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第四章 脱出

「ほおおお…。大したものだ」

 鼻と顎を巻き物で固定された姿でガラティスは言った。

 彼は巨大な魔術の鏡の中を覗いている。パールティア王女を幽閉してある部屋の中が鏡に大映しにされている。ガラティスとドメスを部屋から締め出した一平は妻の介抱に取り掛かり、見事に蘇生させたのだ。王女を覆っていた白く光る球体『トリトンの壁』は既にない。 

 王女を危機から救うべく一平のした事は球体に手を当て跪いていただけた。一時以上も微動だにせず、そうして何かを念じていたが、それだけで一平は、意識もなく深い悲しみの底で眠りについていた妻をトリトンの壁から引きずり出した。いや、壁を消滅させた。王女は一平の手によって件の寝台の上に横たえられている。


「よしよし…。まずはお見事。これで大事な徴を失わずにすんだわい」

 トリトンの壁が解除できなければ、ガラティスの手に入れたい徴も永遠に失われてしまうのだから、まずは一安心といったわけだった。次はいよいよその徴を拝むのだ。まさか一平がこちらの言う条件を呑むとは思っていなかったので、ガラティスはこの成り行きに非常に気をよくしていた。

 見れば、ガラティスが剥いだ王女のドレスは、未だ寝台の縁に引っ掛かったままだ。着衣していない王女に貝の肉を被せて肌を隠すことすら、一平はしていない。寝台の傍らで己の妻を見下ろしている。


「やはりただの男よの。見惚れておるわ。うん、惜しいのう。確かに美しい。世間の噂もあてにならんな。童女姫などととんでもない。清楚で汚れ知らずの巫女を犯すような楽しみがあったぞ。あやつ、実はそういう趣味の持ち主なのではないか?」

 聖者を地に貶めて堕落させる、そういう味わい方もあったのだなと、ほくそ笑むガラティスであった。

「徴を拝めたらまたぜひ床を共にしてみたいものだ」 

 一平が聞いていたら、多分その場で命を落としていただろう戯言をガラティスは宣った。


(それにしても…)

 ガラティスは思う。

 もしやあの姫は意識的にトリトンの壁を発生させたのではないかと。共に取り込まれればガラティスが骸と成り果てるのを承知の上で、攻撃手段としてトリトンの壁を使ったのかもしれないと。

 そして更に思う。

 やはり癒しの力は、逆に作用させれば攻撃力、破壊力になるのだと。

 それこそガラティスの欲しいものだった。徴を目にすることさえできれば、幼い王女など用はないと思っていたが、そういうわけにはいかなくなった。パールティア王女はガラリアに必要だ。



(こうなると、あの男はやはり邪魔だな。ひっそりと始末して、悲しみに沈む姫を慰めてものにするか。いや、それよりもあいつを誘惑してだな…浮気をしたと吹き込んで丸め込むか…)

 都合のいいことに、媚薬作りはガラリアの専売特許である。あの容姿なら、床に呼び込むことを買って出る女には事欠かないだろう。

 そういうことを生業としている魔術師の下請けのような者も、ガラリアには少なくない。仕事として成り立つほどの実績があるのだ。

 現にあの部屋は既に薬漬けであった。一平の意思の力が強いので思ったほどの効果が出てはいないが、量を増やせば、またひっきりなしに嗅がせ続ければ、いずれ有効化するはず。パールティア王女には効き目が強すぎてさっさと意識を失ってしまったようだが、ほどもなく己の見たいものが始まるはずだと、ガラティスは手ぐすね引いて鏡の中を注視し続けていた。


 見たいものは徴ばかりではない。自分が情事に耽るのが一番だが、他人のそれにも及ばずながら遠からず興味があった。徴を見るに至るまでの過程もさぞや面白いことだろう。

「陛下もお好きですわね」

 不意に声がして振り返ると、ガラティスの第三夫人のセシリアが立っていた。

 今夜は、この夫人に夜伽を申し付けていたのだった。

「他人の情事など見ているよりも…。ね!?」

豊満な体つきの妖艶な美女である。ガラティスにしなだれかかって身体を擦りつけてきた。


 非常に積極的である。ガラティスは鼻の下を伸ばした。

「…ちょっとだけ待っておれ。王女の徴を見たらすぐ…」

「ううんっ‼︎そんなこと言って…。本当はまだこのお嬢ちゃんに未練があるんでしょう?だったら許せませんわ。こちらをご覧になって!」

 ガラディスが、女を待たせるなど珍しい。自分の方が待つことのできない性分ではあったが、こうして女を焦らすのもなかなか良いものだな、と思い始めた。


 しかし、こっちも目が離せないのだ。ガラティスは、迷いながらも鏡の方を見る。

「もうっ‼︎陛下ったら‼︎あちらは、どうせまだまだじゃありませんの。私、もう待てませんわ」

 そう言われればそうである。少しぐらいセシリアと楽しんでからでも充分間に合いそうだ、とガラティスは浅ましい決断を下した。ガラティスはしばしの間カミーラの徴のことを忘れた。

