説明
目を覚ました俺は回りを確認する。
「ここ、何処だよ……」
雲の上みたいに床はフカフカだが、ある一点を除いて空以外何も見えなかった。
その一点というのは俺の目の前であり、女性が立っていた。
今まで見たなかで一番綺麗といってもいいほどの美人さんだった。髪は金色で碧眼、身長もスラッと伸びており、胸も程よく大きく、足もほっそりしている。
俺が声をかけようとする前にあちらから話かけてくる。
「この世界を救ってください!」
「はい?」
この人いきなり何を言い出してるんだ?てかここは一体どこなんだ?
「すまないが、先ずは状況を教えて貰ってもいいかな?何が何だか全く分からないんだか……」
「す、すみませんでした!慌ててしまって……。今から様々なことについてお話しますが、どうか落ち着いて聞いてくださいね。」
落ち着いて聞いてくださいって……。まあ正直この流れはどう考えてもあれだよな。
「わかりました。で、話というのはなんでしょうか?」
「はい。この世界はあなた方が住んでいた世界とは違います。いわゆる異世界というやつです。」
やっぱりね。なんとなくそんな感じはしてた。だってこんな景色が日本で見れるわけないもん。
「そうですか。」
「そうですかって……、もっと驚かないのですか?まあ話が早くなるので助かりますが……。」
「いやあんなおかしなことが起きてんだから。もう驚かないし、予想は出来てたよ。」
まあ驚いてない訳ではないが。
「府に落ちませんが、分かりました。では、話を続けさせて貰います。ここはエルシアという世界で、私はその世界の管理者、いわば神です!流石にこれには驚きましたよね!」
いや別に、てか絶対そうだと思ったし。
「何も言えませんよね、驚いて。でも、話は続けさせてもらいます。あなたの所属するクラス?はエルシアの勇者として、転移させられました。」
「にしては、此処には俺しか居ないが……」
「此処には貴方しか呼べませんでした。貴方は部屋の端の方にいたでしょう。それで他の方々と転移にラグが生じたので、私が割り込み、貴方を此処に呼びました。」
確かに教室の端に居たな……
「なるほど、で、なんで俺を呼んだんだ?神が干渉するほどのことなのか?」
俺達にとったら大きな問題だが、この神様とやらにとっては人口が少し増えるなんて、問題ではないだろう。
「はい。実は貴方にはやってもらいたいことがあるのです!」
「お断りします!」
「ええっ!何でですか!まだ何も内容を言ってないのに!」
だってねえ……。絶対面倒でしょ。わざわざ神様が呼んでまで頼みがあるって……。でもまあこれは言わないでおこう。
「俺は只の高校生で何の力もありません。もっといい人材がいるでしょう。」
「確かに貴方はまだ何も出来ませんが、私が今から貴方に力を授けます!」
力……か。どうせ断ってもエルシアとやらには送られるだろう。
だったら少しでも有利な状況にしなくてはならないな……よし!
「じゃあ、とりあえずそれについての説明をしてください。」
「わっかりました!私が貴方に授ける力は……未来の貴方の力を得る力です!」
まだあまり面白くは出来ないですね……。
書きたいものも書けないし……。
早く先の展開にしたいものです。
評価等お願いします!活動報告なんかもしていくのでこれからも見ていってくださいね!