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月光
細い光 夜空に溢れて
青く染めた海と
波にふわり 浮かぶ姿から
揺れる涙色
心細く
澄んだ瞳
あの空の彼方
追いかけた先に
君が待っている
運命に似た
この気持ち
その瞳には
僕が映っている
微かな月明りの中
何も見えず 君の笑顔だけ
見続けているから
僕に映る君の姿から
気持ちが零れる
この思いは
君にさえも
伝えきれなくて
言葉だけが
空回っていて
僕のすべてを
見てほしい
胸の高まりを
君に伝えたい
輝く月明りの中
波間に揺られて
多通りつく先は
幾千万の星の中
僕だけの光
君だけの光
遮るものはないから
両手を広げて
待っていてほしい
僕の思い 伝えるから
蒼く輝くよ
僕の涙色
「愛してる」と叫ぶメロディー
唇 奏でる
月明りの中
優しさが光る
君の瞳にも