 そして再び鏡の前に歩み寄ったガラティスは目を剥くことになる。

 王女を幽閉した部屋はもぬけの殻だった。

「どこへ行った?」

 慌てて飛び出し、現場に到着したガラティスは地団駄を踏んで悔しがった。

 一平を案内した側近はおろか、見張りをしていた衛兵たちも、一人残らずその場にのびていた。

 王女と一平の姿は城のどこにも見つけることはできなかった。



 それより少し前…。

(さて、どうする?)

 一平は黙考していた。

 とりあえずの危機は去った。パールはトリトンの壁から出てきて再び眠っている。

 あんな奴の前でパールを抱いて見せることなど、端からする気はなかったが、今現在の状況では、一平がしなければ他の誰かがパールを懐柔しようと試みるだろう。せっかくトリトンの壁の中から戻ってこられたパールにまた同じ苦難を味わせることになる。それだけは、何があっても避けねばならなかった。


 一平の口づけに安心したのか、パールはその直後にすやすやと寝入っていた。二人を包む白い壁が霧状になって霧散していくのを見て、一平は安堵してパールを離した。抜け殻の身体に魂が戻り、一平も現世に帰ってきた。

 パールが眠っているのは好都合だった。しろと言われたことができない状況にあるからだ。できればこの状態を長引かせてナシアスたちの突入まで時間稼ぎをしたいが可能だろうか。

 策はあった。

 ふりをするのだ。

 幸いこの寝台には布団代わりの貝の肉がついている。パールと二人でこの中に潜り込めば何をしてもしなくても外からはわからない。そのことでクレームが入るかもしれないが、徴が現れたら見せればいいだろうと取り繕うこともできる。が、どうだろうか。ここは何しろ魔術の国だ。


 魔術が使えるのなら、その魔術とやらでパールの額の徴を浮き上がらせてみろと言いたいところだが、どうやら魔術にもできることとできないことがあるらしい。

 ならば、どこかに隙はないだろうか?

 何しろ人のやることだ。完全無欠と言うわけには行くまい。どこかに必ず綻びがあるはずだ。

 地上ならば、この場合監視カメラだ。敵に受像機があるのならばこちらに撮影機材があるはず。それを潰せばいい。だが、海の中にはそんなものはない。あるのは水と超能力のような不思議な力。一平には皆無だが、パールにはそれこそ幾種類もの力がある。

 

 癒しの力、予知夢、多種族と話す力…。

(あいつの持つ力が、ひとつでもオレにあったなら… )

 思って、はっとした。

(待てよ…)

(そうか!)

 一平の頭に閃いたのは、パールの力を借りることだった。

 今までだって、何度も何度も、危機を潜り抜けてこられたのはパールの力のおかげだった。そうと意識して使えないところが弱点ではあったが。

(そうなんだよ。使おうと思って使えるものじゃないんだ。…癒しの力だって自分に対しては使えないし…)

 女性の力を当てにした自分を一平は嘲笑った。



 取り敢えず寝台の中にパールを埋め、一平は考え込んだ。

 その目の端を何かが過ぎった。

(ん?…)

 小さなカニだった。この城は岩造りだが、小さな穴が無数に空いている。溶岩を利用して作られているからだ。その穴に、小さな生き物が住み着いているらしい。

(こいつから情報を掴めないだろうか?)

 ガラティスとて生きた人間。夜は眠るだろうし、起きていても用足しにくらいは足を運ぶだろう。何時間も四六時中こちらの様子を覗き見しているわけでもあるまい。その隙を掴めれば…。


 鉄の扉の外には衛兵。だが、騙して扉を開けさせる事は可能だ。それにこの世界には鍵と言うものがない。扉が開きさえすれば、衛兵の一人や二人片付けるのは造作もない。

 目隠しされて連行されたわけではないので、逃走経路も確保できている。欲しいのは向こうの隙だ。

 見張っているのはガラティスだけとは限らない。あの魔術省長官のドメスも当然目を光らせているだろう。その他にも…。

 その点は賭けだ。ほんの少しでいい。隙が欲しい。


 監視の目を逸らさせるために、こちらがするべき策も必要だ。目を背けたくなるようなえげつない行為をして呆れさせるか、見ていて眠くなるほど退屈な行為で油断を誘うか。

 だが、これは選択の余地がない。相手はパールなのだ。破廉恥なことなどできるはずがない。いや、それ以上に一平の許容範囲から外れる。やはり貝の肉に潜って微動だにせず、つまらない画面にして眠気を誘うしかない。


