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DANDY〜笑顔〜  作者: kagari
11/18

タイトル未定2025/11/21 21:07

 精算を済ませた亮たちは、店の外に出た。マスターも一緒に外に出て、亮たちを見送る。

「マスター」

 亮は少し離れた場所に、マスターを連れ出した。

「今日は、弊社の協力ありがとうございました」

「お役に立てたでしょうか?」

「もちろんですわ。ごちそうさまでした、おやすみなさい」

 軽く頭を下げ歩き出そうとした亮は、不意に振り返った。

「意外でした」

「えっ?」

「下ネタが、お好きなんですね」

「えっ、ああ……やだなぁ、真に受けないで下さい。常連客の方ですよ。リップ・サービスです」

「サービス……私は、サービスなんていりません。マスターの本心が欲しいです」

 亮は、マスターをみつめながら言ったあと、マスター背を向け駆け出した。



 亮がちはるたちのもとに走って行くと、馬場が若菜の携帯番号を聞いていた。

「あんな風に女性客と話をするマスター、初めて見たな」

 携帯をズボンのポケットにしまいながら、馬場が言った。

「マスターって、あんな人だっけ?びっくりしたわ!」

 馬場の言葉にちはるは、同意した。

「リップサービスです。マスターが言うには」

 亮は、小さな声で言った。

「リップサービス……そうわかっていても、あんなマスターは見たくなかった」

 ちはるの言葉には、いつもの勢いがなかった。若菜は黙り込んだまま、亮の隣を歩いていた。



 若菜の携帯が鳴ったのは、若菜が家に着いて風呂から上がった時だった。若菜は慌てて携帯を手にした。着信画面には、見たことがない番号があった。若菜は不安になりながらも、通話ボタンを押して携帯を耳にあてた。

「……もしもし」

「もしもし、えっと。俺、水田菓子メーカーに勤める社員で。馬場さんと友光さんの後輩の……」

「ああ!」

 若菜は思い出したものの、名前がわからない。

「赤井です」

「赤井さん!」

 若菜にわかってもらえた赤井は、ほっと胸をなで下ろした。

「さっき馬場さんに、若菜ちゃん……水田さんの携帯番号を聞いたんだ」

 慌てて名前を言い直したので、若菜は思わず笑ってしまった。

「若菜で良いですよ」

「……ありがとう。明日、何か予定ある?」

「明日?特にないけど」

「じゃあ、遊びに行かない?」

 突然の赤井の誘いにとまどう若菜だったが、若菜は赤井の誘いにのった。

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