくってことか。

…確かにちょっとだけ弱気になってたかもな。

でも、実際に苦痛も絶望も耐えてた訳だしな。

「ところで、自分の魔力量がどうなってたかは、覚えてない?それで、この問題も解決するのだけど…。」

「その…ジョートのことを気にかけててそれどころじゃ…。」

空気が重くなる。

「じゃあ!取り合えずその件は保留ね。もしかしたらその仮説の可能性もあるんだから、もう使いすぎないように!」

ミカが無理やりこの空気を変えてくれた。

俺も湿っぽいのは嫌だ。もう前を向いていくって決めたんだから。

ありがとな。

「へーい。」


自分の部屋に戻って来た。

あのまま、二人と同じ部屋で寝ようとしたら蹴り出された。

だって旅で疲れたんだよ?少しうつらうつらしただけなのに。


にしても、考えないといけないことはたくさんあるよな。

やっぱりこの体は普通の人より違うだろう。身体能力だって桁違いだし、苦痛に耐えることだって出来た。俺の体だったら無理だったのかもしれない。

そういうところは神様に感謝だ。


後はジェラとかいうやつのことだよな。

バタバタしてて、考えてなかったが、姫とか言ってたから他にも仲間がいるのだろう。

これから先も妨害されそうで嫌だなー。

てか、この世界に来て二日しか経ってなかったのに何で俺のことを探してたんだ?何で俺がいることを知ってたんだ?

こいつらのことはいつも気にかけておいた方が良さそうだな。


後考えないといけないことは…。

考えていたらいつの間にか眠りについていた。

パッシブスキルとアクティブスキルって使い方間違ってないですよね?

ちょっと不安でした。

あと、食事描写をもっと書ければいいんですがね…。

まあ、深夜に食欲が出てきても困りますよね!

…精進します。


読んでいただき有り難うございました!

評価等よろしくお願いします!

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