 甚だ心許ない案だが一平は実行に移すことにした。自分の服を脱いで寝台に潜り込み、そっとパールを起こす。

「パール、起きてくれ。そのままで、聞いて。オレの言うことがわかるか?」

「一平…ちゃん?」

 パールが眠たげに目を擦る。

「今は何も聞かず、オレの言う通りに行動してくれ。おまえの力を借りたい。カニと話をつけてもらいたいんだ」

「カニ…さん?」

「そう。部屋の隅にいる、小さなカニだ。おまえはあいつの言いたいことがわかるだろう?オレの言うことを通訳してくれ」

「できるかな?パールに。トリトニアに帰ってからそんなことしたことないのに」


 放浪の旅の間は、海人よりもその他の生物との関わりの方が多かった。捕食の対象となるためか、より小さいものの声は汲み取りにくくなるらしいが、リーフィシードラゴンとは話もできた。大きさとしてはそれほど差はないので可能であると一平は判断したのだ。

「できるさ。おまえなら」 

 敬愛する一平に太鼓判を押されて、パールは微笑む。

「うん….。やってみるね」

 ここがどこであるか、なぜ見知らぬ場所にいて、自分たちは何をしていたのか。それらに言及しないでくれたのには助かった。パールの一平への信頼には、一分の揺るぎもない。何も訊くなと言われれば素直に従う素地が実に自然に身についている。



「まず、あいつの棲家がどうなっているのかを尋ねてくれないか。どうやら岩に空いた穴をねぐらにしているようなんだが、それが奥へも続いているのかどうか、他の部屋へも移動できるのかどうかが知りたいんだ」

「うん。わかった」

 一平の依頼をパールはカニに向けて伝える。声は出さない。念力で話をしているのだろう。テレパシーの一種であるらしい。

「このお城は広いけど、どこでも自由自在だって。威張ってるよ、この子。…ここってお城なの?」

 カニから返答を得たパールが報告する。浮かんだ考えを思わず口にしたが、すぐにさっきの言葉を思い出し、いけない、というように口を押さえた。


「ああ。よその国の、な」仕方なし、障りのない程度に答えて一平は先を続けた。「偵察をしてくれるように頼んでくれないか?ここの王の居室へ行って、そこの人間が眠ったり用足しに立ったりして、今している監視作業を中断するようなことがあったらすぐ教えてくれるようにと。もちろんお礼はする」

(監視って?パールたちは見張られているの?)

 思ったが口には出さずに言われたことのみ伝える。そしてカニの返事を一平に伝える。

「お礼って何?って訊いてるよ」

「そうだな。何がいいのかな。望みのものがあれば言って欲しいんだが」 

 

 しばらく間があった。カニと少々混み入った話でもしているのだろう。やがて一平の方に顔を戻し、パールは言った。

「このカニさんね。結構おじいさんなのね。足も一本の半分欠けてるし、そこがちょっと痛いみたいなの。だからパールが痛み止めの施術をしてあげることにした。お礼はそれでいいって」

 なんと都合のいいことか!これもパールがいればこそ。彼女はオレに幸運を運んでくる。

 いつもそうだ。いつも、いつも。

(いける…!!)

 一平は密かに確信した。この目論見はうまくいく。

 一平は思わずパールの両肩を掴んで揺さぶった。

「よし、ありがとう。その線で頼む。ありがとう、パール」

 ひどく喜ぶ一平の明るい顔が嬉しくて、パールも気分がよい。

 早速カニに施術をしてお願いをするとカニは裸のふたりを揶揄してから務めを果たしに出て行った。



 カニに言われて初めて自分のなりに気がついたパールは急いで貝の肉を手繰り寄せてその中に潜り込んだ。いくら隣にいるのが子を成した相手の夫だと言っても、素肌を曝け出すのは恥ずかしい。

「…そういうこと、してたの?パールたち…」

「いや…」一平も僅かに頬を赤らめてもそもそと言った。「これから…しようかと…」

 なぜか物凄く恥ずかしくなりパールは頭まですっぽりと潜った。だが、何か思いついたらしくすぐに顔を出してくる。


「パールたち…見張られてるって、言わなかった?」

 人目のある所でする行為ではないのである。パールにしても。

 説明しなければならない。

 この状況を重いものとして捉えて欲しくなくて、さっきはわざと軽く言ってみたのだが、避けて通るのはどうしても不自然だ。しかし、うまく粉飾できるだろうか。一平は少しく真面目な顔になってパールに告げた。

「その通りだ。オレたちは見張られている。実は、おまえが気を失っている間にガラリアに囚われて攫われたんだ」

 これは嘘ではない。

「おまえには黙っていたが、実はおまえはガラリアにとって重大な鍵を握っているらしい。それが夫婦の営みの時におまえの額に現れる『徴』というもので。あいつらはそれが見たいのだ」


