あとがき
『なろう』様に三作品載せることが出来ました。これもひとえに読者の皆様のおかげです。どうも有難うございました。
日本人の常として、日本から見た海外は比較的たやすく想像できるものの、実体験として海外から日本を見るというのはなかなか機会がないと思います。何とか自分の体験を美化せず、懐古に走ることもなく、「日本食サイコー」と主人公に叫ばせず、でも主役は日本人で、何か書きたいと思っていました。
日本を離れて二十年近くなるので、正直日本の現状はよくわかりません。それこそ、私の中の日本が「美化」されたり「記憶違い」されている可能性もあります。
だから、肩の凝らない話にしようと思い、必然と恋愛物なら身近に感じてもらえるのかも、と思い至りました。
しかーし!それからが大変だったのです。
あえみは個人の恋愛偏差値が低すぎ、もうほとんどゼロ、臨界点に近く、「コイスル気持ち」が全く理解できない欠陥人間だったのでした。書くまで分からなかった!
こんなに少女小説定番の「トキメキ」を表現するのが難しいとは!
中田あえみ、アラフィフ、本当に恋愛小説家の先生方に改めて尊敬の念を抱いた次第です。
それでは、これで作品発表からしばらく離れ、現実世界に戻ろうかと思います。
また機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
中田あえみ 拝
どうも有難うございました。