表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

設定

<< あらすじ >>

 天魔によってあの世とこの世の境界が曖昧になった世界。

 その世界には生きている者も、死んでいる者も、妖怪も、ありとあらゆるモノがはびこっていた。

 そんな世界を元の姿に戻すべく、地獄の管理人である小夜と数珠丸が奔走する。


<< 世界観 >>

 閻魔の同情の一瞬の隙をつき、封印から逃げ出した天魔が、面白半分に地獄の釜を開いたことで、死者や妖怪たちが現世に溢れ出した。

 本来、あるべきではない存在が大量に存在してしまったことで、現世のバランスが崩れかけ、危うく世界そのものが崩壊の危険に瀕したが、閻魔がギリギリで阻止。

 しかし、閻魔が止めることができる間に、現世に存在してはいけないものをあの世へ戻さなければならず、地獄の管理人である小夜が現世に降り立ち、犯人と逃げ出したモノたちを探す。


・裁定所

 地獄の入口であり、閻魔が裁定を下す場所。

 自殺し、最下層に落とされた人間でも、もしここまで戻ってこれるなら、免罪符が発行され、改めて裁定がくだされる。


・地獄

 死者の罪を削ぎ落とす場所。

 削ぎ落とす係として、獄卒が存在する。

 小夜は獄卒を中心に、死者の魂の管理を行なっていた。


<< キャラクター >>

・小夜

 地獄の管理人(地獄のNo.2)

 現世での容姿:白い髪と赤い目を持つ少女(見た目9歳ほど)

 地獄での容姿:現世の姿が成長した見た目 二十歳程

 地獄では、上には閻魔しかいないため、人を嘲るようで高圧的な言葉も多い。

 地獄の釜が開き、閻魔か小夜が収拾しにいかなければならなかった時、体が残っていたのが小夜だった。

 本来、術は大の得意で、ほぼ無制限に使えるのだが、人間の体では限界があるため、だいぶ制限がついた。

 人間らしい存在で、天魔のことは同族のため嫌悪している。


 (過去)

 白子として生まれ、10歳で、閻魔大王への贄として、洞穴に閉じ込められた。

 どこか逃げ出す穴がないかと探していたところ、本物の閻魔大王が出会い、そのお人好しぶりに呆れ、憤り、自殺した。

 そして、地獄の最下層に放り込まれたが、閻魔の裁定所まで登り、免罪符を貰い受け、地獄に残った。


・数珠丸

 付喪神

 容姿:黒髪の青年(二十歳ほど)

 現世にきた小夜が、肉体の制限や現世の荒れ具合から戦闘要因として呼び出した。

 本当は、天下五剣でも童子切を呼び出したかったが、小夜が本体を見つけた時には、かつての恨みと童子に叩き折られていたため、相性のよかった数珠丸を呼び出した。

 名前に似合わず、霊や妖怪など怖いものは苦手で、ビビリ。

 ただ、戦いとなれば、切る他ないので、切れる。あくまで刀なので、術は使えない。

 性格は、人に大切にされてきたこともあり、人に対して心優しい。

 他の神に比べれば、大分人間よりの考えだが、どこか人間とは違う考えも見え隠れする。


・百八

 魑魅魍魎

 普段は小夜の影に潜んでいる怪物。

 地獄の釜で茹でられた罪人たちの、特に強い執着を持つ部分が溶け残り、混ざり合ったモノ。

 意思という意思は持たず、欲のあるがままに動く存在で、実は小夜にもはっきりとした制御は不可能。

 ただ欲や執着の固まりのため、単純で扱いは容易。


・天魔

 この事件の張本人

 容姿:白い髪と赤い目を持つ少女。小夜と瓜二つ。

 本来、姿を持たない概念のような存在で、地獄に厳重に封印されている。

 元はよく深い、自我の強い人間。ただ、人間の落としきれない欲を全て器へ封印していくため、体も性格が破綻していく。

 今回の事件も、閻魔の情けの小さな隙をついて、楽しむためだけに引き起こした。

 世界の破滅は、理解しているが、していようが関係ない。


・閻魔

 閻魔大王

 一番最初に死んだ人間。

 人間の”死”という終わりの概念を作成したことの責任として、神々から人間の死後の行く末を永遠に決めることとされた。

 『度が過ぎるお人好し』と称されるほど、贄が行われている時代に、自分に捧げられる子供が、最期まで寂しくないように一緒にいることをしていた。結果、小夜が現れることになる。

 天魔に関しても、天魔の器のことを知っているため、ほぼ毎日通いつめ、結果事件が起こった。


・中岡

 獄卒

 容姿:詰襟の学生服を着た、無表情の少年(見た目高校生)

 冷静沈着。礼儀正しいが、表情はあまり変わらない。

 逃げた死者たちを刑の執行を現世で行う部隊の一員で、坂本とペア。

 上司である角助の命令により、小夜と出会った時に協力は惜しまない。

 ただ顔には出さないものの、地獄での小夜の姿と現世の小夜の姿の違いには驚いている。


・坂本

 獄卒

 容姿:詰襟の学生服を着た、表情豊かな少年(見た目高校生)

 短絡的でだいぶおバカ。感情と表情が一致してる。

 逃げた死者たちの刑の執行を現世で行う部隊の一員で、中岡とペア。

 小夜のことは知っているし、話したこともあるが、地獄での姿とあまりに違うため、角助が本物だと言っても信じていない。

 結果、”モドキン”と呼び、小夜の舌を抜かれ、怒りに任せて殴ろうとすると、小夜や閻魔を守る呪いで自滅する。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