「徴?徴って何?」

 以前ガラティスに言われた言葉がパールの頭を過ぎる。

「わからん。だが確かにそれはある。オレは見たことがある。赤い痣のようなものでオレにはなんとも読み取れん」

「それって…バールにだけあるの?」

「そうらしい」

 パールは眉を顰めた。

「…嫌だな…」

 そんなもののせいで、よその国に囚われるなんて。

 ふと、前にも同じようなことを考えた気がして、パールは既視感に捉われた。

「安心しろ。今度はオレがついている。ガラリアの好きなようにはさせないさ」


 ついていながら最悪の事態になったことを、一平はおくびにも出さない。努めて平静に、明るく振る舞うよう心がけた。

「バール、攫われた実感ないんだけど」

「言ったろう?気を失っている間に攫われたって。ピピアナリウムを参詣した時に、おまえは倒れたんだ。急なことで慌てふためいている隙に、オレたちはガラリアの罠に嵌った。魔術でガラリアへと連れ去られたんだ」

「ふううん…」

 ピピアナリウムを参詣したことは覚えている。エメロード姫と共に。その後確か…。

 記憶が蘇ってパールは青ざめる。

「エメロードさま!エメロードさまは?」



「エメロード姫は一緒じゃない。攫われたのはオレたちだけだ」

 一平は断言する。

「だって、エメロードさま、黒い服の人に捕まって、刃物を突きつけられて…」

「そんな事実はない。おそらく、魘されて見た夢の記憶だろう」

「夢?でも…」

 妙にリアルな気がする。確か、パールはその刃先を見たのだ。すっと血の気が引いていくあの感覚をまざまざと思い出せるのに。

「おまえの熱は一時かなり高かった。ずっと魘されて色々とうわ言も言っていた。そのせいだよ、きっと」

 一平はパールを納得させようとする。落ち着いて見えてはいても、内心はいつばれるかとヒヤヒヤものだ。


「話を元に戻そう。おまえが眠っている間、オレは何度かガラティスと話をした。奴はオレたちをトリトニアへ帰す気はない。おまえの徴を見たら始末するか、場合によっては何らかの形で利用するつもりだ。だからオレたちは独力でここを出なければならない」

「うん…」

 それは大事だ。殺されるのは御免、ガラリアで働かされるのも本意ではない。利用とはおそらくレレスクのように癒しの力を求められるのだろう。ガラリアの人々が困っているのなら力になるのは吝かではないが、パールはまずトリトニアで人々のために尽くしたい。


「あのカニが朗報を持ってきたら、すぐにもここを出る。あの鉄の扉の向こうには衛兵がいる。そいつらをなんとか言いくるめて扉を開けさせ、無力化する。パールは服を着てオレについてこい。絶対に離れるな」

「うん…」

「それまでは…変な話だが、貝の肉の中にいよう。あいつらを出し抜いてやるんだ。よろしくやっていると見せかける」

「は…い…」

 パールの言葉遣いが変わった。緊張しているのだ。『よろしくやっているふりをする』などと一平が言うから。

 恥じらいながら神妙な返事をするパールを、一平は目を細めて見つめた。

「…おいで…」 

 いつもの台詞を言ってやる。パールが一番安心し、喜ぶ至福の言葉を。



 そして…。

 貝の肉の中に戻って、しばらくやり過ごすと件のカニが帰ってきた。

「『あっちも第三夫人と仲良くやってるよ』だって。一平ちゃん」

「そうか!」 

 即座に跳ね起き、身支度を整える。パールも同じだ。

 剣を手に扉へと進む。

「おい。腹が減った。何か食うものをくれ。それから、もう少し色っぽい服を持って来い。スケスケのやつを」

 外へ向かって声をかける。王女の徴を浮かび上がらせるために必要なものは何でも申し付けろと、ここへ来る道中言われていたからだ。


 衛兵が慌てて品物を取りに行く気配がした。好色王には日常茶飯事の事らしく、間をおかずに衛兵は戻ってきた。

 扉に備え付けの差し入れ口を開け、言われたものを差し出した。

 その手を素早く掴み、勢いよく引っ張り込む。

「うわっ‼︎」

 驚声をあげ、衛兵は扉に顔から激突する。差し出し口は狭く、どう足掻いても男ひとり通り抜けられるものではない。衝撃で目を回し、脳震盪を起こして後ろへひっくり返った。

「貴様、何を…」

 共にいたもう一人の衛兵が慌てて中を覗き込もうとしたところにパンチを繰り出して昏倒させた。

 幸いにも、見張りは二人だけだったらしい。一平は鉄の扉を難なく押し開け、室外に出た。

「悪く思うなよ…」

 のびた二人を一瞥し、パールの手をとって泳ぎ出した。




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