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妖し月

細くて寒い月の夜

今夜の着きも私を誘う

闇夜へ私を

私を誘う


澄んだ闇を臨む私と

澄んだ心を臨む月


私の月よ どこへ行く

私を置いて どこへ行く

私を残して どこへ行く

私の愛は どこへ行く

月への想い どこへ行く

月から光が あふれずに

月が闇へと 消えてゆく

月が雲に 消されてゆく

私の月よ 今どこに


妖艶に連れ去ろうと

流し目を持つ

かの光に魅入られる


妖しく囚われた 白い光の中で

それでも不安な気持ちにさせられる


現世は 時の調べと 砂の城

闇に蔓延る 仮の住処に

季節の流れ とかく速し

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