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未来石と神の使徒  作者: コタツ
3章 運命の出会い
24/73

魔法

魔法って聞くとワクワクしますね。

かといって詠唱とかはさせたくないですね。

私の方が恥ずかしくなってきますので。

ほぼ1日ずっと歩いていた。

休みもあまりとらずに歩き続けたのだが、驚いたのは梨花の体力だ。

俺とミカは分かる。俺は基礎能力がかなり上がってるみたいだし、ミカはずっと鍛えていたみたいだからだ。

しかし、梨花は体力とかもあんまり変わってないと聞いていた。

「なあ?何で梨花は1日ぶっ通しで歩いているのに疲れないんだ?そこらの男より強いじゃん。」

勿論そこらの男は前の世界のことを指しております。

「実はね。私前の世界では、山に登るの好きだったんだ!」

それは結構なご趣味で。

「山を登る途中の苦痛に耐えながら、山を登り終えた時に見る景色ときたらもう!」

ヤバい。これは一時間くらい語りそうだ。

「ところで、梨花の外見も変わっているよな?何で前の世界の影響が出てるんだろうな?」

「正直ね、前の世界のことは関係ないんじゃないかな?」

話はずらせたな。でも、何で梨花の見た目も変わっているんだ?因みに俺の顔は割りとイケメンだった。贔屓目ではないと思う。でも、この世界の人皆イケメンだからな。平均が高いんだよ。

「私は前までコンタクトをつけてたんだけど、この体は何もしなくても目がいいの。だから関係ないと思ったの。」

「じゃあ、何で俺達に着いてこれたんだよ。」

「それは魔法ね。何故か分からないけど、私がこの世界に馴染んできたら、自然と自分の使える魔法が分かってきたの。それで、自分の体重を軽くして、筋力を上げたの。」

「それは便利だな。どんな魔法が使えるんだ?確か水と風が得意って言ってたよな。」

「って言ってもまだあんまり使えないんだ。もう少し増えてくれたら助かるんだけど。」

「そっか、残念だな。」


「宿泊所をとってきたわ。」

「ご苦労様。」

「一体何処にあるんだ?」

「地下よ。」

またかよ!

「夜、魔獣に襲われにくくなるらしいわ。一応逃げ道は作ってるらしいし。」

うーん。そういう問題じゃないんだよな。やっぱり朝は日の光を浴びたいし。

「嫌なら野宿してね。」

「泊まらせていただきます。」


「部屋は2つとったわ。」

「俺は二人部屋でもいいから、どっちか一人部屋に行きなよ。」

梨花とミカが真っ赤になる。

「そんなことさせるわけないでしょ!」

別に何かするつもりはないんだけどな。これからの旅が気まずくなるし、折角親しくなった人と関係を悪化させたくないし。何よりそんなことしたくないし。

てか、実際耐えてみせたことあったよね?

「二人部屋の方は広いから大丈夫よ!レオンが一人で寝なさい!」

ふえぇ、さみしいよー。


部屋に荷物を置きに来た。

部屋を確認したら、思ったより広かった、と言っても畳六畳くらいだが。しかし、地下に作ったにしては、かなり広いと思う。

「さて、暇だし二人の部屋を覗いてみるか。」


二人の部屋が何処かをフロントみたいな場所に聞いて確認する。

二人の部屋の前に来てみたら部屋には誰か居るようだ。

ここで皆ならどうする?ノックせずに入る?それとも紳士的にノックする?

この状況ならした方がいいと思う。もし、ミカだけだったらノックせずとも記憶喪失だか何だか適当なこと言えば大丈夫かもしれない。多分大丈夫じゃないけど。

しかし、今回は梨花もいる。事情を知ってる彼女は俺を許さないだろう。

てか、彼女達が普通に過ごしてたら只評価下がるだけだし。

ノックをする。ドアは木の板だ。防犯は大丈夫なのか?

「今開けるわ!」

ドアが開く。

「あら、レオン。どうしたの?」

「いや、暇だったんで。ところで、防犯は大丈夫なのか?簡単に破壊出来そうだけど。」

「ああ、このドアには魔法がかかっててね。もし、鍵を持ってなくて無理やり開けようとしたり、勝手に入ろうとしたら、強烈な衝撃と大音量、そして、激しく光るの。」

あ、アブねー。魔法って本当に身の回りに欠かせないものだな。


「今、梨花は居ないわ。外の空気を吸いにいったみたい。」

「まあ、気が滅入るよな。こんな場所じゃ。」

と言っても確かにこの部屋もまあまあ広い。

「で、何か聞きたいことある?」

「んー、じゃあ、魔法のこと聞こっかな。」

「魔法、ね。分かったわ。魔法っていっても数えきれない位の種類があるわ。」

ま、そんな感じはしてた。

「で、有名な七大属性ってのがあって、火、水、土、風、光、闇、無ってのがあるのよ。」

なるほど。

「無ってのは何なんだ?他のはなんとなく、想像できるけど。」

「無は他六つの属性に当てはまらない、つまり、分類出来ない魔法が含まれるわね。圧倒的に多いわ。生活に役立つものから、全く使えないもの、果てには他の属性を圧倒的に凌駕するほどの強さの魔法だってあるわね。因みに指先程の火を出す魔法は火属性じゃなくて無属性よ。」

多分、相転移は無属性だろうな。

「それぞれの属性に特徴もあるわね。火は火力みたいにね。あと、それぞれの属性の頂点を決める大会なんかも四年に一回行われてるわ。」

ん?オリンピックかな?

「どうでもいいけど、やっぱり無属性が一番盛り上がるわね。毎年、見たことのないような魔法が出たりして、一番面白いわ!」

こいつ、多分その大会好きだな。

「レオンも出てみたら?その属性の大会では、その属性しか使えないけど体術やスキルならどんなに使っても制限ないから。」

それこそ勝ち目ねーわ。

次回はスキルのことについて説明していく予定です。

(説明するとは言ってない。)

あと、忘れていた章作成を今更しました。


読んでいただき有り難うございました!

評価等よろしくお願いします!

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